人数多めのキャンプ、最大の課題は……「ご飯」!
ちょうどお腹の空く昼頃、キャンプ場へチェックインするや車を降りた瞬間ダッシュで遊びに行ってしまう子供たち。まずは食事を取らせたい母。黙々と炭をおこす友人。そしてタープやテント設営に没頭する父。到着直後は、いつもこんな風に慌ただしいなぁと感じていたのですが……
焼き上手さんαで、あっさり解決!
ところが、我が家のキャンプアイテムにこの「焼き上手さんα」を迎えてからというものそれが劇的に改善!
恒例だった昼食までのドタバタ劇を何とかしたいとキャンパーのインスタを調べていたところ、たびたび出くわしたのが「焼き上手さんα」。
料理は焚き火メインで炭火焼き大好きという本格派(?)キャンパーも、一度使ったらその手軽さにすっかりはまってしまったというエピソードを知り、すぐさまホームセンターへひとっ走り。期待を込めて購入したところ……これが大当たりだったんです!
正直「キャンプにホットプレートなんている?」と長年思っていた筆者ですが、今や我が家のキャンプには欠かせない相棒に。
というわけで今回は、手間を減らしつつ美味しいキャンプ飯が食べたいという同じような方に向けて、救世主アイテム「焼き上手さんα」の魅力をお届けします!
イワタニ 焼き上手さんα ホワイト
イワタニ 焼き上手さんα ブラウン
なんてったてここがイチオシ!な「5つのポイント」
1:カセットガス式なのが手軽すぎる
野外クッキングをとにかく手軽にしたい場合、燃料がカセットガスというのは最大の魅力。火起こしも電源の確保も必要ないため、季節も場所も選ばず使える快適さと言ったら! 夏に汗だくになりながら火をおこす作業からも、これで開放されました。
言わずもがなガスを消耗すると何もできなくなってしまうので、予備の燃料は忘れずに持って行きましょう。
2:プレートが広い&いろいんなメニューが楽しめる
プレートの内寸は幅34.2×奥行26.8×深さ2.2cmとかなり広めで、餃子ならなんと一度に40個を並べられる大型サイズ! 適度に深さもあるので、水分の必要な蒸し焼きができるのも最高です。
メニュー的にも、できない料理は無いんじゃないかと思わせるほどの万能ぶり! プレートの大きさを利用して、アクアパッツァや分厚いステーキなどキャンプならではのダイナミックな料理に挑戦してみるのも良いですよね。
さらにプレートを外せばカセットコンロにもなるので、キャンプにこれ一台持って行けば鉄板料理と鍋料理の二本立ても可能!
ちなみに専用のたこ焼きプレートも(※別売り)。生地をホットケーキミックスに替えて具材をチョコやチーズにすれば、子供たちも大喜びのおやつになりますね!
イワタニ フッ素加工たこ焼きプレート
3:ガラス窓付きのフタも優秀!
蓋にはガラス窓があり、仕上がり具合を見ながら調理できるのも安心。蒸気で中の様子が見えづらくなることもありますが、そんなときはほんの一瞬だけ蓋をずらしましょう。水蒸気が飛んでクリアになりますよ。
蓋があることで蒸し料理や厚みのある食材にも早く火が通るので、上手に活用してくださいね。
じつは「焼き上手さんα」には、もう一つ便利な“窓”が! プレートを乗せた状態だと見えない火力もサイドの点火窓から覗けばしっかり確認できるので、火加減の調整もスムーズです。
4:プレート上に油が溜まりにくい
そして、「焼き上手さんαって本当に優秀」と感じる点がコレ。一見まっ平らなプレートで溝もないのですが、油がちゃんと端に流れていくんです! 実際に使ってみたときに初めて気が付きましたが、余分な油を落としながら焼けるのは、アラフォー的には嬉しいポイント。
5:汚れも落ちやすい
お湯が出なかったり洗剤が使いづらいキャンプ場では、鉄板のお手入れも大変ですよね。事実筆者がキャンプでホットプレートを使う気にならなかった理由のひとつもそれだったんですが、焼き上手さんαはフッ素コーティングのおかげかこびりつきもナシ。
洗うのもとても楽なんですが汚れをスッと落とすコツは後ほどご紹介するとして、ここからは絶賛愛用中の筆者ならではの使い方をお見せしていきます!
我が家流!焼き上手さんαの快適な使い方
キャンプでは手軽にお腹を満たせる大皿メニューを
メニューにはこだわりたいところですが、子供の食いつきを重視するなら鉄板はやっぱり焼きそば! あっという間にできますし、ソースの香ばしい匂いも手伝ってはやく遊びに行きたい子供たちを引き付けておけます(笑)。
外でなら「一緒に料理したい!」という子供のお手伝い欲が湧くことも。こんなとき焚き火のそばだと少々不安でも、ホットプレートならちゃんと見守っていれば安心。ちょっとくらいこぼしたって大丈夫。大きい鉄板で豪快に混ぜて一緒に楽しんでいます。
家では見た目も華やかなパーティーメニューを
家ではちょっと手の込んだパエリアやピラフを作ったりもしますが、この広いプレートが大活躍! 炊飯器で作るより食卓が華やかになって、手軽に豪華な食事を楽しめます。
ちょっとした注意点としては、炊飯するには鉄板が浅く米に対して水が適正量だと芯が残ることも。水加減は適正量の1.5倍で、『5分強火+20分弱火+蒸らし時間』で炊くと良いですよ。
餃子パーティーにも便利!
先ほど40個並べた餃子も、こんな風にカリっとジューシーに焼きあがりました。あえて皿に盛り付けしないで、鉄板のまま食卓に。熱々の餃子を最後までゆっくり楽しめますよ。
【洗うときのコツ】時間がたった汚れは“水で浮かせる”
汚れがつきにくい焼き上手さんαですが、寒い日のキャンプで使った後などは洗うまで放置してしまうとさすがにこびりついてしまうことも。
そんなときは、お水を少し垂らして沸騰させてから拭き取る! これでほとんどキレイになります。
しっかり洗うのは、家庭に持ち帰ってからでも大丈夫。水分を帯びた汚れさえ拭き取り、蓋をした状態で運べば他の道具を汚すこともないですよ。
収納はトランクカーゴボックスに
専用ケースがない焼き上手さんα。メーカーから販売されているものもありますが、我が家は50Lのトランクカーゴボックスに入れて持ち運んでいます。先に細々としたキッチンツールを収納し、その上に乗せれば隙間なくフィット。
キッチンペーパーや布巾など柔らかい素材なら鉄板を傷つけないので、蓋の中に収めてしまっても大丈夫ですよ。デッドスペースを活用した収納例として、ぜひ参考にしてみてくださいね!
トランクカーゴ ボックス 50L
アミカルシュラフ 焼き上手さんαケース
と、ここまで鼻息荒く絶賛してきたわけですが、実際使う上で知っておいたほうが良いことも。みなさんが快適な焼き上手さんαライフを送れるよう、そのあたりも正直にお伝えしておきます!
敢えて挙げるならここが惜しいかも……
概ねお気に入りの焼き上手さんαですが、常々ちょっとしたストレスも感じていました。それが、この自立しない蓋。狭いスペースを駆使しての野外料理ではどうにも蓋が場所を取ってしまい、「誰か蓋、ちょっと持ってて。」なんてことも、しょっちゅうです。
ところがそれを自作のグリップで「自立する蓋」にカスタマイズしてしまった愛用者さんを発見! 檜とシナベニヤを使って作ったそうで、グリップの風合いが真っ白なボディにとてもよく似合っていますね。これは真似してみたくなります!
こんな風に手をかけて愛用しているキャンパーも多い「焼き上手さんα」。この他にも、参考にしたいメニューや収納テクニックを見てみましょう。
焼き上手さんα愛用キャンパーのテクニック拝見!
メニューの幅は無限大
鉄板焼きしかできないわけじゃない! 「焼き上手さんα」愛用キャンパーのアイデアレシピで手軽に映えるキャンプ飯を作ってみませんか?
▼「焼き上手さんα」で作れるアイディアレシピはこちら!
こ、これぞまさにシンデレラフィット
正直収納と運搬方法が課題ではある焼き上手さんα。筆者はトランクカーゴを使っていますが、気持ちいいほどフィットするケースは他にもありますよ!
▼「焼き上手さんα」のケースにピッタリのアイテムはこちら!
家でもキャンプでも万能すぎ。「焼き上手さんα」はもう手放せない!
場所を選ばずどこでも使えて作れるメニューの幅も広い「焼き上手さんα」は、まさに万能ホットプレート。カラーもホワイトとブラウンがあり、一見シンプルだけどスタイリッシュな雰囲気でどんなキャンプスタイルにも合いますよ。
一度使ったら手放せなくなる痛快すぎる快適さ、みなさんもぜひ味わってみてください!
イワタニ 焼き上手さんα ホワイト
イワタニ 焼き上手さんα ブラウン