炭火や焚き火で楽しむための角型土鍋って?
寒い季節のキャンプ飯といえば、やっぱり“おでん”。お皿に盛り付けた料理と違ってすぐに冷めることはないし、長い時間火にかけていても煮すぎてしまうことがないので、冬キャンプにはうってつけです。
そんな“おでん”にフォーカスした新製品が登場! その名も「仕切おでん土鍋」。毎年、ユニークで実用的な製品を数多く発表しているロゴスの最新アイテムです。
ロゴスの新製品「仕切おでん土鍋」は、なんと炭火&焚き火用の土鍋。しかも仕切りがついているから、片方でおでん、もう片方で熱燗をつけるなんてこともできちゃうということ。
今回は、この新アイテムについて魅力を深掘りしてご紹介します!
おでん鍋?土鍋?「仕切おでん土鍋」ってどんなもの?
まずは、一体どんなアイテムなのか、そのディテールをレポートしていきましょう!
仕切があるから2種類のメニューを同時に作れる
おでん鍋といえば、大きな四角い鍋に取り外し式の仕切りが入っているタイプが一般的ですが、この「仕切おでん土鍋」は、鍋が完全に仕切られている“2色鍋”タイプ。だから、2つのメニューを同時に作ることができるのです。
大人は辛い「キムチ鍋」、子どもには甘口の「豆乳鍋」という作り分けができたり、鍋のシメにおじやとラーメンの両方が食べたい! なんてワガママにも応えられます。
土鍋だから蓄熱性高い
土鍋は金属鍋と違って遠赤外線でじっくりと加熱するので、食材の旨味を引き出してくれます。また蓄熱性も高いので、火から外してもすぐに冷めることはありません。アウトドアの鍋料理には最適ですね。
しかし落とすと簡単に割れてしまうので、炊事場で洗ったりする場合には、十分注意しましょう。
フタはまな板にもなる便利グッズ
付属のフタは味わい深い、厚さ約2cmの木製。断熱性が高く、適度に湿気を吸ってくれるので、鍋料理にはぴったりです。
裏返せば、まな板としても使用が可能。食材を切ったその場で鍋に入れられるのは便利ですね。
ズレ防止ストッパーでピラミッドにぴったりフィット
同ブランドの焚き火台「LOGOS theピラミッドTAKIBI」シリーズや、BBQグリル「チューブラルグリル」シリーズにぴったりとフィットするオリジナル底面設計。焚き火台やグリルのゴトクにしっかりと収まるので、ズレることなく安心して使えます。
ただし「LOGOS theピラミッドTAKIBI」や「チューブラルグリル」にフィットするように作られた独特な形状なので、他社製の焚き火台などに使用する際は、ズレたり、ガタつきがないかどうかをきちんと確認する必要がありそうです。
今回使用した焚き火台は「LOGOS theピラミッドTAKIBI XL」。しっかり収まっていてズレることはありません。
取っ手は持ちやすい仕様に
持ち運ぶための取っ手が左右についています。一見、小振りだし滑りやすそうな気もしますが、そんな心配は無用。裏側がくぼんでいるので指かがかりやすく、とても持ちやすい形状です。
ただし鍋の重量は約4.5kg、料理が入るとさらに重くなるので、持ち運ぶことがある場合は作りすぎに注意しましょう。
ロゴス 仕切おでん土鍋 (木葢付)
LOGOS the ピラミッドTAKIBI XL
さっそく料理を作ってみよう!
それでは、おでん鍋でもあり土鍋でもある「仕切おでん土鍋」を存分に楽しんでみます!
酒好きだったらもちろん「おでん+熱燗」!
薪でも木炭でも調理はできますが、おすすめは「エコココロゴス・ラウンドストーブ2」。ライターひとつで着火ができて、1個で40~60分間安定して燃え続けるので、難しい火力調節も必要ありません。
そして、酒好きだったらやってみたい「おでん+熱燗」の組み合わせに挑戦です! 片方におでん、もう片方に徳利とちろりを入れて熱燗を作ってみました。見ているだけでワクワクしてきますね。
今回はおでん3人前を作ってみました。お鍋一杯にできてしまうかと思いましたが、かなり余裕です。ただし作りすぎると重くなってしまうし、吹きこぼれてしまう心配もあるので、8分目くらいにしておくほうがよさそうです。
ちなみにお鍋の容量は、片側で約3.4L。普通の土鍋で言ったら、直径30cm前後の9~10号サイズといったところです。4~6人向きのサイズなので、かなり大きめです。
徳利のサイズにもよりますが、1合徳利なら4~5本は入りそうです。グループでお酒を飲む場合でも、たっぷり作れるので熱燗を切らしてしまう心配はありませんね。
土鍋といえば土鍋ご飯!炊飯にも挑戦!
「仕切おでん土鍋」という名前なので、おでんばかりに注目してしまいますが、これはれっきとした土鍋です。そして土鍋といえば“土鍋ご飯”。というわけで、ご飯を炊いてみましょう!
まず1時間ほど浸水させたお米を片方の鍋に入れ、お米の1.1倍の水を入れます。今回はお米2合に水400mlを入れています。
もう片方の鍋には、水を入れてお湯を沸かします。空焚きすると土鍋がヒビ割れてしまうので、それを防止する意味もありますが、今回はレトルトカレーを温めます!
そして15分加熱します。15分たったらフタを開けて、ご飯の様子を確認。まだ水気が残っていたら、もう数分加熱します。
ご飯を炊き始めて10分ぐらいたったら、レトルトカレーをお湯に入れます。こちらは温まっていればOKなので、入れるタイミングはそんなにシビアではありません。
ご飯が炊けたら火から下ろし、10分ほど蒸らします。
蒸らしが終わればご飯の完成! おっ、しっかりと炊けています!
おこげができているかなぁ~と期待を込めてご飯を返してみたら……残念! おこげはできていませんでした。もう少し火にかけておけばよかったかな?
土鍋ご飯のカレー、見事に完成です! 少々ご飯に芯が残ってしまいましたが、とってもおいしくできました。
使ってみて気になるポイントは?
熱燗をするとフタができない
おでんを作りながら同時にお酒を温めようとすると、徳利が干渉してフタが閉められないという事態が……。十分におでんが温まってから、フタを外してお酒を温めたほうがよさそうです。
もし、おでんにだけフタをしたいと思ったら、小さな取って付きのまな板が片側用のフタになるかも? 熱燗を楽しみたい人は、準備しておいてもいいかもしれませんね。
パッケージの箱は残しておこう
もうひとつ注意しておきたいことは、この「仕切おでん土鍋」には収納ケースが付属していないということ。なので、パッケージの箱は残しておき、収納ケース代わりに使うといいでしょう。これなら持ち運びも楽にできます。
想像力が膨らむ不思議な土鍋
初めて見たときは、正直「どうやって使えばいいんだろう?」と思ったけれど、使い始めてみると、いろんなことに挑戦したくなってくる不思議な土鍋でした。
「すき焼き+しゃぶしゃぶ」とか「炊き込みご飯+味噌汁」、「ご飯+牛丼の具」なんて組み合わせもチャレンジしてみたいですね!
ロゴス 仕切おでん土鍋 (木葢付)