ダッチオーブンってどんな鍋?


そんなダッチオーブンですが、実にさまざまなメーカーから販売されています。そのため種類が多すぎて「どれを選べばいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
まずはダッチオーブンの選び方についてご紹介したいと思います。
ダッチオーブンの選び方
① 素材をみよう
鋳鉄製:
水分や塩分がサビを促進させるため、使用後のメンテナンスは必須。またヒートショック(高温で熱せられた状態に、水を投入することで急激な温度低下をもたらすこと)に弱く、場合によってはダッチオーブンが割れてしまう恐れも。
ステンレス製:

しかも軽量なので持ち運びもしやすく、最も扱いやすいダッチオーブンといえます。値段はそれなりにしますが、手間をかけたくない方にはステンレス製がおすすめ!
黒皮鉄板製:

カーボン製:

ダクタイル鋳鉄製:

ただし取り扱っているメーカーが少ないため、少しばかり値が張ります。

② 家庭でも使う?それともキャンプのみ?使用する環境を考えよう
ダッチオーブンはタイプによって、アウトドアのみで使用できるもの、家庭のコンロやIHでも使用可能なものがあります。家庭で使用するなら:
IHで使うなら、なべ底に脚がないフラットなタイプがおすすめ。またダッチオーブンは重量があるので、サイズにも考慮が必要です。
アウトドアで使用するなら:
炭火で鍋の上下から加熱できることが、ダッチオーブン最大のメリット。鍋の上に炭をのせやすいようにフタに枠が着いているタイプがおすすめです。
続いては、キャンパーからの支持が熱い、人気のダッチオーブンをご紹介します!
おすすめダッチオーブン5選
アウトドアで使うスタンダートなサイズ(3~4人向け)12インチのおすすめダッチオーブンをご紹介します。ロッジ ロジック キャンプオーヴン 12インチ Deep
脚付きの鋳鉄製ダッチオーブン。フタには炭を乗せられるようふちが付いており、上下加熱も可能です。通常の12インチモデルより少し深めな作りのため、鶏の丸焼きもできるサイズ。シーズニング済み。●深さ:12.5cm
●重量:8.72kg
●材質:鋳鉄
若鶏一羽をそのままロースト、中華粥にするときに、鶏の背中が蓋に付くことなく調理可能です。特に蓋の上に炭をのせた場合には、ロッジの12インチDOでは鶏との背中の皮が蓋に焦げ付きますが、それがこの12インチディープDOではなくなります。
出典: Amazon
SOTO(新富士バーナー) ステンレスダッチオーブン12インチ
ダッチオーブンの中で、もっとも扱いやすいステンレス製。シーズニングや使用後のお手入れ不要で、洗剤洗いも可能。手間をかけたくない方におすすめ。●内側サイズ:内径30.6×深さ13cm
●重量:7.0kg
●材質:ステンレス
ユニフレーム ダッチオーブンスーパーディープ 12インチ
黒皮鉄板製のダッチオーブン。洗剤・金たわしで洗えるほか、鋳鉄製よりもサビにくいのが特徴です。シーズニングは必要ですが、普段は洗剤で洗って乾かした後、油を塗るだけのお手入れでOK。●重量:約8.8kg
●材質:黒皮鉄板
家族5人のキャンプ&自宅バーベキューのために12インチを購入。サイズは8インチと迷いましたが、2、3名の来客にも対応でき、これにして良かったです。
出典: Amazon
ロゴス プレミアム カーボンダッチオーブン
遠赤外線放射量が最大といわれる、カーボン素材を採用しています。そのカーボンで食材を包んで調理すれば、ご飯が美味しく炊けるほか、お肉や料理も美味しく仕上がります。●内寸:直径23.5(21.3)×深さ11.5cm
●重量:5.2kg
●材質:[鍋・蓋天板]カーボン
スノーピーク 和鉄ダッチオーブン26
燕三条地区の鋳物成型技術を採用した、薄くて丈夫なダクタイル鋳鉄のダッチオーブン。軽いので取扱いもラク、足無しタイプなのでIH利用も可能です。スキレット(フライパンのようなもの)付なので、組合せ次第で料理の幅もぐんと広がります。●重量:7.6kg
●材質:ダクタイル鋳鉄
お釜のイメージが強いので、ご飯を炊いて見ました、期待通り、美味しく炊けました。お薦めします。
出典: Amazon
調理法別レシピ8選
焼く・ロースト・煮る・炊く・燻す・炒める・揚げる・蒸すとほぼすべての料理に対応できる万能鍋、ダッチオーブン。それぞれの用法のおすすめレシピを紹介します。1.焼く「焼きリンゴ」

りんごの芯をくりぬいて、レーズンを詰めてバターでフタをし、グラニュー糖、ラム酒、シナモンをふりかけます。ダッチオーブンで40分ほどじっくり上下から火を通せば完成です。レシピの詳細はこちら。
2.ロースト「ローストチキン」

鶏もも肉にフォークなどで両面に細かく穴をあけ塩こしょうをよくすり込んだ後、にんにく、ローズマリー、オリーブオイルとともにビニール袋などに入れて味をしみ込ませます。その後ダッチオーブンに野菜を敷きつめ、にんにく、ローズマリーとともに鶏肉をのせ、約20分ほどでできあがりです。レシピの詳細はこちら。
3.煮る 「豚肉のやわらか煮」

プレヒートさせたダッチオーブンに、豚肉をのせて中火で30分。その間に昆布だし、醤油、酒でだし汁を作ります。
30分経ったら、だし汁にネギ、生姜、にんにくを投入。さらにお肉を柔らかくしてくれるオレンジを入れると、より美味しく仕上がります。あとは90分ほど煮込み続けるだけ。レシピの詳細はこちら。
4.炊く 「鶏肉とキノコの炊き込みごはん」

米はといでザルに上げ水気をきっておきます。次に鍋にAを煮立てて、切った具材(きのこ類、鶏もも、油揚げ)を煮込み、米と具・煮汁と水をあわせて3カップ分にして鍋に入れ、中火にかけます。沸騰してきたら弱火にして10~11分加熱した後、火を止めて5~10分蒸らせばできあがり。レシピの詳細はこちら。
5.燻す 「おつまみスモーク」

ダッチオーブンにアルミホイルを敷きウッドチップを入れて強火にかけ、煙が出てきたら網の上に食材を並べます。蓋と本体の間に割り箸などをはさんで蓋をし、弱火にして色加減を見ながら5~10分加熱するだけで、美味しいスモークのできあがり。レシピの詳細はこちら。
6.炒める 「ベイクドポテトのベーコン炒め」

予熱したダッチオーブンに洗ったじゃがいもを水気をつけたまま入れて蓋をし、弱火で10分加熱し取り出してくし型に切ります。
次にバターとにんにくを入れて弱火で加熱し、香りが出てきたら中火にしてじゃがいもとベーコンを入れて炒め、砂糖、塩、こしょう、醤油の順で加え、表面に照りが出るように炒め合わせたら完成です。レシピの詳細はこちら。
7.揚げる 「パリパリ唐揚げ」

鶏もも肉を食べやすい大きさに切り、下味用の調味料をもみ込んで1時間程漬けておきます。ダッチオーブンには2㎝ほどの油を入れ、180度に温め、肉に衣をつけて蓋をし5分加熱後、ひっくり返しカラッと揚がったら完成です。少量の油でも外はカリッと、中はふんわりできあがりますよ。レシピの詳細はこちら。
8.蒸す 「野菜のダッチオーブン蒸し」

ダッチオーブンに野菜を並べて塩とクミンシードをふり、水大さじ2を入れて蓋をします。中火にかけ、シューッと音がしてきたら弱火にして5~7分加熱し、火を消してバターを入れ全体を混ぜ合わせてできあがり!クミンシードをガーリックやローズマリーに変えてもおいしいです! レシピの詳細はこちら。
ダッチオーブンで広がるキャンプ料理

魔法のお鍋ダッチオーブンで、キャンプの食事がよりワイルドで楽しくなること間違いナシです!
In Dutch Oven, A Good Cuisine!
得意料理は、ダッチオーブンで!
紹介されたアイテム



