「キャンプ飯何作ろう……」を解決!
こんにちは、簡単キャンプ飯を日々研究しているマツです。僕が料理を作る上で心がけている「キャンプ飯の4ヶ条」があります。それは……
その1:時間、お金をかけない
というわけで、誰でも手軽に作れるキャンプ飯レシピをご紹介します。レシピにお悩みの方の参考になれば嬉しいです!
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第7回はFORE WINDS「ミニダッチオーブン」レシピ
実は最近、ずっと気になっていたイワタニ FORE WINDS(フォアウィンズ)シリーズの「ミニダッチオーブン」を購入!
今回はこれを使った、簡単に作れておいしいレシピを紹介させていただくのですが……。その前にサクっと、このアイテムの魅力をご紹介しておきます。
とにかく使い勝手抜群!
このアイテムはカセットこんろ専用ミニダッチオーブンなのですが、そのおかげでアルミ製で1210gと軽量。
サイズも20.5×16.3×10cmとコンパクトで、一般的なダッチオーブンに比べて、断然持ち運びやすいんです!
熱伝導率が高くて鉄製ダッチオーブンよりも早く温まり、調理時間が短いのも魅力です。さびつかないので、鍋に残った料理を一晩そのままにして朝温め直すのもOK。
さらに、内側はフッ素樹脂加工でお手入れも楽ちん! しかも、付属のハンドルは反対側がシリコン製のヘラになっており、こびり付き汚れも簡単に取れます。
あとは「エコキャンプクリーナー」などで拭き取ればOK。洗い物が辛い冬キャンプでは、特に助かります。
そして底面には溝があり、カセットコンロに安定して置ける安心設計に。これは本体だけでなく、スキレットとして使える蓋にも共通しています。
※FOR WINDS製品とイワタニカセットフーシリーズのカセットこんろ専用商品とのこと。焚き火などの直火や蓋に炭や熾火を乗せる調理には対応していないようなので、注意が必要です。
スタッキングしやすいスクエア型
スクエア形で収納時のデッドスペースが少ないのもありがたい。小さなギアコンテナ感覚で、中にさまざまなアイテムをスタッキングできるんです。
ちなみに筆者は、シングルバーナーとカトラリーを収納。食パンなど、潰れると困る食材を持ち運ぶのにも重宝しています。
FORE WINDS ミニダッチオーブン
サイズ | (幅)205×(奥行)163×(高)100mm |
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プレート厚み | スリット部分/3mm、他部分/6mm |
重量 | 約1210g |
満水容量 | 本体/1.45L、蓋/0.6L |
材質 | 本体・蓋/アルミニウム合金(底板厚3mm)、ハンドル/スチール・シリコーン樹脂(耐熱温度230℃/耐冷温度-20℃) |
塗装 | 内面/フッ素樹脂加工、外面/焼付塗装 |
注意事項 | ・“へら”は調理時に使用しないでください。 ・FOREWINDS製品(一部の機種は除く)とイワタニカセットフーシリーズ(一部の機種は除く)のカセットこんろ専用商品です。 |
「ミニダッチオーブン」ソロレシピ3選
それではいよいよ、ミニダッチオーブンを使った、簡単に作れておいしいレシピをご紹介していきます!
その1. 「クリームシチュー&トースト」
まずは、深型の本体でクリームシチューを作り、蓋でトーストを焼く「シチュー&パン」のセットメニュー!
ミニダッチオーブンの中に食パンを入れて行けば、潰れる心配もなく一石二鳥のメニューです。
まずは、本体でシチューを作ります。
スーパーやコンビニなどで買える「カレー・シチューの具」など使えば、カットされて火の通ったじゃがいも・人参・玉ねぎがセットになっているから楽で生ゴミもナシ!
鳥モモ肉も、一口大にカットされたタイプを使えば包丁&まな板いらずで完結。お肉に火が通ったら、市販のクリームシチューのルーを溶かしてできあがり。
お次はトーストを。食パンがピッタリはまるのが気持ちいい。カセットコンロが2つあれば同時調理が可能で、さらに調理時間を短縮できます。
外側カリッと中はふんわりのトーストが焼けたら、後はクリームシチューにダンクして食すのみ。両者の相性は言うまでもありませんね……!
その2.「鴨南蛮風おそば」
続いては「鴨南蛮風おそば」にトライ! 鴨ではなく、お手軽な鳥モモ肉とネギを使った簡単レシピです。
まずは、蓋の方で一口大の鳥モモ肉とネギをこんがり焼き目が付いて中まで火が通るよう中火でじっくり炒めます。
続いて本体でお出汁を沸かして、おそばを茹でます。
このレシピも、カセットコンロが2口あると鳥モモ肉とネギを炒めている間に本体でお出汁を温められるので時短に。
おそばが茹でられたら、先ほど炒めた鳥モモ肉とネギを上に乗っけて完成!
ミニダッチオーブンのサイズ感がソロにピッタリなので、器に移す必要もなく、鍋から直接食べられるのもうれしいポイントです。
その3. ダッチオーブン王道レシピにトライ
最後はダッチオーブンの定番メニュー「ローストビーフ」にトライ! 今回は約150gの牛モモ肉を使用します。
まずは、蓋で牛モモブロックの表面全体に焼き色をつけます。(中まで火は通さず、あくまで表面だけ)
牛モモブロックの表面に焼き色が付いたら、今度は深型の本体に底上げ網を敷いた上に置きます。
あとは蓋をして弱火でトータル20分ほど加熱します。(10分ほどで肉の上下をひっくり返す)20分経ったら火を止めて、さらに10分ほど放置すれば……。
できあがりはこの通り! 中はうすピンク色でジューシー、理想的なローストビーフが完成。 チューブにんにく+しょうゆでいただくのが手軽でオススメです。
蓋に炭や熾火を乗せたり、一般的なダッチオーブン同様の天火調理はできない「ミニダッチオーブン」。
ですが熱伝導率が高いので、蓋を温めておいたり食材の上下をひっくり返すなど、工夫次第でオーブン調理も可能なポテンシャルの高い調理ギアだと実感しました。
ソロキャン飯にピッタリの万能クッカー!
いかがでしたか? FOREWINDS「ミニダッチオーブン」は本当に便利で使い勝手のいい万能調理ギアだと思います!
蓋をフライパンとしても使えるので一石二鳥。別でフライパンを持って行かなくてもいいので荷物も減ります。ということで、筆者おすすめのミニダッチオーブンレシピの紹介でした! 次回も乞うご期待を。