【もはやアウトドアのテーマパーク】ドイツの巨大アウトドアショップに行って発見した6つのこと

2019/07/20 更新

ISPOの取材を目的に行ったヨーロッパ遠征。しかし、実はドイツ・ミュンヘンには大型のアウトドアショップがあることを発見!イベント期間中にそのお店へ立ち寄り、新しい発見がいくつかあったのでその模様をご紹介します。


アイキャッチ・記事中画像撮影:千葉 沙恵子

ISPO期間中に、ドイツの巨大アウトドアショップへ行ってみた


6月30日〜7月3日にわたって、ドイツ・ミュンヘンにて開催されたヨーロッパ最大級のアウトドア展示会「ISPO」。こちらで見つけたおもしろいテントと斬新なアイテムは、以前に記事で紹介しました。


そんななか、ミュンヘンにある“おもしろい”アウトドアショップのことを聞いた筆者は、急いで直行! 入った瞬間のインパクトたるや、「これは1日中いても飽きない……!」と感じるほど興味深いところが多くありました。

ましてやここは、世界的に有名な都市のなかでも繁華街に近い場所。そんな都会にある、アウトドアショップとはいったいどんなところなのか、恐る恐るドアを開けてみると、そこに広がっていたのは……!?


まさにテーマパーク!ドイツのショップは規模の品揃えもケタ違い


今回訪れたのは、ドイツの総合アウトドアショップ「Globetrotter(グローブトロッター)」。ドイツに14店舗、スイスに1店舗あり、アウトレットやアクティビティ専門店などいろんなカタチで展開しています。


中でもミュンヘン店は地下1階、地上3階建ての大型物件で、中央が吹き抜けになった巨大ショッピングセンターのような規模! ラインナップはアウトドアウエアに始まり、登山などで使える小さいギア類からキャンプで使える大物、ボルダリングやクライミングで使う専用ギア類など、書籍まで幅広いアイテムが並んでいました。


また、地下には特大プールが用意されていて、定時になると中央の噴水が天井に届くまで高く吹き上げるサプライズ付き! これなら子どもも初めてきた人も興奮しますよね。筆者も興奮して2度見してしまいました。こちらの詳しい説明は後述します。

お店を巡って「ここが日本と違う!」と感じた6つの発見とアイテム

お店を巡っていて、日本のアウトドアショップと「ここが違う!」と感じたことを紹介します。

発見①:フェールラーベンのブースがとにかく広い


店内の各コーナーで目を引いたのが、ヨーロッパ発のブランドが大々的に展開されているところ。特に、フェールラーベンのブースが他のブランドと比べて特段広いことに気づきました。

ウエアコーナーがある2階へ上がると目の前に広々とポップアップが展開!


フェールラーベンといえば、ポリエステル65%とコットン35%の生地にグリーンランドワックスを含浸させた「G-1000」が人気。お店にはこの素材を採用し、膝上から脚部を取り外せるパンツ「Abisko Lite Trekking Zip Off Trousers」を中心に陳列していました。


また1階では、同ブランドの代名詞「カンケンバッグ」がサイズ・カラーともに豊富に置いていました。実はこのバッグ、スウェーデンのスクールバッグとして採用しているところもあるんだとか!

それもあってか、ラックには品切れになっている箇所もちらほら。それだけ親しまれているんですね。

発見②:ギアコーナーではプリムスが精力的に展開


ウエアではフェールラーベンが大きく展開していましたが、ギアのコーナーではプリムスが1階中央のギアコーナーにポップアップを設けて広く展示していました。豆知識ですが、プリムスという単語はラテン語で「首位、一位」という意味があることをご存知でしたか?


ポップアップではガスランタンやクッカー、調理器具など主力製品がメイン。個人的には、日本ではまだ発売されていない分離型の広口ストーブ「グラビティⅢ」が気になりました。また本国では、ガス缶はイエローではなくレッドというところも新しい発見!

発見③:テントやタープは最上階の奥のほうに…


気になるテントやタープはというと、なんと最上階のあまり目立たないスペースにいくつか展示されている程度。これはちょっと残念でしたね……。

ですが、展示してあるテントは日本未発売のものも多く、ワクワクしながら物色してしまったのですが(笑)。


テントの扱いについては理由があり、ヨーロッパのアウトドアスタイルがテント中心ではないことが挙げられます。キャンピングカーや牽引カーでキャンプ場へ行って過ごす人が多く、テントやタープを張る人はあまりいないのが現状。

それもあり、テントはあまり注目をされていないんです。事実、テントコーナーを見る人は少数でした。


日本とヨーロッパのアウトドア事情の違いが、ここでも明確に理解できました。そんななかでも、ドイツのアウトドアブランド・ファウデが販売する「チャペルL XT 3P」(写真手前のテント)という広前室のコンパクト2ルームテントは日本にはない面白いデザインでしたよ!


発見④:人気コーナーのひとつはザックコーナー


たくさんある商品の中でも、お客さんが特に集まっていたところがありました。それは、「ザックコーナー」と「寝具コーナー」です。


まずザックコーナーは、街中で使えるデイパックから、縦走や長期間の旅行でも使えそうな大型ザックまで幅広く陳列。

家族やカップルなど数人で来ていたのが印象的でした。夏休みやこれからの旅行で使うザックを調べに来ていたのでしょう。


売り場を見ていて試着する人が多かったのは、ドイツのバックパックメーカー・ドイター。こちらの「エアコンタクト」シリーズは男女ともにバリエーションが豊富で、オープンセル フォームテクノロジーによる高い背面通気性を実現したモデルです。

テント泊縦走や長期旅行にもピッタリとのことで、カップルで揃えて購入している人もいました。

発見⑤:人気コーナーのふたつ目は寝具コーナー


次に寝具コーナーは、夏向けのライト系から真冬のヘビー系までの豊富な寝袋が。取扱いは、バックパックと同様のメーカーが多い印象。ドイターやノースフェイスが置かれており、モンベル、ナンガ、イスカ、その他キャンプ系メーカーが中心にラインナップされている日本との違いを強く感じました。

マットはインフレータブルやエアタイプ、ヨガマット並みの薄いタイプまで幅広く陳列されていましたよ。


マットに関しては、サーマレストの「プロライト」シリーズや「トレイルプロ」シリーズといったエアタイプが断然人気。この物量を見れば、この時期に多くの人が買っていくことがわかりますね! その他にも、8cm厚の肉厚マットも多く展開しています。

発見⑥:グローブトロッターのハウス(オリジナル)ブランドも展開


最後の発見としては、ヨーロッパでもお店オリジナルのブランドがあるということ。それがこの「FRILUFTS(フリールフトゥ)」! 価格帯は良心的で、フィールドで使えるくらいの一般的な品質であるとスタッフさんは話していました。


驚いたのはその品揃え。寝袋からマット、チェアやテーブルといったキャンプ用品、バッグ、ウエアなどアウトドア関連用品のほぼ全てをマーク! オリジナルとはいえ、ここまで豊富に揃えているのは他にないでしょう。

どのカテゴリーにも体験・体感できる“本格機械”を設置


最後に筆者が気になったのは、ここグローブトロッター特有なサービスかと思われますが、アイテムを実際に体験できる設備があること。しかも、ただ着る・使うという単純なものだけでなく、防水性や保温性といった機能を確かめることができる本格的なものなんです!


こちらは撥水性や防水性を体験できるシャワー室。奥のガラス部屋に入り、上から降る水を浴びて実際にその機能を体で感じることができます。

レインブーツも用意されていて、その本気度が伺えますね……。


こちらは冷暖房室。この部屋に入り、実際に高温の環境や寒冷の環境の体験しながらアイテムの性能を見ることができます。アウトドアウエアのコーナーにあったので、ダウンや中綿といった冬向けアウターの体験ができるのでしょう。


そして、お店の地下にはカヤックやボードを体験できる特大プールが用意されています(しかも流れを起こす装置付き)。

ヨーロッパのキャンパーは、キャンプ中に湖へ出かけてウォーターアクティビティを楽しむ人もいるため、ここでの体験はお店にとっても大事なコーナー。しかし、こんなスペースを設けているのは日本ではほぼないですよね……。

グローブトロッターがどんなお店か知りたい人は、こちらのオフィシャルページを見てみてくださいね!

ヨーロッパへ行ったらぜひお立ち寄りを!


ネットが普及してお店で購入することが減ってきている昨今。しかし、サイズや重量は実際に見たり触れてみたりしないとわからないことが多く、それができる実店舗は頼もしい存在。

また、日本のお店と海外のお店では品揃えもトレンドも異なり、新しい発見が数多くありました。もし海外旅行をする際には、ぜひ実店舗に寄ってその違いを比較してみてはいかがですか?

小川 迪裕の記事はこちら


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小川 迪裕

フリーランスライター・編集者。WEBや雑誌の執筆を主な活動とし、タブロイドやイベント冊子の製作も担当。最近はもっぱらキャンプとウイスキーに夢中。

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