ドイツで開催!世界最大級のアウトドア展示会へ行ってきた
ヨーロッパ最大級のアウトドア展示会「ISPO(Internationale Fachmesse für Sportartikel und Sportmode)」が、6月30日〜7月3日の4日間にわたって開催! 今回はフリードリヒスハーフェンからミュンヘンへ場所を移し、「Outdoor by ISPO」という名称に変更して世界中から多くの業界人が集結しました。
筆者もこの展示会に潜入! 会場全体の様子から今回を通して見えた傾向、そして気になったテントについてお伝えします。
ISPOから見えた、ヨーロッパのアウトドア事情と傾向とは?
同イベントが行われたのは、ドイツの総合展示会場「メッセミュンヘン」。全12ホールのうち9のホールを使い、登山やロッククライミング、ハイキング、キャンプ、ウォータースポーツなど幅広いアウトドアのカテゴリーに分かれていました。
そして、今回のイベント全体を通して見えたことは大きく3つあります。
その①:文化の違い?キャンプ関連のブースサイズの違い
Outdoor by ISPO全体を見て感じたのは、9のホールのうちキャンプ関連に特化したホールは1つ(写真の「C4」)のみで、キャンプ熱の違いがわかりました。
人気ブランドの単独ブームはありましたが、そこもキャンプ関連のアイテムは少ない印象。これはヨーロッパのアウトドア事情と深い関係があるみたいです。
というのも、ヨーロッパではロッククライミングや登山、カヤックなど体を動かしてアウトドアを楽しむ人が多く、キャンプはキャンピングカーや牽引カーで施設に行って過ごすだけ。それもあってキャンプ関連のブースが小さかったのでは? と感じました。
その②:小型のドームテントやトンネルタイプ、2ルーム構造がほとんど
小規模と言っても、日本にはないようなサイズ感の、大規模なブースサイズであることには変わりません!
キャンプ関連のブースをよく見ると、ファミリーテントのカテゴリーではトンネル型テントの数が圧倒的に多く、内部構造は寝室とリビングが一体化した2ルーム構造がほとんどを占めていました。
一方で、日本で人気のワンポールタイプやタープはほぼなし。キャンプスタイルが異なるとここまで明確に展示する種類も違うのか、と驚き!
その③:最新テクノロジーやトレンドの生地を積極的に採用
素材面を見ると、ヨーロッパのテント生地は、30,000mmを超える高耐水性の生地やシリコン処理で接着した強力な生地、X-PAC生地などが見られました。
日本ではTC生地やコットン生地を使ったテントが人気を集めており、焚き火に強い難燃性素材に注目が集まっています。こちらも日本とヨーロッパの違いと言えますね。
会場で発見した「これ来る!」と思ったテント10選
日本とは全く異なったキャンプ市場のヨーロッパですが、アウトドア先進国であることは言わずもがな。
今後日本でトレンドになったり、注目を浴びそうなテントも見られましたよ! 今回は、数ある中から10のテントを紹介します。