子供を危険からどう守る?安心・安全なキャンプのための「10の教訓」

2019/04/18 更新

子供に安全にアウトドア体験をしてもらう上で、危機管理は欠かせません。でも、先回りをして制限ばかりしていては、成長も楽しさも半減。自然を通して子供を自発的に成長させるために、保護者として心得ておくべきこととは?まずはこの10項目の実践を目指しましょう!


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子供とのキャンプは、いつも以上に注意が必要

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子供と一緒のキャンプの場合、安全対策はより重要です。ただ、危機管理意識が高いあまり神経質になってしまい、アウトドアの魅力を子供に感じ取ってもらえないのも残念。

何より現地で気を張って叱ってばがりでは、保護者も疲れてしまいますね。

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安全かつ子供が「楽しい!」と感じて自発的に成長体験を得られるには、どうすればいいのでしょうか。それは、保護者としてするべき準備を万全にし、危険箇所を把握しておくこと。

それができていれば、魅力を感じつつ安全にキャンプを楽しむことができます。

とは言え、安全第一に変わりはありません。危機管理意識を持つ意味で、過去にあった事例をご紹介します。

【知っておこう】過去に本当に起こった悲惨な事故

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自然の中で行うキャンプは、その時々によって条件も違います。いくら保護者に経験があっても、予期せぬことは突然起こるもの。過去には、こんな事例がありました。

神奈川県玄倉川でキャンプ中の家族グループ18人が、中洲に取り残される。増水した激流に全員が流され、子供を含む13人が死亡

 

長野県松川高原の施設でキャンプをしていたグループ。木造炊事場の柱に落雷があり、木の柱から約50cmにいた中学生1人が、一時心肺停止状態

楽しさが先に立って忘れがちですが、このように危険と隣り合わせなのがキャンプです。

大事な命を危険に晒さずに済むよう、子供とキャンプへ行くうえで必要な「10の安全対策」を見て行きましょう!

子供の安全を守るために!保護者がやるべき「10のこと」

1.  あらゆるシーンに対処できる服装を

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激しい気温差に合わせて脱ぎ着がしやすい重ね着をする、蜂を避けるために黒い服は着せないなど、服装選びが重要です。

また、炎天下の熱中症対策に帽子はもちろん、川遊びにはライフジャケットを必ず着用させるようにしましょう。

靴は脱げないようジャストサイズが安心。軍手は燃えやすい化繊ではなく綿を選ぶなど、アイテム選びにも注意しておくと安心です。

2.  キャンプ場選び

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予約不要の河原などでキャンプができる場所もありますが、子供と一緒であれば不測の事態に備えてしっかり管理・整備されているキャンプ場を選びましょう。

また広大なフリーサイトは、風が強く吹きぬけることで危険なシーンが起こることも。初心者であれば植樹などで区切られている区画サイトがおすすめです。

3.  設営場所

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川沿いのキャンプ場は水遊びができ子供連れには魅力的ですが、川のすぐ近くに設営するのは危険。急な雨で増水することもあり、ましてや人が居ないからと中州に陣取るのは絶対にやめましょう!

また落雷が心配される大木のすぐ下や、人気の少ないエリアも危険。どんな場所があるのかというキャンプ場の特色を見極め、適切な場所に設営をしましょう。

4.  天候の変化

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「富士山の上にこの笠雲が現れたら、雨の合図」と昔から言われているように、キャンプ地では急に雨が降ったりします。さっきまで晴れていたのに、なんだか空が暗くなってきた……というのもよくあること。

空模様をマメにチェックして、できる限り天気を読む注意力も必要です。事前の天気予報があやしければ無理に敢行せず、中止が賢明です!

5.  食事

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外遊びに夢中で、食事が後回しになってしまいがちな子供たち。バーベキューを堪能した大人がしっかりお腹いっぱいになったころ、「お腹空いた~」と来ることもあります。

しっかり食べないと体調を崩してしまいかねないので、子供が食事を取れているかも気にかけましょう。遊びの合間に食べやすいおにぎりやお腹にたまるカレーなど、子供が食べやすいメニューを用意するといいですね。

6.  体調管理

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食事同様、時間を忘れてはしゃぎまわってしまうことも。夏場に川の中が気持ちいいからと長時間入っていると、本人に自覚症状のないまま低体温症に陥ってしまうケースもあります。

マメに声をかけて休憩させ、炎天下の場合は特に水分補給を促しましょう。

7.  存在確認

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整備されているキャンプ場も、中心エリアから一歩離れると木々が鬱蒼(うっそう)としていて危険な場所も多くあります。

小さい子供であれば、自分のサイトへの帰り道を見失ってしまいかねません。月齢・年齢が小さいほど、目を離さないことが大事です。ある程度物心がついている子供であれば、はぐれてしまった時のためにサイトの目印や集合場所を伝えておくといいでしょう。

8.  過信しない

撮影:編集部
小学生も中・高学年となると、幼児に比べればしっかりしているように見えるかもしれません。しかし、普段とキャンプは別。非日常感から悪ノリしたり、不注意によるケガが起こらないとも限りません。

「いつもとは違う環境である」という意識は、保護者も忘れてはなりません!

9. 危険物の扱い

撮影:編集部
アウトドアの雰囲気を盛り上がる、ナイフや火を使ったアクティビティ。特に男の子は興味を示すジャンルですが、不慣れな子供には危険が付き物。

刃物や火を使う場合は、必ず大人が側について見守ります。また薪割りを体験させる際、軍手は手元が滑らないよう鉈や斧を持つ利き手には装着しないよう促してあげましょう。

10.  万が一の事態への備え

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気をつけてはいても、事故や怪我は起こってしまうこともあります。消毒薬や包帯など応急処置ができるファーストエイドキットを備えておきましょう。

また現地で病院に行くことになった場合に備えて、健康保険証を持っておくと手続きがスムーズ。紛失が心配なら、コピーを持っておくと安心です!

対策を万全にして、キャンプで子供の成長を見届けよう

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いつも通りにいかないアウトドア、ハプニングがあると焦ってしまうのは大人も一緒ですが、子供は意外と敏感。大人のいつもとは違う表情や焦りを読み取ったりします。

子供も保護者ももうひとつ気をつけたいのが、危険意識が高まりすぎること。現地で「あれだめ!これだめ!」が過ぎると、子供もいまいちアウトドアの魅力を感じられなくなってしまいます。

そうならずに済むよう、保護者は事前に心構えと準備を。気をつけるべきポイントは簡潔に伝えるなど見守る姿勢を基本に、親子で楽しい思い出を作りましょう!

子供が成長する「ボーイスカウト」

ボーイスカウトって、どんなことをするの? 気になる事情をのぞいてみよう!
  • Safety Measures For Children At Camp!

子供のためのキャンプの安全対策

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fujii mio

酒とキャンプとロックがガソリン。8歳と6歳の珍獣系の息子たちに振り回される日々のなか、キャンプのタイミングを虎視眈々と狙う。このたびめでたく新しいテントを購入!

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