汚しをかけて更に古く見せる
最初に使ったオールドウッドワックスのラスティックパインを全体に塗って、ペンキの赤と白をくすませます。ワトコオイルのミディアムウォルナットなど、こげ茶のオイルやワックスを使うと、雰囲気が出ますよ。
塗料は綺麗に拭き取らず、傷や窪みに少し残しておくと本格的な仕上がりに。
右がワックス塗装後、左がワックス未塗装。その違いは、一目瞭然! 赤は沈んで味わい深くなり、白はくすんでシャビーな色合いに。
STEP.04 仕上げ
最後におがくずを擦りつけて拭き取ります。傷や窪み、隙間に汚れが入ったり、細かい傷がついたりして、本格的に経年変化した表情に。おがくずではなく、砂でもOK。
アメリカ・ニューメキシコ州サンタフェの家具職人もエイジング加工の最後に、その土地特有の赤土を擦っているんだとか。
これで完成! 傷や色味はいかがでしょうか? わずか数時間前まで無垢材だったとは思えないほどの経年を感じる仕上がりになりました。
今回ご紹介したエイジングテクニックは、アンティーク品さながらの本格的な仕上がりになります。
ただ単純に傷つけたり、塗装を霞めたりするのではなく、しっかりと自然なペンキの剥がれを演出してくれるので、ほかのDIYアイテムにも使える技です。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
監修 RECLAIMED WORKS 岩西剛
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