バーナーの「一体型」と「分離型」、何が違うの?という素朴なギモンにお答え!
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何かと役立つシングルバーナー。ガス缶に直結する「一体型」と、ホースでつなげる「分離型」があるのはご存じでしたか?「2種類あるのは知ってるけど、理由までは分からない……」という人も多いのではないでしょうか。それではこの機会に、それぞれのメリットとデメリットをハッキリさせておきましょう!
目次
バーナーってなんで2種類あるの

一体型と分離型がある

ではいったい、なぜ2種類あるのか。それはメリット・デメリットがそれぞれにあり、自分が望むキャンプスタイルによってベストな選択ができるようになっているからなんです。
一体型のメリット

シンプルで軽い

たとえばこのSOTOの定番バーナー「アミカス」は本体重量わずか81g。できるだけ荷物を減らしたいキャンパーにとっては大きな利点ですね。
コンパクトに収納できる


比較的燃費がいい

一体型のデメリット

安定感に欠ける

そもそもの重心が高いため、大きく背の高い調理器具を乗せるのは不向き。どうしてもバランスが悪くなり安定感に欠けます。
鋳鉄の鍋が使えない

つまり「高熱がガス缶に伝わるので危ない」ということですね。これは直結という構造上どうしても近くなるので、避けられないウィークポイントでもあります。
一体型バーナーのイチ押しはコレ
続いてはラインナップをご紹介。お手軽に携帯できる「一体型バーナー」のおすすめアイテムを挙げていきます。SOTO レギュレーターストーブ

バランスに難がある一体型の中では、このレギュレーターストーブは比較的安定感があります。できるだけ五徳を低く、大きくすることである程度の大きさ、重さまでは耐えることができますよ。
SOTO レギュレーターストーブ
■本体サイズ:幅17×奥行15×高さ11cm
■収納サイズ:幅14 奥行7×高さ11cm
■重量:0.35kg
■発熱量:2.9kW(2,500kcal/h)
SOTO アミカス

そして本体81gと非常に軽量なのはかなりの強みです。バーナーヘッドはすり鉢状になっていて、風の影響を受けにくくなっています。
SOTO アミカス
■使用時サイズ:幅76X奥行100X高さ86mm(本体のみ)
■収納時サイズ:幅40X奥行43X高さ75mm
■ゴトク外径 φ106mm / ゴトク内径 φ42mm
■発熱量:3.0kW(2,600kcal/h)
プリムス 153ウルトラバーナー

携帯性とハイパワーをバランスよく兼ね備えた人気モデルです。
プリムス 153ウルトラバーナー
■収納サイズ:7.5×8.8×3.0cm
■本体重量:116g(遮熱板含む)
■最高出力:(4.2kw)3600kcal/h
分離型のメリット

重心が低く安定感あり

大きめのダッチオーブンをのせられるのは、分離型の大きなメリットです。
火力を大きく出せるタイプのものが多い

これにより調理時間も短縮できますし、風の強い日などといった悪条件でもパワフル。ファミキャンやグルキャンなどで真価を発揮してくれるでしょう。
分離型のデメリット

かさばる、重い

また使用する際も、バーナー本体とは別に燃料を置く場所をとる必要があり、狭いスペースでの調理では苦労することも。
燃費で劣る

分離型バーナーのイチ押しはコレ
それでは、キャンプ場での料理の幅もグッと広がる「分離型バーナー」のラインナップを見ていきましょう。SOTO ストームブレイカー

しかも優れた耐風性能を誇り、悪条件下での調理もパワフルです。非常に便利なバーナーですが価格は2万オーバーと、こちらも強気。
SOTO ストームブレイカー
■使用サイズ:幅150X奥行130X高さ90mm
■収納サイズ:幅65X奥行65X高さ90mm
■発熱量:3.5kW(3,000kcal/h)
プリムス エクスプレススパイダーストーブⅡ

EPIガス スプリットストーブ

さらに、ゴトクの直径を12.2cmと14.4cmの2通りに調整することが可能。加えて最高出力も4200kcalとハイパワーなので、大きなクッカー使用時も余裕です。
EPIガス スプリットストーブ
■ケース収納時:高さ120mm×幅121mm×奥行85mm
■重量:234g
■出力:3600kcal(230レギュラーガス使用時)
■最高出力:4200kcal
スタイルによって使い分け、快適なキャンプに出かけよう

多少かさばっても大丈夫で、悪天候にも強く、多めの人数ぶんをしっかり調理したければ分離型がよさそうです。ぜひ、皆さんのキャンプスタイルに合ったものをチョイスしてみてくださいね。
執筆:高久浩一
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