お値段、およそ4万円
スノーピークのコット「ハイテンション」は、いわゆるローコット。高さは32cmあり、ベッドだけでなくベンチとしても活用できます。奥行きも200cmあるので、高身長なキャンパーも安心です。
また、室内用としても違和感がないのもスノーピークならでは。家具兼キャンプ道具として併用できるのは嬉しいポイントです。
しかし、気になるのはそのお値段。安価なコットはおよそ10,000円前後からそれなりのクオリティものが発売されていますが、ハイテンションはなんと39,500円 (税別)! およそ4倍の価格設定となっています。
今回はそんなスノーピークコットの魅力をご紹介。今は手に入らずとも、今後のコット購入の参考になるはず!スノーピークのコット「ハイテンション」のいいところ
まずは「ハイテンション」ならではの魅力的をご紹介します。
①設営がカンタンだ!
4隅以外パイルに布が通っている状態なので、設営がかなりカンタン! 収納袋方取り出した後は、ほぼ3ステップで設営が完了しちゃいます。
① 脚を広げ、自立させる
簡単すぎで他に説明しようがありません。開いてポン! ちょっと調節……で終わりです。
設営時のちょっとしたコツは、パイプに布を通す時に骨組みを少し折りたたんだ状態で通すこと。そうすると、よりスムーズに組み立てられます。
脚をセットするのに大変な力が必要だったりで、結局こちらの買い増しになりました。
運転、設営で疲れた体には、広げるだけでよくて寝心地も文句のないこのコットは本当に天国です。(出典:楽天)
②32cmという絶妙な高さ
32cmは、ロータイプとハイコットのちょうど中間ぐらいの高さ。
モノによってはコットの下に収納できるほか、万が一寝ている時に落ちてしまっても大きなダメージを受けにくそうです。2タイプのいいとこ取りをした、非常にバランスのいい高さ!
他にも、愛用者の口コミを見てみると「天井までの距離もあるから圧迫感がない」「空間が広く見える」など、寝転がった時の空間がちょうどいいという声が多くありました。
③タフな生地
ハイテンションの布地には、ポリエステル600Dが使われています。Dは糸の太さ、ポリエステルは耐久性がある上、吸湿性が低くく速乾性のある素材。つまり湿気や寝汗に強いコットと言えます。
また劣化によりシートがへたった場合、スノーピークで張り替えをしてくれるので本体を買い換える必要がありません。
2018年11月現在、張り替え金額の目安はだいたい8,000円位ですが、正確な金額は必ずスノーピークに確認をしましょう。
④錆に強いフレーム
本体フレームには、アルマイト加工によって表面が保護されたアルミニウムを採用。サイドフレームにはステンレスを使っており、どちらも錆に強い素材です。
中には、川の中にコットを立ててしまう人も。ビールを片手に腰をかけ、冷たい水の中に両足をつっこむ瞬間……きっと最高に気持ちいいはず! こんな事ができるのもハイテンションならでは。
⑤文句なしの安定感と寝心地
ハイテンションの脚は、アルファベットのXの形をした2本のフレームで支えられています。この構造により、寝る人の自重でテンションがかかり適度な張り具合を再現してくれるので、快適な寝心地を生み出してくれます。
【デザイン】素敵
【座り心地】寝心地最高
【耐久性】頑丈
【収納性】ちょっと場所が必要
【安定性】かなり安定
【その他】寝心地が最強
(出典:楽天)
キャンプで1度使うと病みつきになります、他社の安価なキャンピングベッドもありますが、寝心地・座面の高さが調度良いですね(出典:楽天)
スノーピークコットの気になるところ
値段がそこそこ高いコットなので、選ぶのは慎重に検討したいですよね。そこで、いい部分だけでなく、スノーピークコットのちょっと気になる部分をピックアップしてみました。
① 6㎏は重い……!
ハイテンションで気になるのは、やはり6kgという重さ。清涼飲料水2リットルのペットボトル3本分に相当します。他メーカーは1kg〜3kg台のもあると思うと、やはり重いという印象は拭えないでしょう。
収納幅をとってしまう
収納サイズが125×28×20cmで、他のメーカーと比べると大きめ。125㎝というと、だいたい小学生1〜2年生の平均身長にあたります。
収納時サイズ50cm前後のコットがざらにある中、100㎝越えになるとその大きさは否めません。しかし、他メーカーにはない組み立てやすさや安定性など色々考慮されていることを考えると、やむを得ないでしょう。
ハイテンションはオートキャンプを前提としたコットと考えたほうが無難そうです。
snow peak コット ハイテンション
他メーカーのコットと比較してみる!
では、他のローコットと比べるとスペック面ではどのような違いがあるのでしょうか?
·価格
·サイズ
·収納サイズ
·組み立てやすさ
以上4つの観点から、スノーピークのコット ハイテンションと人気のコット5モデルを比較してみます!
①ヘリノックス コットワン コンバーチブル
コットの最上級とも名高い、ヘリノックス。 ハイテンションと比べると、若干ですがこちらのほうが安価。重さは2.19kgと、6㎏のハイテンションと比べるとかなり軽いですね。
サイズも68×190㎝と十分な広さ。 ローの状態で高さは16cmなので、下に荷物を収納することはできません。
収納サイズも54㎝なので、ハイテンションよりコンパクトに収納できます。別売りのコットレッグでハイコットにすることも可能です。
Helinox コットワン コンバーチブル コット
②ヘリノックス タクティカル コット コンバーチブル
ハイテンションよりも値段が高いコット。サイズ、高さともに前に紹介したモデルと同じで、別売りのコットレッグでハイコットにすることも可能です。
脚の数も少なく、多くのコットで力を要するフレームの設置も「組み立てやすい」と口コミでは高評価でした。
Helinox タクティカルコットコンバーチブル
▼ヘリノックスのコット特集はこちら!
③サーマレスト ラグジュアリーライト メッシュコットL
夏にピッタリなメッシュコットで、こちらもわりと高価なコット。M、L、XLとサイズがあり、Lサイズはハイテンションと同じくらいの大きさです。重さはなんと2kg! ハイテンションの1/3以下です。
収納サイズ幅41㎝とご紹介するモデルの中では1番コンパクト。ただ脚の数が多く、組み立ては「若干力がいる」「少し面倒」だという声も。
thermarest メッシュコット L
④クオルツ ライトビームコット
WILD-1 ブランド「Qualz(クオルツ)」の自信作、1万円台前半で購入できるコットです。なんと、高さが38cmと26cmの2段階で調節できるうれしいギミック付き。
組み立てたサイズは、ハイテンションよりも短めな63×191cmですがコットとしては十分な広さです。しかも収納サイズは54cmとかなりコンパクトなうえ、パーツごとに収納できるケースが付いており、撤収もスピーディーに行えます。
Qualz 2WAY ライトビーム コット
▼クオルツ 2WAYライトビームコットの詳細はこちら!
⑤DOD バッグインベッド
コスパの良さで人気のDODから、およそ1万円で購入できる手頃なコットが登場! 重量も約2.3㎏とかなり軽量で、収納サイズも約51㎝とキャンプツーリングにも最適なコンパクトさ。各ポールにはショックコードが内蔵されているため、組み立てやすさも◎。ただ口コミの中には、外すときに力が必要だという声も。
DOD バッグイン ベッド
▼DOD バッグインベッドの詳細はこちら!
結論は……?
ハイテンションは高価なコットですが、その性能やメンテナンスのことを考えると長く使えてお得かもしれません。ただ、持ち運びには車ありきの重さとサイズ。その部分をしっかり考慮して購入を検討しましょう。
Let’s take a comfortable rest with a snow peak cot .
スノーピークのコットで快適な休息を…
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