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生誕50周年!世界で1つだけのオールラウンダーミニバン「デリカ」の魅力と歴史に迫る!(3ページ目)

デリカD:5で車中泊はできる?

車中泊

ここまでオールラウンドなデリカD:5となれば、さらに車中泊も欲張りたいところ。もちろん、2列目・3列目を倒したフラットシートアレンジは可能なのですが……。

実は、フラットシートアレンジにしても、2列目シートと3列目シートそれぞれ背もたれと座面部分の段差がかなり残ってしまった状態に。このままの状態ではかなり寝心地が悪く、また荷物を置くスペースが全くありません。

フラットシートアレンジ

出典:筆者撮影

欲張りな筆者としては、実家に家族4人で帰省する荷物が積めて、且つ途中で車中泊がしたいという希望を実現すべく、ネットで先達者たちのブログなどを参考に、イレクターパイプで車中泊キットを制作してみました。

フラットシートアレンジ

出典:筆者撮影

結果、設計1日+制作1日の約2日で完成。インフレータブルマットを置いた1列目に小学4年生の娘が寝て、2・3列目エリアに小学6年生の息子、私、主人の3人が互い違いに寝ることができました。

参考にしたブログでは1段のキットでしたが、我が家は後部3分の1を2段仕様にしてラゲッジスペースを確保。希望条件は全て満たせたものの……、デリカD:5はフロア部分にも細かい段差が随所にあり、車中泊キットの脚が安定しにくいという課題が。この課題をクリアできればもっと車中泊が増えるかもしれません。

「デリカ」は最初「デリバリーカー」だったってホント?!

オールラウンダーミニバン「デリカ」

出典:Instagram by @yamasan.y

「ミニバンでありながら本格オフロード志向」という、世界的にみても唯一無二の存在といえるデリカD:5。このユニークで愛されるべき魅力は、一体どんな変遷を経て現在に至るのでしょうか。

ここでは、現行モデルデリカD:5へと受け継がれる魅力について、生誕50周年を迎えたデリカシリーズの歴史から紐解いていきます!

デリカシリーズ初代「デリカ(トラック)」

デリカ(トラック)

デリカD:5に至る「デリカ」シリーズ最初のモデルは、なんと1968年に発売された600kg積トラック「デリカ」。

デリバリー(配達する)カー(Car)を合成して「デリカ」というネーミングに。初代デリカは、本当にデリバリーカーだったんです!

デリカシリーズ2代目「デリカコーチ」

デリカコーチ

そしてその翌年の1969年、完全に商用車だったデリカトラックをベースに、乗用9人乗りの「デリカコーチ」が発売。

レジャーに対する意識が急速に高まりつつあった国内需要に合わせ、1972年には天井部分がルーフゲート開閉式になっている「デリカキャンピングバン」も発売されます。この頃から、レジャーやアウトドアシーンにフィットするデリカシリーズのDNAが脈々と受け継がれていくんですね。

デリカシリーズ3代目「デリカスターワゴン」

デリカスターワゴン

そして遂にデリカD:5の直接の祖先といえる「デリカスターワゴン」が1979年に発売されます。1982年のモデルチェンジにより、ワンボックスワゴンとして日本初の本格的4輪駆動システムを搭載。

それまで軍用や商用がメインだった4WD車を、乗用車へと転化させた、同社のパジェロと並ぶ重要なモデルとなり、「デリカ=4WD」の系譜がここに始まります。最低地上高の高さもこの頃からいち早く取り入れられていますね。

デリカシリーズ4代目「デリカスペースギア」

デリカスペースギア

「デリカスターワゴン」の後継モデルとして1994年に発売されたのが、デリカシリーズ4代目「デリカスペースギア」。多彩なシートアレンジや本格ウォークスルーなど「スーパー・プレジャー・RV」がコンセプト。

2代目パジェロをベースに開発され、前面衝突安全性能を大幅に向上させた日本初のフロントエンジンレイアウトワゴン。そして、強固なラダーフレームをモノコックボディに溶接した剛性の高い構造など、「ミニバンなのに本格オフロード仕様」という、唯一無二のデリカの魅力がここに確立されたのです。

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