50系
3代目の登場は昭和57年(1982年)。発売当初は丸目2灯フェイスで、マイナーチェンジを経て独特な雰囲気の、上下に分かれた角目4灯フェイスに!
2代目までは商用車としての性格が強かったハイエースですが、この3代目から高級志向が強まり、ワゴンタイプはリヤサスペンションを板バネからコイルスプリングへと変更することに。
日本初となるフルフラットシートアレンジや、電動サンルーフやデジタルメーターなどパーソナルユースを想定した高級車としての性格を持ち始めます。
この3代目はキャンプ場でも時々見かけますね。今だからこそカッコいい「ザ・80年代」! ちなみにマニュアルのみの設定でしたが4WDモデルも存在しました。キャンプ車として十分な素質をもっていますね。
100系
平成元年(1989年)にモデルチェンジされデビューしたのが100系です。さらなる高級ワンボックスニーズの高まりに応え、ワゴンの一部グレードにはソファーのようなシート、パワースライドドア、製氷機付きのクール&ホットBOXなど豪華装備が設定されました。
平成13年(2001年)にNoxPM法によりそれまで主流だったディーゼル車の全モデルが指定地域内で登録出来なくなり、後継の200系ハイエースへとバトンタッチすることになります。
中古車市場でもまだコンディションのいいクルマを比較的探しやすいモデル。4WDモデルもラインナップされ、今でもアウトドアシーンで十分活躍が可能です。海外ではまだまだ普通に現役選手です!
200系
そして平成16年(2004年)に現行モデルとなる200系ハイエースがデビューすることになります。
警察、救急、消防。そして物流の場面や、ゲストの送迎、職人さん達、道具を必要とするアスリート……各界のプロフェッショナル達がハイエースを選択しています。使い方はそれぞれですが、共通して言えるのは見栄を張るためにハイエースにしたわけではなく、ギア(道具)として選択しているということ。
「プロフェッショナル向け」という言葉に弱いのは私だけではなく、キャンパーの皆さんも同じではありませんか?
まだハッキリとした情報ではありませんが、200系ハイエースもそろそろモデルチェンジでは? と言われています。それに伴い今までの「真四角」なボディから、セミボンネットタイプになるとも噂されています。
そうなると「真四角」なハイエースの価値が上がるかも知れませんね。やっぱりハイエースは「真四角」が魅力の源なんですから……。
車中泊カスタムだって思いのまま
いくらキャンプ好きとはいえ、クルマを使用する1年365日のうち、そのほとんどは日常の買い物や通勤など‟街乗り“であることが多いと思います。
なので、完全に車中泊(キャンプ)に寄せた仕様ではなく、普段乗りはスタイリッシュでありつつ、休日のアウトドアライフ時には車中泊も可能なフラット空間を手軽に楽しめる、そんなライトキャンピングカーにカスタムするのが賢い選択といえそうです。
内部を車中泊仕様に!
フレックス・ドリームが提案する車中泊仕様のカスタム『FD-BOX』は200系ハイエースをベースにさまざまな室内アレンジを楽しめます。用途に合わせたスタイルを選択でき、荷室のベッドキットのみもリリースしています。
あくまでライトキャンピングカーとして位置付けておりますのでシンクやコンロなどは装備しておらず(対応も可)。普段乗りを重視して乗車スペース(シート)はしっかり確保。その上でフルフラット空間を手軽に楽しめる仕様になっています。
純正シートを利用することでコストを抑えたモデル、大きな荷物を積む方の為にシートをロングスライドレールによって前方へ寄せることができるモデル、大勢で車中泊を楽しめるよう2段ベッドにレイアウトできるモデルなど、ニーズに合ったモデルをお好みで選べます。
サブバッテリーやFFヒーターなど本格的な車中泊にも対応するオプションも選択可能です。