私が持っているのはソフトシェル?ハードシェル?2つの違いを解説

2019/04/24 更新

近年よく見かけるようになったソフトシェル。実はすごく曖昧な立ち位置にいるアウターなんです。今回はそんなソフトシェルに関する豆知識をご紹介。ソフトシェルとは何か、役立つシーンは?ハードシェルやウィンドブレーカーの違いは?などを解説します。


アイキャッチ画像出典:マウンテンハードウェアfacebook

曖昧なアウター?ソフトシェルの立ち位置

アークテリクス パタゴニアやノースフェイスなど、人気ブランドがこぞって展開している「ソフトシェル」。実はここ数年で生れた新しいジャンルなんです。

「シェル」とは日本語に訳すと「殻」、つまり外界から身を守るという意味があります。

ハードシェルを着た男性 ゴアテックスをはじめ、主に防水透湿性素材を使用しているアウター全般を「シェル」と呼んでいましたが、その中から身を守る機能よりも、伸縮性や通気性など”動きやすさ・快適さ”を重視したシェルが生まれ、いつしか「ソフトシェル」という名前が付きました。

そして、従来からある悪天候にも対応できるシェルは「ハードシェル」と呼ばれるようになり、2つのジャンルが確立したのです。

マムートソフトシェル しかし、メーカー側もこの用語をどう使い分けるか曖昧なところが多く、同じ「ソフトシェル」と名前が付いていても、薄っぺらいアウターからゴワゴワした分厚いアウターまで様々な種類があります。

なので、低山でアウターとして使う人もいれば、冬登山でミドルレイヤーとして着る人もいます。

ソフトシェルとハードシェルの違いは?

同じアウターレイヤーに属する「ソフトシェル」と「ハードシェル」、その違いは一体どんな所なんでしょうか。それぞれの特長を見ていきましょう。

ソフトシェルとは「動きやすさ」「快適性」を重視したアウター

ソフトシェル2 「これがソフトシェルだ!」という定義はなく、一般的にはソフトシェル=着心地を重視したアウター認識されています。

もう少し詳しく説明すると、ゴアテックスなどの防水機能よりも、透湿性やストレッチ性を重視したアウターという位置付けです。(シェルなので、小雨をはじいてくれる程度の撥水性はあります。)

ハードシェルとは「悪天候に耐えうるスペック」を持ったアウター

マウンテンハードギア 一方でハードシェルは、防水・防風・防雪性など“機能を重視したアウター”。一般的に高山、冬山や雪山での使用を前提に作られています。

防風・防雪機能はもちろん、雪山で滑落した時に滑り落ちないよう表面がザラザラしているモデルも展開されています。また何かに引っかけて穴が開かないよう、生地も丈夫です。
アークテリクス ここでよく勘違いされがちなのが、「雪山で使えるんだから、ハードシェルには防寒性があるのでは?」という認識です。たしかに、冷気の侵入を防ぐので、ある程度の防寒性はありますが、フリースのような保温性はありません。

防寒対策で重要なのはハードシェルの下に着るもの、つまりミドルレイヤーです。フリースなど保温性のある中間着を選びましょう。

簡単にまとめると……

マムートソフトシェル ソフトシェルはアウターだけれども
●小雨程度の撥水性はある
●適度な防風性がある
●通気・透湿性でムレを軽減
●伸縮性があり動きやすいアウター
●雪山などではミドルレイヤーとしても活躍
ハードシェルもアウターですが
●高山・雪山・冬山使用
●防水・防風・防雪など機能性重視
●保温性はほとんどない
となります。

ソフトシェルとウィンドブレーカーの違いは?

アークテリクス
出典:楽天
実はもう1つ、ソフトシェルと似たような立場に「ウィンドブレーカー」(ウィンドシェルとも言う)というアウターがあります。この2つの違いも見ていきましょう。

ウィンドブレーカーは「防風」に特化したアウター

ソフトシェル 登山
 出典:pixabay
「ソフトシェル」は防風性や撥水性、モデルによっては保温性を兼ね備えている種類もあります。また通気性や伸縮性もあるので、ムレにくく、動きやすいのも特徴です。

一方「ウィンドブレーカー」は、その名の通り防風性に特化したアウター。軽量で風を通しにくいナイロンを使用したモデルが多いです。しかし、生地自体が風を通しにくいので、通気性が悪く熱が内側にこもってしまい、汗でムレてしまう難点も。

なので、大半は背面にベンチレーションを備え、熱を外に逃がせる仕様になっています。

防風だけじゃない!進化し続けるウィンドブレーカー

パタゴニア ウィンドブレーカー
出典:楽天
防風に特化したウィンドブレーカーですが、最近では各メーカーから様々なラインナップが出ています。撥水や耐水性に優れたモデル、伸縮性のある動きやすいモデル、ベンチレーションいらずの透湿性のあるモデルなど、最近のウィンドブレーカーには、防風以外の機能も搭載されています。

こうなってくると、ソフトシェルとの違いも曖昧になってしまいます……が、軽量・防風性の部分に関しては、ソフトシェルよりウィンドブレーカーの方が勝っています。

ソフトシェルの選び方

ホグロフス
出典:楽天
ソフトシェルの使い方は、用途によって様々。春秋の軽登山、トレッキングでは上着として、冬登山ならミドルレイヤーとハードシェルの中間に着たり、フェスや旅行先で急に肌寒くなったりしたときなど、様々な環境で役立ってくれます。

使用するシチュエーションを考える

マムート ソフトシェルは、様々なメーカーから色んな種類がラインナップされています。まずは使用するシチュエーションを明確にして、用途に合ったソフトシェルを選んでください。

例えば……
●軽登山・トレッキング(春秋)……一番外に着るアウターとして
●クロスカントリー、サイクリング、マウンテンバイク、ランニング(オールシーズン)……インナーとして
●アイスクライミング、スキー、スノーボード、スノーシュー(冬)……アウターとインナーとの間にミドルレイヤーとして

どうせならおしゃれに機能的に!ソフトシェル5選【2018年版】

ソフトシェル ノースフェイス、パタゴニアなど、各有名ブランドから「ソフトシェル」の位置付けにいるアウターが販売されています。どんなシチュエーションに合うアいテムなのかチェックしながら見ていきましょう。

The North Face(ザ・ノース・フェイス)

登山のみならずクライミングやキャンプなど、アウトドアのさまざまなシーンで活用できる1着。

ITEM
ザ・ノース・フェイス マウンテンソフトシェルフーディ
●素材:Apex Softshell Super Light(ナイロン84%、ポリウレタン16%)
●サイズ:S、M、L、XL
●カラー:3色


MAMMUT(マムート)

袖の裏側にベンチレーション機能がついているので、体温調整がしやすいのが特徴。シンプルなデザインに、細身のシルエットなので街用アウターとしても人気のモデルです。

ITEM
マムート Ultimate Hoody
●素材:GORE WINDSTOPPER Soft Shell 3-Layer
●サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
●カラー:11色

Arc’teryx(アークテリクス)

耐風性と耐候性、空気透過性を併せ持ったソフトシェル。快適さと動きやすさを兼ね備えているのでアクティビティに集中して取り組めます。

ITEM
アークテリクス ガンマ LT フーディ
●素材:Wee Burly ダブルウィーブ - 56% ナイロン、 34% ポリエステル、 10% ポリウレタン
●サイズ:XS, S, M, L, XL, XXL
●カラー:4色

patagonia(パタゴニア)

ポケットに本体を収納できるほどコンパクトになるので悪天候に備えての携帯に最適。羽のように軽量なジャケット。

ITEM
パタゴニア メンズ フーディニジャケット
●素材:1.2オンス・15デニール・リップストップ・ナイロン100%。DWR(耐久性撥水)加工済み
●サイズ:XS、S、M、L、XL
●カラー展開:7色

ランニングで使用。防風は完璧。汗をかき始めたら畳んでポケットに入れてもストレスになりません。また洗ってもすぐに乾きます。 ・春夏などエアコンが寒い電車、映画館などにサッと出して使用。首元まであるので助かります。 ・海外旅行にも嵩張らないので持って行きます。ビーチ等で水着の上から着用できます。


HAGLOFS(ホグロフス)

防風・防水機能と優れた通気性を兼ね備えた着心地の良いアイテム。トレッキングにもタウンユースにもおすすめの一着。

ITEM
ホグロフス ボアフード メンズ
●素材:ポリエステル55%、ナイロン34%、ポリウレタン11%
●サイズ:XS、S、M、L
●カラー:1色

ソフトシェルのお手入れ&洗濯方法

マムート ソフトシェルの撥水性などの性能を保つために必要な洗濯方法や保管方法についてご紹介します。

洗濯方法

撥水性などの性能維持には、汚れが大敵。なので、洗濯するのは必須です。
タグに洗濯方法が記載されているので(メーカー、各モデルによってタグの表示内容は変わります)、指定された方法を守って洗濯しましょう。

保管方法

洗濯し終わったソフトシェルは、濡れたままハンガーへ、そこから撥水スプレーをむらなくスプレーして陰干ししましょう。

乾いたら折り目が付かないように気を付けて保管すれば、次に使うときに撥水性が蘇ります。

機能性抜群のソフトシェルを使いこなそう!

ソフトシェルは、アウトドアにもタウンユースにも、1着は持っておきたいアイテムですね。

肌寒いときや、しっとりとした雨が降り始めたらソフトシェルの出番です! お気に入りの1着を見つけてソフトシェルを着こなそう!

 

Soft shell is versatile wear!

ソフトシェルは万能なウェア!

 

紹介されたアイテム

ザ・ノース・フェイス マウンテンソフトシ…
サイトを見る
マムート Ultimate Hoody
アークテリクス ガンマ LT フーディ
サイトを見る
パタゴニア メンズ フーディニジャケット
サイトを見る
ホグロフス ボアフード メンズ
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keiichiro kaneko

学生時代、競技スキーを志す傍らで始めた山とスキーの専門ショップでのアルバイト。そこで初めてキャンプに出会い、最近ファミリーキャンプを卒業。今後、ソロキャンパーを目指す焚き火好き。

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