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写風人の駒ヶ根アウトドアライフ~第2章#2~:森暮らしのキャンプスタイル(2ページ目)

森暮らしでは、薪ストーブ用の薪集めが日課のようになっています。

薪集めをする男性
森の間伐や立ち枯れの伐採などもそのひとつ。近くで伐採情報があれば飛んでいき、邪魔な木を伐って欲しいと頼まれれば喜んで駆けつけ、薪ストーブユーザーなら目もくれないような細い枝も広い集めてきます。
薪

枝ぶりのいいものは薪にはせず、大切にストックしておきます。枝もあらゆる可能性を秘めたキャンプツールですから。

そのキャンプの舞台になるのが4年前から通い始めた週末森暮らしのフィールド。いわゆる在宅キャンパーなので、人目を気にせずやりたい放題、しかも撤去不要。一度設営したら暫くはそのまま常設になることもあります。
チッペワ食器棚
食器類が引っ掛けてあるのは前述のカウンセラー本に載っていたチッペワ食器棚。真下で焚き火することで調理棚にも乾燥機にもなるクワッドポッドです。

背景の寝床は、以前差し掛け小屋を作った名残です。差し掛け小屋とは森林作業の仮設小屋のことで、ビバークするためのシェルターとして周囲の枝や葉を利用して寝床を作ります。それを真似てスギの樹皮や葉で屋根を作りましたが、さすがに葉が枯れて雨漏りしてきたのでタープに張り替えました。

時には場所を変えスタイルも変えて設営します。

アメリカ西部時代のデイキャンプ風セット
これはデイキャンプ風。特定のファイヤープレースを設けず、薪が転がっている近辺で火を熾し調理します。その時限りのサイトは設営もシンプルです。
Duluth Packのトレッカーシェルタータープ
こちらは常設のファイヤープレース。大きな岩の前で焚き火しているので冬でも輻射熱で暖まります。

タープはDuluth Packのトレッカーシェルタータープで防水性耐火性に優れたアメリカキャンバス製です。現代ではワイルドに使われるタープですが、内戦時代にはテントを配給されない兵士から「犬のテント」とも呼ばれていたそうです。

内戦時代という言葉が出ましたが、現在でも内戦が続く国家が存在するので正しい表現ではないかもしれません。

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