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ハイカーの知恵がつまった絶妙サイズ。TRAIL BUM CTタープ(3ページ目)

タープが広まりつつある今こそこのサイズで

ずっとこのタープを商品化したいと思っていたのですが、縫製してくれる工場を探すのに難航し、あっという間に5年が経ってしまいました。その間に FreeLight と共同開発した Swing Tarp は、このモデルの派生形ともいえます。

Swing Tarp では、ギミックをわれわれ Highland Designs が、生地開発やオプションを想定したサイズ設定を FreeLight が担当しています。また昨年には Paago Works の Ninja Tarp のような、設営バリエーションを豊富にする多様なギミックを持つタープも発売されています。

こうした意欲的なモデルの登場には、日本ではもっぱら渓流に入る人たちに親しまれてきたタープが、より広く用いられるようになった状況の変化が反映されているといえるでしょう。

自転車とタープ
こちらは製品版。自転車旅との相性もいい。

ところが、上記の2モデルはいずれも約300cm×300cmのサイズで、ハイカーの目線でみるとやはりサイズが大きく感じられるのです。そこで「日本人がソロで使うなら、やっぱりこのサイズなんじゃないかな」という思いを新たにし、満を持して TRAIL BUM で商品化しました。

ちなみに Swing Tarp とNinja Tarpはテンションがキレイにかかるよう各辺にカテナリーカーブを入れていますが、CTタープはまっすぐなままで、ただの長方形です。というのも、このサイズでーカーブをいれると、設営時に裾からの雨風のふきこみが気になってしまうからです。タープのサイズと居住スペースとのバランスを考えて、シンプルなつくりにしています。

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