ヘッドライト選び!何を基準に選べばいいの?
周囲を照らすランタンと並んで、使われる機会の多いヘッドライト。夜間のキャンプ場内での移動から山小屋やテントで連泊をする本格的な登山など、アウトドアでヘッドライトを使うシーンは多くあります。
しかしヘッドライト自体も大きさ、明るさ、機能もさまざまで、値段にしてもピンキリ。数え切れないほど多くの種類が発売されています。はたして、どのライトを選べばいいのでしょうか?
キャンプ、登山…用途によって必要なものは違う!?
明るいに越したことはないのは確かですが、実際明るすぎるだけでは使い勝手が悪い場面も出てきます。下記表を目安にしてみてください。
キャンプ・日帰り登山 | 縦走・連泊登山 | |
---|---|---|
明るさ目安 | 100〜150lm程度 | 200lm〜 |
理由 | 明るすぎるとかえって手元が見えづらく、 他人の迷惑になりかねない。 またキャンプ場のトイレに行く場合 100m先を照らす必要はない。 日帰り登山の場合も夜間行動は原則しないため。 | 夜間、早朝に行動する可能性があるため、 照射力が高いものが必要。 |
メリット | 比較的価格が安く、 消費電力も少ないので電池が長持ちする。 | 遠くまで照射できるので、暗い時間帯の 行動に適している。 |
デメリット | 暗いなか遠くまで見渡すほどは照らせない。 | 比較的高価で、消費電力が大きい。 電力が大きくなるほど重量も増える。 |
最近はLEDが発達してきたので各ブランドのヘッドライトのルーメン数が上がってきました。数年前まではキャンプや日帰り登山は70lm程度でOKという風潮がありましたが、技術の恩恵を受けてこの程度の明るさをお手頃価格で入手しやすくなっています。
それでは用途に合わせてヘッドライトを見ていきましょう! 初めて買うのであれば、好きなデザインで決めるのもアリですよ。
【キャンプ・日帰り登山】これさえあれば!な定番ヘッドライト4選
オートキャンプやフェスなどでの宿泊をメインとした時に使うヘッドライト。光量はそれほど必要としないので、軽さや使いやすさを追及したり、好きなデザインを選んで見ましょう。
【80lm】マイルストーン スタンダードモデル MS-A5
140°のワイド照射が可能なヘッドライト。3,000円とお手頃な価格でエントリーユーザーが手を出しやすいモデルです。サブLEDとして赤色LEDが標準装備されています。
マイルストーン スタンダードモデル MS-A5
【100lm】ロゴス neos ノンタッチヘッドライト
こちらは手をかざすだけでスイッチのオンオフができる便利なライト。汚れた手や、グローブを装着していてもOKです。カチっとはめるバックベルト式なので、お子様でも簡単に使えます。ライトの角度調整は5段階。
ロゴス neos ノンタッチヘッドライト
【100lm】UCO ハンドレッド
カラフルなバンドのバリエーションが特徴的なUCO。ヘアバンドを選ぶように、ご自身の好きなデザインを選ぶのにぴったりなブランドです。
UCO ハンドレッド
【150lm】ジェントス NR-003S
照射角度が120°と広めで、1m落下耐久とタフな面も併せ持つジェントスの当モデル。90°可動するヘッドが、足元もストレスなく照らしてくれます。
ジェントス NR-003S
【縦走・連泊登山】高照度なおすすめヘッドライト4選
山小屋やテントなど連泊をする登山では、長時間装着したままということもあるのでなるべく軽量に。明るさも周囲をしっかりと見るために200ルーメン前後は確保しましょう。
【175lm】ブラックダイヤモンド アストロ175
軽くて小さいのに十分な光量。荷物をできる限り減らしたい登山者に愛されているブラックダイヤモンドのアストロは、もはや定番モデルといっても過言ではありません。前回使用していた照度を記憶するモードメモリー機能が付いています。
ブラックダイヤモンド アストロ175
【220lm】マイルストーン MS‐B4 / Advanced Model
ワイド照射で、サブLEDに赤色と白色のLEDを搭載したモデル。ガスが多いときに重宝し、目に優しい電球色を使用したヘッドライトです。
マイルストーン MS‐B4 Advanced Model
【250lm】ペツル ティキナ
こちらも登山者に人気のペツルの定番。軽量コンパクトで、近距離照射に適しています。別売りの充電式電池「コア」も使用可能。
ペツル ティキナ
【250lm】ブラックダイヤモンド コズモ
先ほど紹介したアストロの1つ上の照射力を誇るモデル。今回紹介した中では防水性能がピカイチなので、雨天時にも行動するならこれがおすすめ。カラバリも豊富なので、お好きな色を選ぶのも楽しいですよ。
ブラックダイヤモンド コズモ
シーンに合わせたヘッドライトを!
まだまだ種類はたくさんありますが、ざっと定番のおすすめモデルを紹介しました。大事なのは自分がヘッドライトを使うシーンを想像して、その中で一番重要な部分に注目して機能を選ぶこと。キャンプ場での移動、登山での非常用に、はたまた洞窟探検など、もちろんシーンに合えば、あとは自分の好みのデザインを見つけるだけ! 自分に合ったライトを見つけてナイトシーンを楽しく、心強く照らしましょう。