ウェーバー製BBQグリルの軌跡

鉄製のブイをBBQグリルに改良した、ふた付きグリル。ウェーバーの歴史は1952年のこのドーム型グリルの“発明”からはじまりました。

日本ではウェーバーというと、1960年代同様のコロンとしたスタイルのチャコールグリルを思い浮かべますが、本国では1980年代にガスグリルを開発していて、2003年にはアメリカを中心にQグリルというプロパンガス仕様のグリルが大ヒットしていたんです。

そして、アメリカの家庭ではBBQグリルの2台持ちが当たり前なんですが、ウェーバーのQグリルはなんとガスグリルのシェア6割以上! ニュージーランドやオーストラリアではほぼすべての家庭にガスグリルがあるほどの人気ぶりというから驚きです。

でも、日本では庭やベランダが狭く、そもそもプロパンガスの入手や保管が大変……。そこで日本マーケットのニーズにあった仕様のQ1250グリル(通称、キャンプQ)が開発され、先日発売されたばかりです(2017年5月)。それではその最新グリルの魅力をご紹介しましょう。
世界標準のガスBBQグリルが誕生
2017年の新作「キャンプQ(Q1250グリル)」

サイズは横69(最大103.9c)×奥行41.9×高さ39.4cm。重量は、本体は5.4kg、焼き網は4.75kg。価格は4万9900円。重量感がありますが、別売のポータブル・カートを使えばコロコロと引っ張って動かせます。
「ふた」があることの効果

ウェーバーのグリルには、大きなふたが付いていますがQ1250グリルにもドーム状のふたがあります。ウェーバーで作られるBBQはとってもおいしいと評判ですが、おいしさの秘密は、ふただったんです。
グリルの火で直接加熱できるほか、ふたに沿って熱が対流して、間接的に肉に火を通すことができるのですから。いわゆるコンベクションオーブンのような仕組みですね。
しかも、ふたをすることで空気の流入量が抑えられるので、脂が落ちて炎が上がるなんてことを防ぐことができます。つまり、煙やにおいを最小限に抑えられるというわけ。
においや煙の苦情は一切なかった
実際、ウェーバー・スティーブン・プロダクツ・ジャパンの代表であるアダム・ホールさんは日本のマンションで何度もQ1250でバーベキューを楽しんでいるそうなんですが、においや煙の苦情はまったくないとのことです。
それに、ステーキを焼くだけでなく、パイやピザ、魚のグリルなどいろんな料理を作れます。マルチに使える調理器なので、「今日は天気がいいから外で料理して、そのまま食べようよ」なんてことも夢ではないんですね。
ガスは専用のOD缶でパワフル&安心

うれしいのはプロパンガスではなく、専用のOD缶を使うこと。ガスにはプロパン、イソブタン、nブタンが使われますが、プロパンが最も低温で燃焼しやすく、ハイパワー。
そして、ウェーバーのOD缶は混合ブタンにプロパンを25%も配合しているので、とってもパワフルです。もちろん、ガスですから着火も火力調節もボタンを操作するだけ。「バーベキューってとっても簡単でおいしい!」と実感できるはず。
ウェーバーのグリルは次の進化へ

木炭のように着火に手間取ることも、火力調整に泣くこともなく、気軽にBBQを楽しめるウェーバーのQ1250グリル。外に台所があるような感覚で、気軽に外ごはんを楽しめてしまうアイテムですよ。
問い合わせ
ウェーバーカスタマーサービスセンター 03-4578-0240(平日10:00~19:00)
https://www.weber.com/JP/jaLet me bake the meat stylishly with Weber
ウェーバーでスタイリッシュに肉を焼こう