密閉料理がキャンプ飯に向いている理由とは?
キャンプ場で料理をする時、密閉袋を使えば衛生的で手早く仕上げられ、調理器具を汚さず調理できることをご存知でしたか?「潰し」「混ぜ」「火を通す」という作業が全て密閉袋の中で完結するので、家で仕込みをしていけばそのままキャンプ場で仕上げをするのみ!
その手軽さに加え、少ない調味料で素材に味がいきわたるという利点も。さらに、うっかり汚れたままの手で調理しちゃって、思ったよりも調理器具が汚れちゃっていた…なんてこともありません!これは挑戦するしかないでしょう?!
密閉袋料理の献立を考えるときのコツをご紹介
密閉袋を使った献立を考えるコツをご紹介します。
コツ1:火の通り方がシビアなレシピは避ける!
料理行程が基本「混ぜる」「湯煎する」というシンプルなものになるので、既に火が通っているものや生で食べれるものを使うとキャンプ場でも安心して調理出来ます。
コツ2:漬け込むと味わいが深くなるレシピをセレクト!
家での仕込みがポイントになる密閉袋料理は、漬け込み要素が強い調理に向いています。漬け込めば漬け込むほど味わいが増すなんて…ズボラな私にピッタリです!
コツ3:密閉袋の選びに注意!
湯煎するレシピの場合は耐熱温度をチェックしてください。100℃の表記があればOKですが、それ以下の場合は湯煎中に袋が破れることもありますのでご注意下さい。ちなみに今回私が使用したものはこちらです↓
ジップロック フリーザーバッグ M16枚入
揉み込むだけで完結するレシピにはこちらでもOK↓
岩谷 アイラップミニ 30枚入 縦25×横15cm
ポイントを押さえたところで、次は密閉袋レシピをご紹介いたします!
前菜レシピ
子供達にも大人気!おまつりキュウリ
キンキンに冷えたきゅうりがあるとおやつやサラダ代わりに…あぁ、もうパリパリが止まらない!
<材料>
胡瓜4本/砂糖小さじ2/塩小さじ1/辛子や柚子胡椒などお好みの調味料/割り箸
<1>胡瓜は、適当な長さに切り分け何カ所か皮を剥いて包丁の先や爪楊枝で切り込みをいれます(漬かりやすくする為ですので、必要ない方は省略可)。
<2>割り箸以外の(当たり前か…)全ての材料を密閉袋に入れ、調味料がいきわたるようにシャカシャカふります。ここがこのレシピの一番楽しいところなので音楽でもかけて陽気にレッツシェイク!あとは数時間放置で出来上がり!
そして、お祭り胡瓜最大のポイントなのですが…割り箸を胡瓜に刺してから盛りつけましょう!何故だかわからないのですが、割り箸に刺さっている状態で食べると確実に美味しく感じられるのです!ミステリアスです!氷があるなら、盛りつけの器のなかに氷を入れるとなおさら涼しげで美味しそうになりますよ。
お子様向けには、砂糖と塩だけでも美味しく漬けられます!普段あまり野菜を食べない子供でも、これだとお菓子感覚でパリパリと食べてくれます。
主菜レシピ
スキレットdeスコップコロッケ
市販の乾燥マッシュポテトを使えば、お手軽で見た目にも手の込んだ料理に見える「スコップコロッケ」が出来上がり!
<材料>
乾燥マッシュポテト30g/バター10g/水120ml/レトルトミートソース適量/ウィンナー数本/空煎りしたパン粉/とろけるチーズ適量
<1>お家で下ごしらえとしてパン粉を空煎りしておきましょう。こんがりきつね色になったら準備OK!この行程はあくまで見た目重視の要素ですので…面倒な方は抜かして下さい。
<2>密閉袋にマッシュポテトと水を入れモミモミしましょう。なめらかになったらそこにチューブバターと塩こしょう(分量外)をさらに混ぜ込みます。出来上がったものをバター(分量外)を塗ったスキレットに敷き詰めます。
<3>ミートソースをその上に重ねるようにならし、ウィンナー、空煎りパン粉、とろけるチーズの順にのせていきます。
<4>最後に、スキレットを熱々になるまで火にかけます。仕上げはバーナーで炙りましょう!
出来上がり!トッピングは火が通っているものならどんなものでもOK。おすすめは、コーンやトマトやツナです。ソースも市販のパスタソースの中からお好きなものをお選びください。組み合わせ次第で色々な味に挑戦出来ますよ。
<例>
たらこクリームソース+ホールコーン
ナポリタンソース+生卵
カルボナーラソース+ベーコン
放っておくだけの鶏ハムサラダ
下味までを家で済ませておけば、現地でお湯をわかして「どぼん」とお肉を放り込むだけで出来上がり!とっても気軽なのに絶対美味しいのが鶏ハムです!
<材料>
鶏胸肉300g/クレイジーソルト小さじ2/オリーブオイル大さじ3
<1>家で全ての材料を密閉袋に入れもみこんでおきましょう。キャンプ場についたら一番大きな鍋にたっぷりのお湯を沸かします。沸騰したら火をとめて、密閉袋をお湯に沈め蓋をし、完全に冷めるまで待ちましょう!
鍋のサイズにもよりますが、だいたい2時間〜くらいはかかります。もしも、鍋のサイズが小さくて火の通りが心配であれば、一度お肉を引き上げて再びお湯を沸騰させ火をとめたら再び湯煎しましょう(密閉袋は耐熱温度が100℃なので、湯煎したまま再沸騰させると袋が破れる恐れがあるので注意です)。
<2>完全に冷めお肉に火が通ったらスライスして完成!最後に、カットサラダを用意して盛りつましょう!
この鶏ハムは、サンドイッチに使ったりパスタに混ぜ込んだりと、アイデア次第で活用度無限大です。ぜひともオリジナル料理に活用してみてください!
デザートレシピ
パイナップルスムージー
暑い季節に嬉しい冷たくてスウィートなドリンク。とっても簡単なのでお子様と一緒に挑戦してみるのもおすすめです。
<材料>
カットパイン/好きなフレーバーの加糖ヨーグルト/はちみつ/氷(量は全て適量)
<1>全ての材料を密封袋に入れ果物をつぶすように揉みます。この過程はお子様にお願いしてもいいかもしれませんね!
<2>自分の好きな混ざり具合になったところで氷を入れたコップに注ぎます。氷が少し溶けた頃が飲み頃!キンキンに冷えたフルーツスムージーを楽しんでください。
パイナップルに限らずお好きな果物でどうぞ!カットされた果物を使えばお手軽さが増しますね。
ヨーグルトもお好きなものをチョイスしてください。今回は、アロエ入りにしてみました。さっぱり味がお好みの方はシロップなしでも…ヨーグルトを無糖にするとさらに大人デザートに!
氷の持ち運び方ですが…我が家では保冷水筒に入れていきます。これなら真夏のキャンプでも冷たいドリンクが楽しめます。ちなみに、この日は写真のカットパインに小分けヨーグルト3パック、携帯用のメープルシロップ1個を入れました。参考にしてくださいね。
ランチレシピ
カレーつけ麺
キャンプ場に到着して、すぐのランチにうってつけのカレーつけ麺をご紹介します。
<材料(1人前)>
豚バラ肉/油揚げ/刻んだカレールーひと粒/水200ml/粉末かつおだし/ねぎのみじん切り/お好きな麺類
<1>家での下ごしらえの段階で、密閉袋に豚バラ肉、油揚げ、刻んだカレールー、粉末かつおだし、を入れておきます。
<2>たっぷりのお湯を沸かし、密閉袋に水を入れ、火が通りやすいようにお肉をほぐすように数回モミモミします。沸騰後、火を消した鍋に入れ30分置いておきます。
<3>出来上がったつけ汁にたっぷりのネギをトッピングしたら、後はお好きな麺に添え完成です!豚肉を入れることでスープにコクがでます。具は火の通りやすいものならどんなものでもOK!私のおすすめはまるごとゆで卵です!
まとめ
密閉袋料理の魅力を感じていただけたでしょうか?料理の後片付けが面倒だから…手を汚したくないから…刃物は怖いから…なんて理由でキャンプ料理をカップ麺で済ませていたあなたも、密閉袋料理を知ればよりキャンプの楽しみが広がること請け合いです!
これからのベストシーズンを楽しく過ごす方法として挑戦するに値する調理方法だと思いますよ。さぁ、今すぐ密閉袋を買いに走りましょう!!