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長年放置していたギアの「スス汚れ・サビ」を魔法の消しゴムで磨いてみたら…衝撃のビフォーアフター!

筆者にとってキャンプの醍醐味の1つとして外せないのが、“焚き火調理”。けれど、毎回憂鬱なのが、クッカーに付着する真っ黒なスス汚れ。普通に洗ってもなかなか落ちないんですよね。

ところが最近、画期的なアイテムを発見! 見た目はまんま「消しゴム」そのものですが、どうやら頑固なスス汚れが簡単に落とせるもよう。はたして、その実力やいかに……?!

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目次

記事中画像撮影:筆者

キャンプギアのススやサビってもう落とせない?

テーブルに置かれた真っ黒な飯盒

自分で起こした火でキャンプ飯を作る“焚き火調理”って、キャンプの醍醐味の1つですよね。でも、いざ片付けとなると毎回憂鬱なのが、真っ黒なスス汚れ問題

スポンジと食器用洗剤で表面の汚れはある程度落ちるけど、一度定着してしまった頑固なスス汚れは、研磨剤や金ダワシなどで相当こすらないとなかなか落ちないのが悩みでした。

スス&サビを落とせる消しゴムだと…?!

「そこそこ消しゴム」パッケージ
「そこそこ消しゴム」パッケージ裏面

ところが最近、ナニワ研磨工業の「そこそこ消しゴム#400」という商品を発見! こちら何と、サッと消しゴム感覚でこすって金属のスス汚れを落とせるクリーナーとのこと。

しかもどうやら、サビや水あかにも使えるもよう。一見消しゴムにしか見えないコレで、本当にそんなに簡単にスス汚れやサビが落とせるのか……? しっかり使って検証していきます!

    ナニワ研磨工業 そこそこ消しゴム

    サイズ全長50mm・巾40mm・高さ20mm
    重量約80g
    材質#400(サビ・汚れ取り用)ブリスターパック

    「そこそこ消しゴム#400」って、一体なんだ?!

    見た目は、まんま消しゴム!

    「そこそこ消しゴム」先端部アップ
    「そこそこ消しゴム」と車のキー

    見た感じは、完全に消しゴムそのもの。サイズは全長50×幅40×高さ20mmと、やや大きめサイズの消しゴムといったところです。

    粒度の高い研磨材でピカピカに

    「そこそこ消しゴム」を手で触るシーン

    サンドペーパー(紙やすり)の種別に「#240」といった数字表記が用いられますが、これは「やする目の荒さ=粒度」を表します。

    「そこそこ消しゴム」に使用されている研磨材は「#400」。消しゴムタイプの研磨クリーナーとしてはかなり高めの粒度で、微細なキズが目立ちにくく、ピカピカに見える仕上がりになるそう。

    実際に触ってみると、手が傷つくほどではありませんが、少しだけザラつきを感じます。ただし、どうしても研磨材なので、微細な傷もつけたくない物には使わないのが無難です。

    金属のスス・サビ・水あかに使える

    「そこそこ消しゴム」公式より飯盒に使用するシーン

    出典:amenoma

    洗剤とスポンジで洗っても落ちきらず、だんだんと定着してしまう飯盒やクッカーなどのスス汚れ。「そこそこ消しゴム」は、そんな長年積もった頑固なスス汚れもにも有効だそう。

    さらに、金属の軽微なサビや水垢汚れも、同じく消しゴム感覚でこすり落とせるんだとか。筆者が諦めていたスス汚れやサビもピカピカに落とせるのか……。果たしてその実力は?!

    手持ちギア&自宅の汚れを落としてみた!

    検証1|真っ黒に育て上げた飯盒

    真っ黒な飯盒

    度重なる焚き火調理で、真っ黒なまでに育て上げたこちらの飯盒。これはこれで味わい深いのですが、「そこそこ消しゴム#400」の効果を検証すべく、これを機にピカピカにしてみます!

    真っ黒な飯盒にマスキングテープ

    まずは、ビフォーアフターが分かりやすいようにマスキングテープで半分に分けておきます。

    真っ黒な飯盒に「そこそこ消しゴム」を使用

    早速、消しゴムのようにゴシゴシこすってみると……、すでに一筋のクリアなラインが! ちなみに、「激落ちくん」などのメラミンスポンジのように水に濡らす必要はありません。

    これは魔法レベルじゃん、期待できるぞ! ということで、さらにこすっていきますよ。

    「そこそこ消しゴム」で磨いた飯盒のビフォーアフター(半面)

    5分ほど磨いた結果、このようなビフォーアフターに! 凹みや傷に入り込んだ頑固なスス汚れは落としきれませんでしたが、8割程度は落ち切った印象です。

    けれど磨く力はそこそこ必要で、筆者は半分磨いただけで手の握力がほぼなくなりました。サイズ的に、一度に磨ける面積が小さいため、全体を磨くとなるとかなりの労力になりそうです。

    とはいえ、研磨剤入りの洗剤や金ダワシ、水すら不要という点では、やはりかなり手軽に使えるクリーナーだと実感。

    検証2|サビスポットが点在する鉈

    馬場長金物「多喜火鉈」
    馬場長金物「多喜火鉈」のサビスポットアップ

    お次は、3年ものの馬場長金物「多喜火鉈」。夜、焚き火周りに吊るしたまましまい忘れて朝露が付着したりして、刃の側面にところどころ、サビスポットが点在した状態に。

    これも、ホントに「そこそこ消しゴム」で落とせるんでしょうか……?

    馬場長金物「多喜火鉈」に「そこそこ消しゴム」を使用

    錆びた部分を磨いていきます。こちらは飯盒のスス汚れに比べると、そこまで力を入れなくても錆が取れていきます。

    また、消しゴムがの面積が小さい分、鉈のような細いアイテムに対してはより使いやすく感じました。

    馬場長金物「多喜火鉈」のサビ落としアフター

    はい、こちらがアフターです! 刃の全面がビッシリ錆びついていた訳ではなく、点在化していたサビだったこともあり、飯盒よりは圧倒的にラクに綺麗になりました。

    これなら、キャンプに持参しておいて、焚き火の隙間時間に鉈を磨くなんてのもアリですね!

    検証3|家の洗面台の水あかは?

    自宅の洗面台
    自宅洗面台のシンク部分アップ
    自宅洗面台のシンク部分に「そこそこ消しゴム」を使用

    筆者宅の洗面台ですが、ご覧のとおり頑固な水垢が……。ということで、洗面台も磨いてみました! 水垢に関してはスス、錆に比べて最も軽い力で簡単に落とせました

    自宅洗面台のシンク部分を水で流す
    自宅洗面台のシンク部分の水垢落としアフター

    洗面台の頑固な水垢が取れて、この通りツヤピカな洗面台に! おかげで水捌けまで良くなりました。これで毎朝気持ちよく顔を洗うことができそうです。

    この作業も、別途専用の洗剤やスポンジが不要でササっと擦るだけなので、気づいたときにすぐできる手軽さが大きなメリット。これならズボラな人でもツヤピカ状態を維持できるかも。

    気になったのはこんなところ

    紙製カバーの耐久性

    「そこそこ消しゴム」紙製カバーがめくれたところ

    文房具の消しゴムと同じように、カバーは紙製。当然ながらそれほど耐久性はありません。特に角部分は弱く、引っかかったり濡れたりすると簡単にめくれてきてしまいました。

    「そこそこ消しゴム」紙製カバーを外したところ

    ただし「#400」と目は荒くなく、サンドペーパーなどと違って、直接手で握ってこすっても指は全く痛くありません。なので、カバーがダメになったら外してしまった方がスムーズ

    削りカス対策は必要

    「そこそこ消しゴム」使用後に散らばったカス

    文房具の消しゴムと同様、汚れをこするとポロポロと削りカスが落ちます。ススやサビもカスに混ざるため、カスを集める際に天板が黒く汚れてしまいました。

    なので、磨く際は下に新聞紙など敷くことをおすすめします。

    使用して汚れが付着した「そこそこ消しゴム」

    また、消しゴムの擦った部分にもスス汚れやサビが付着します。

    そのまま白い洗面台などを磨くと、汚れを擦り付けてしまうことになるので、汚れの付いた部分はハサミなどでカットしてから使うのがベターです。

    スキマ時間に愛用ギアをササっとキレイに!

    「そこそこ消しゴム」で綺麗になった鉈と飯盒

    消しゴムのようにこするだけで愛用ギアがピカピカになる「そこそこ消しゴム」。洗剤やスポンジ、水すら不要な手軽さが最大の魅力です。

    やっぱりスス汚れやサビが落ちると、購入したときを思い出して新鮮な気持ちになりますね。キャンプや日々の隙間時間に、ササっと磨いてみてはいかがですか?

      ナニワ研磨工業 そこそこ消しゴム

      サイズ全長50mm・巾40mm・高さ20mm
      重量約80g
      材質#400(サビ・汚れ取り用)ブリスターパック

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