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「え、これワークマン!?」って思っちゃった。2,900円で見た目も機能もイケてる黒スニーカー3選

もともと安全靴など職人さん向けのシューズを多数揃えていたワークマン。近年は一般向けのシューズを急速に拡充。さらには「ワークマンシューズ」なる専門店までオープンするほど、カジュアルシューズに力を入れているんです。

今回は普段使いにおすすめしたい「ブラックスニーカー」を3足チョイス。忖度なしに、どれも2,900円とは思えないくらい良かった……!

目次

記事中画像撮影:筆者

安全靴だけじゃないぞワークマン!

ワークマンの靴売り場

もとはワーカー向けの製品のみを扱っているお店だった「ワークマン」。安全靴など職人向けの靴を多く扱っていますが、いま売り場面積が広くなってきているのは、一般ユーザー向けのシューズコーナー。

今回はとくにユーザー評価が高く、普段使いしやすそうなブラックスニーカー3足の実力を検証します!

1|普段使いからアウトドアまで「アクティブハイクサミットハンター」

アクティブハイクサミットハンター物撮り

見た目はきわめてシンプルな黒いシューズといった感じですが、使い勝手の良さが詰まっているのがこちらのモデル。では特長をひとつずつチェックしていきましょう。

アクティブハイクサミットハンター

  • 品番:53573
  • 値段:2900円(税込)
  • カラー:ブラック・ベージュ
  • サイズ:23cm~28cm

まずはディテールからチェック

アクティブハイクサミットハンターの重さ

重さは片足約350g(25.5cm)。見た目より重い印象ですが、履いてみると重くは感じません。

アクティブハイクサミットハンターのソール

ミッドソールは横から押してみても柔らかいので、衝撃吸収性は良さそう。実際履いたときもクッション性が高く、疲れにくかったです。

アクティブハイクサミットハンターのアウトソール

底面はラバーソール。加えて凹凸のあるブロックパターンが採用されているので、雨天後のキャンプ場などでも頼りになる仕様。

インソールはかかとをサポートするような形状になっていますが、クッション性に関してはミッドソールに依存しているような印象。

さらなるクッション性が欲しい方は高機能なインソールに変えても良いかもしれません。

アクティブハイクサミットハンターのソール厚み

ソールの厚みは、かかとが35mm、つま先は18mmほど。ちまたで流行っている厚底スニーカーのような仕様なので、身長を盛れちゃいそうですね!

グッドポイント1|脱ぎ履きがラクにできる

アクティブハイクサミットハンター の結ばない靴紐

アクティブハイクサミットハンターの大きな特長は、靴ひもの仕様。先端のアジャスターを使って調整するタイプなので、結び直す手間なし。脱ぐ履くのストレスがありません。

小学生が履けるサイズもあるので、紐ひもを結ぶのが苦手な子どもにもおすすめ。

グッドポイント2|急な雨にも対応できる防水性

接地面から6cm防水するイメージ図

出典:workman

接地面から6cmまで防水できるスペックがあるので、急な雨に対応できるのも嬉しいポイント。

標高の高いキャンプ場では天気の急変もありますし、日常生活でも夏はゲリラ豪雨なんてのも多いですよね。

霧吹きで水をかけてみました。アッパーの撥水性も良好です。

アクティブハイクサミットハンターのスプラッシュシールド

さらに内側には透湿防水フィルム(スプラシールド)が! ってことは、防水シューズです。

かかと周りの防水性はないものの、厚めのクッションがレイアウトされているので履き心地は良かったです!

靴が硬すぎる……? 気になる口コミを検証してみた

公式サイトのレビューは145件で、平均評価3.8/5とまずまずですが、なかでも気になるレビューを見つけました。「ソールもアッパーも硬めで、足になじむまで時間がかかりそう」というものです。

アクティブハイクサミットハンターの踵

かかとにはプラスチックっぽい質感のヒールガード。つま先にはラバーガードがついています。さらにアッパーの素材には摩耗に優れたコーデュラが採用されています。

靴の剛性が優れているゆえに、人によっては硬さを感じるのかもしれません。

ちなみに筆者は靴の硬さは気になりませんでした!

「アクティブハイクサミットハンター」はこんなシーンでおすすめ

アクティブハイクサミットハンター着用イメージ

とにかく結ばない靴ひもで脱ぎ履きがラクなので、テントへの出入りが多いキャンプに便利。また接地面から6cmまで防水できるので、朝露がおりたキャンプ場などでも活躍すること間違いなし。

見た目がシンプルなので、日常でも使いやすいですよ。普段使いからアウトドアユースまで幅広く対応する一足です!

▼「アクティブハイクサミットハンター」の詳細はこちら

2|高反発で走りやすい「防水シューズハイバウンスレイン」

次に紹介するのは、モデル名の通り透湿防水素材(イナレム)を使っているのが最大の特長。

でも、先ほど紹介したアクティブハイクサミットハンターとは仕様が違うんです。

防水シューズハイバウンスレイン

  • 品番:53554
  • 値段:2900円
  • カラー:ブラック・アクアブルー
  • サイズ:24.5cm~28.0cm

まずはディテールからチェック

防水シューズハイバウンスレインの重さ

今回紹介する3モデルのなかで、靴全体の大きさは一番ボリュームがあります。ですが、片足約265g最軽量! 実際に履いてみてもその軽さを実感できました。

防水シューズハイバウンスレインのミッドソール

ミッドソールは、バウンステックECOという高反発素材を採用。この点も今回紹介する3モデルのなかで一番ミッドソールが厚く、衝撃吸収性に優れています

防水シューズハイバウンスレインのアウトソール

底面はラバーソールですが、濡れた路面でツルっと滑りにくい耐滑仕様になっているのも嬉しいポイント。

防水シューズハイバウンスレインの踵厚み

ソールの厚みは、かかとが42mm、つま先は24mmくらい。アクティブハイクサミットハンターよりも厚底なので、身長爆盛れします。小柄な筆者としては嬉しい!

グッドポイント1|ニオイを抑えてくれる技ありのインソール

防水シューズハイバウンスレインのインソール

靴のなかには、ブルーグリーン色が目を引くインソール。なんでも抗菌防臭加工が施されている模様。靴を脱いだあとのイヤ〜なニオイを減らしてくれるのはいいですね。

インソール自体にもほどよくクッション性があり、ランニングユーザーも意識していそうです。

グッドポイント2|水たまりも怖くない

接地面から5cm防水するイメージ図

出典:workman

完全防水できるのは、接地面から5cmまでとのこと。でも防水素材を使っているのに、なんで5cmだけなの? ってギモンに思いますよね。

おそらくですが、アッパーとタンを繋げていない構造のため、接地面から5cm防水と表現しているんじゃないかな、と。

防水シューズハイバウンスレインのシュータン

その点、アクティブハイクサミットハンターの防水が接地面から6cmと1cmだけ高いのは、アッパーとタンが一体化しているからかもしれません。

左)アクティブハイクサミットハンター 右)防水シューズハイバウンスレイン

ただ、どちらのモデルも普段は履き口まで靴ひもで絞っていますから、そう簡単に浸水することはなさそうです!

そして、使用している防水透湿素材の種類も違うのですが、どちらも「透湿」というワードが入っているので、防水かつ「蒸れにくい」素材ではあるようです。ただ、その差まではわかりませんでした。

甲高の人はキツイ? 気になる口コミを検証してみた

公式サイトのレビュー総数は89件で、平均は4.1/5と高めですが気になる評価も。「甲高の人はキツイ」というものです。

防水シューズハイバウンスレインとハイバウンスウォーク
左)ハイバウンスウォーク 右)防水シューズハイバウンスレイン

今回3モデルすべて25.5cmで買ってきましたが、確かにこのモデルが一番窮屈に感じました。とくに甲高の人はよりきつめに感じるかもしれません。

筆者はメタボ対策にランニングしていますが、靴屋さんで「ランニング用」として売られている靴はつま先が低めできつい印象です。

つまり、他の2足は日常使いやウォーキングをメインに設計しているのに対して、防水シューズハイバウンスレインはランニングをメインにしているものと思われます。

「防水シューズハイバウンスレイン」はこんなシーンでおすすめ

防水シューズハイバウンスレイン着用イメージ

ダントツにおすすめなのがランニングシーン。最近のランニングシューズはミッドソール厚めのものが多く、防水シューズハイバウンスレインも厚めでフィット感を重視した作りになっています。

それにあちこちに反射プリントが採用されているので、夜間自転車や車からの視認性にも優れています。

見た目も今どきっぽいので普段使いにも良さそうです!

▼「防水シューズハイバウンスレイン」の詳細はこちら

3|ビジネスシーンでも活躍!「ハイバウンスウォーク」

ハイバウンスウォークの物撮り

最後に紹介するのは、フォーマルなシーンにも履けそうなデザインのシューズ。見た目はシンプルですが、隠れたギミックが搭載されていました!

ハイバウンスウォーク

  • 品番:53507
  • 値段:2900円
  • カラー:ブラック・ホワイト
  • サイズ:24.5cm~28.0cm

まずはディテールからチェック

ハイバウンスウォークの重さ

どこか本革っぽい見た目をしていますが、実際には軽量な合成皮革が使われています。重さは片足約300g(25.5cm)。見た目よりも全然軽いな〜と感じました。

アウトソールはラバーにすることでグリップ力を高めつつ、センター部分を大幅に肉抜きすることで軽量に仕上げています。

ハイバウンスウォークのソール厚

ソールはかかと側が35mm、つま先側が18mmほど。他のモデル同様、底は厚めです。

ハイバウンスウォークのインソール

インソールは充分に厚みがあり、クッション性を生み出しています。さらに、かかと側に合成樹脂プレートがあるので、快適な歩行をサポートしてくれます。

グッドポイント1|高反発素材でふわっとした歩き心地

ハイバウンスウォークのミッドソール

ミッドソールは2層式。衝撃吸収性と反発性のある高反発素材が使われており、フワフワとした歩き心地です。

また、プレートも内蔵されているだけあって安定感もありました。これなら長時間履いていても疲れにくそう。ウォーキングシューズにぴったりですね。

グッドポイント2|フォーマルな服装にも合う

ハイバウンスウォークのフォーマルな着用イメージ

出典:workman

先述したように、アッパーの素材に合成皮革を採用することで本革っぽい質感を出しているので、通勤時はもちろん、入学・卒業式といったフォーマルなシーンにも合わせやすいこと。

重たい革靴は疲れてしまいがち……そんな悩みを解消してくれます!

防水性はないけど……小雨くらいならしのげそう

ハイバウンスウォークの防水性チェック

ハイバウンスウォークには防水性能がありません。でも、試しに水をかけてみたら表面の水はしっかり弾いていました。アッパーが合皮素材なので保水しにくいのだと思います。

ただ縫い目からの浸水は免れないので、あくまで短時間の小雨くらいに考えておくのが良さそうです!

靴ひもが短い? 気になる口コミを検証してみた

公式サイトのレビュー総数は96件、平均4.1/5で評価は上々。ですが、なかには「靴ひもが短くて結びにくい」というレビューも。

ハイバウンスウォークの靴紐

きつすぎず、ゆるすぎない普通のフィット感で結びましたが、個人的にはちょうどいい長さでした。むしろ、靴ひもがだらんとしないので見栄えが良いな、と思ったくらい。

でも、足の形や締め方によって、靴ひもが短く感じるケースもあると思います。そんなときは靴ひもを取り替えのちゃうのが手!

ソールのスリットから浸水する……?

ソールのスリットに水を入れている

さらに、もうひとつ気になった口コミが「ソールのスリットから浸水する」というもの。ソールは地面と設置する面なので、ここから水が入ってくるのはかなり困る……。

ということで水を入れて実験してみましたが、そもそもミッドソールは水が染みこまない素材なので、このスリットからシューズ内に浸水することはありません。小雨ぐらいであれば全然問題ないでしょう。

「ハイバウンスウォーク」はこんなシーンにおすすめ

ハイバウンスウォーク着用イメージ

本革っぽいマットな質感ではありますが、軽量で歩きやすいシューズなので、ビジネスシーンから休日子どもと一緒に走り回るようなシーンまで、まるっとカバーできちゃいますよ。

▼「ハイバウンスウォーク」の詳細はこちら

何足持っていても重宝する黒スニーカー

黒スニーカー三種類
左からアクティブハイクサミットハンター、防水シューズハイバウンスレイン、ハイバウンスウォーク

改めて、今回紹介した3足の特長をまとめておきましょう。

  • ・脱ぎ履きがラクで用途を選ばない「アクティブハイクサミットハンター」
  • ・ランニングに適していて防水性もバッチリ「防水シューズハイバウンスレイン」
  • ・フォーマルな服装にも合わせやすく歩き心地の良い「ハイバウンスウォーク」

価格は、どれも1足2,900円(税込)です。全部買っても、筆者が普段ランニング用に使っているスポーツメーカーのスニーカー1足分。

もちろん機能がまったく同じというわけではありませんが、やはりワークマンは価格以上の満足度

防水シューズハイバウンスレイン着用イメージ

どんな洋服にも合わせやすい黒スニーカー。デザイン違いで持っているとファッションを楽しむことができますし、天候や用途に合わせて使い分けることもできます。

ぜひワークマン店舗で実物をチェックしてみてください。

▼「アクティブハイクサミットハンター」の詳細はこちら

▼「防水シューズハイバウンスレイン」の詳細はこちら

▼「ハイバウンスウォーク」の詳細はこちら

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