6月のキャンプ、どんなことに注意すればいい?
6月になると夏の気配が近づいてくるキャンプ場。フィールドの新緑も生き生きと、美しさを増していきます。が、やはり外せないのは梅雨のこと。
キャンプの雨対策をはじめ、初心者キャンパーが6月キャンプで注意するべきポイントを紹介します。
梅雨時のテント泊について
雨がシトシトと降り続いたり、降ったりやんだり天候がめまぐるしく変わるのが梅雨の時期。
キャンプ初心者だと、雨のテント泊はちょっぴり不安を感じてしまいますよね。作業別に基本的な注意点を紹介します。
サイト選びは、砂利サイトがベスト
サイトを自分で選べるなら、水はけのよい砂利敷きのサイトがベスト! 土だとかなりぬかるみます……。地面の水はけがよければ、木々が雨を受けてくれる林間サイトもおすすめ。
設営はいつもよりちょっと工夫を
まずはタープから設営し、雨から体や道具を守る場所を作ります。テントの出入り口をタープの下に入れて連結させれば、出入りの際に雨に濡れることが少なくてすみますね。
テントの床下には水の浸水を防ぐため、グラウンドシートやブルーシートを敷いておきましょう。レインウエアやポンチョを着用して作業できればストレスも軽減されます。梅雨の時期なら絶対に用意しておきましょう!
日中は「雨の溜まり具合」に注意を!
1枚布タープの場合はルーフに水がたまりやすく、そのままにしていると倒壊のもとになることも。
ポールを追加してルーフを突き上げたり、1ヵ所のポールを短くする、張り綱で傾斜をつけるなどして雨水の逃げ道を作りましょう。
テントやタープ内は基本的に火気厳禁。雨が降っていてもバーナー類は外で使うのが基本です。けれどあまりにも雨が激しい場合は、タープの出入り口付近(スクリーンタープは出入り口を全開にして)、地面に近い部分で注意して使用を(あくまで自己責任です)。
就寝前に、いつもよりテントの張りを気にする
テント内のジメジメを防ぐには、ベンチレーションの活用が必須。インナーテントとアウターテントの隙間がしっかりとできるよう、張り綱をしっかりと張って、ペグダウンしておきます。
とくに梅雨時は地面がぬかるむため、ペグが抜けやすくなります。就寝前に張り綱&ペグをチェックしておきましょう。
撤収時は、無駄に濡らさないように注意・濡れたら拭き取る
タープの撤収は一番最後。タープを拠点にキャンプ道具を片付けていきます。
濡れたまましまうとカビや錆など破損のもと。しっかり拭いて水気を取るか、後ほど自宅で乾燥を。
テントやタープなど現地で乾燥が難しいものは、ブルーシートにくるんで持ち帰り、晴れた日に自宅でしっかり乾燥させましょう。
暴風雨の際はコテージに変更を
あまりにも激しい雨風だと、テント内に浸水してきたり、倒壊してしまったり、身の危険を感じることも少なくありません。そんな時はすぐにキャンプ場の管理人に相談し、コテージなどの宿泊施設に泊まれるか聞いてみましょう。
事前にコテージに空きがあるか、管理人さんと相談しておくといいですね。早めの対応がカギとなります。
まためまぐるしく変わる天気の際は、天気予1枚布タープの場合は報のチェックをお忘れなく。携帯電話の電波が入らないキャンプ場も多いので、そんな時はラジオが重宝します。
ソニー シンセサイザーラジオ ICF-R354M
モンベル H.C.5way マルチラジオ
紫外線は真夏並み!日焼け対策をお忘れなく!
とくに女性が気になってしまう日焼け。でもまだ6月だから大丈夫、なんて思っていませんか?
じつは6月の紫外線量は真夏とほぼ同じ。そして曇っていても紫外線は降り注いでいるのです。ちなみに晴天時と比べると、うす曇りは約80~90%、曇りは約60%、雨天時は約30%の紫外線量。
ちなみに標高が1000m高くなると、紫外線は10%ほどアップします。
この時期は日中暑かったり、ジメジメしていたりで汗をかくと、せっかく塗った日焼け止めも落ちてしまいます。3~4時間に1回は塗りなおすようにしましょう。
寒暖の差に注意!服装について
夏の気配が近づいてきた、といってもそこは自然たっぷりのフィールド。
キャンプ場の自然環境にもよりますが、まだまだ日中と朝晩の寒暖の差が激しい季節です。例えば群馬県にある・北軽井沢スウィートグラス(標高1150m)のHPによると、6月服装の目安
日中…Tシャツと薄手のシャツ 朝晩…スウェットが必要
となっています。防寒着は必ず1枚以上用意しておきましょう。また雨で服が濡れたり、ジメジメと湿ったりすることが多いので、着替えも多めにご用意を。
雨具について
梅雨の時期のキャンプに欠かせないのが雨具です。快適に過ごすためには、両手がふさがらないレインウエアの装着がおすすめ。
ウエア内のジメジメを防ぎ、雨から身を守るには透湿性・防水性の高いものを選ぶといいでしょう。その際はインナーも吸湿速乾素材をチョイスし、ウエア内の快適化を心がけましょう。
足元もレインブーツを履いていると快適に動けます。
雨のキャンプもいいものです!
梅雨や紫外線など6月キャンプは注意もいろいろありますが、楽しいこともあるんです!
雨でしっとりとした新緑の姿や匂いを感じたり、テントに響く雨音をゆっくり聞いてみたり、雨の日しか出てこない野生生物を観察してみたり。ホタル鑑賞もできるかもしれません。
そしてなによりも梅雨シーズンはキャンプ場が空いています。この機会に雨のキャンプをぜひ体験してみてください!
Are You Ready?
6月のキャンプ、準備はOK?