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不快さMAX!靴下が濡れるのをなんとか防ぎたい
たとえ雨は降っていなくても、夜や早朝などの時間帯はフィールドの芝には水滴がたくさん。ちょっとトイレに行って戻ってきただけで、靴下まで濡れてしまった、そんな経験ありますよね。
一泊程度なら着替え無しでキャンプに行くこともあり、そんな時に靴下まで濡れてしまった時の絶望感と言ったら……。
不快感や臭いが気になるだけでなく、足先が冷えて体調に影響してしまうこともあるので、できれば濡れずに過ごしたいもの。
雨用に長靴などを備えておくのも有効ですが、荷物になるため車じゃないと積んでおけない、といった制約も。
そういった時に役に立ってくれそうな、モンベルのちょっと変わった防水アイテムの情報を入手。
実際どのぐらいの効果があるものなのか、使って確かめてみました。
モンベルのオールラウンドソックス
そのアイテムというのがこちらの「GORE-TEX オールラウンド ソックス」(税込8,250円)。なんと防水性能を備えた靴下なんです。
靴下で防水だなんてどうにも信じがたいですが、果たして本当にしっかり防水してくれるんでしょうか。
なかなかのお値段ですがそれもそのはず、こちらの靴下は、その名の通り高品質なレインウェアなどで使われる防水透湿素材であるGORE-TEX(ゴアテックス)を全面に使用。
甲側は伸縮性のあるストレッチ素材、裏側は摩擦などに強い素材が使われています。
裏返すと、縫い目からの水の侵入をシャットアウトするシーム処理が施されています。とても靴下とは思えない、ハイスペックな作りです。
そしてあくまでも生地であるため、クルクルっと丸めてクシャっとコンパクトに収納でき、持ち運びも便利。ポケットの中にすら収まってしまいます。
ちなみに使い方は、素足に直に履くのではなく普通の靴下の上に被せて履く、オーバーソックス。靴下の上にこのオールラウンドソックスを履いて、その上に靴を履きます。
靴自体は濡れてしまっても、その中まで水が浸透することはなく、足そのものは快適な状態を保てる、という構造です。
今回はショートタイプのソックスを試しましたが、店頭にはハイソックスタイプもありました。最初から水に浸るのがわかっているようなシチュエーションの場合は、ハイソックスタイプの方が有効ですね。
本当に水を防げるの?防水力を検証してみた
さて、どんな靴下か分かったところで、肝心の防水力を確かめてみるとしましょう。手順通り、普通の靴下の上にオールラウンドソックスを履き、大胆にも公園にある水道の水をジャバジャバとかけてみました。
ちょっとかける程度では信ぴょう性に欠けるので、勢いよくいろんな部分にかけていきます。
足の甲から爪先にかけて、しっかりと水をかけ終わりました。一緒に履いていたサンダルまでびしょ濡れになっています。パッと見では、表地には水が染み込んで濡れているように見え、若干ひんやりとした感触も……。
若干の不安が頭をよぎりつつも、おそるおそるオールラウンドソックスを脱いでいきます。果たして本当に防水できているんでしょうか、緊張の瞬間です。
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ご覧ください、なんと中の靴下は全く濡れていません! 冷気までは防ぐことはできないため、冷たさは感じましたが、水自体は少しも入り込んでいませんでした。GORE-TEXおそるべし、疑ってしまいすみませんでした。
これだけしっかりした防水性能であれば、すでに濡れてしまった靴を履く時なども、間にこのオールラウンドソックスを履けば、靴下は常に快適な状態を保つことができますね。
ちょっと気になったところ
優秀な防水性能を発揮したオールラウンドソックスですが、少し気になった点もあります。
まずは、普通の靴下に比べると伸縮性が低い、というところ。水を通しにくいGORE-TEXの特性上、仕方がないところではありますが、若干脱ぎ履きがしづらいので、少し大きめのサイズがおすすめです。
また、靴下とは言え若干ゴワつきがあるので、ピッタリサイズの靴だと履くのが厳しいかもしれません。
イザという時の足元の防水に活躍すること間違いなし
もちろん、GORE-TEX素材の靴を買ってしまえばいいという話もありますが、普通の靴を履きながら防水性も獲得するにはこのオールラウンドソックスがおすすめ。
アウトドアでの使用はもちろん、普段からバックに入れて持ち歩いておけば、急な大雨や雪でも活躍してくれる頼もしい相棒です!
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