欲しいが詰まった新星LEDライト「ヘキサーUL3」
株式会社ドウシシャから発売された「HEXAR(ヘキサー)コンパクトLEDランタン」は、“高性能を限りなく小さく軽く”をコンセプトに開発され、クラウドファンディングでは目標を大きく超えて話題となりました。
ULTRA LANTERNの頭文字を取って、最大光束300lmの「UL3」と最大光束400lmの「UL4」の2つを展開しています。カラーはブラックとホワイトの2色。今回は小さいモデルのヘキサーUL3」を実際に購入して使ってみました。
定番のゴールゼロ、レッドレンザーとの違いも比べてみたので、最後までお見逃しなく!
ドウシシャ ヘキサーUL3
本体寸法 | 直径33×75(106.5)mm |
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本体質量 | 63g(バッテリー含む) |
光束 | 2-200lm・300lm(ハイパーモード) |
照射距離 | 9m(フラッシュライトモード) |
点灯時間 | 最大120h(2lm使用時) |
調光 | 無段階・モードメモリー機能付き |
発光 | 7モード 電球色・昼白色 |
バッテリー | リチウムイオン充電池 |
電圧/容量 | 3.7V/1000mAh |
充電 | USB Type C(ケーブル付属) |
充電時間 | (約)2.2h |
充電サイクル | 500回 |
動作温度範囲 | マイナス20℃~40℃ |
保護等級 | IP66(耐暴噴流&粉塵) |
「ヘキサーUL3」の知っておくべき10の注目ポイント
まずは、ヘキサーUL3の特徴からご紹介します。
1|約63gの軽量設計
カタログ値約63g(実測値約64g)はかなり軽量で実際に手に持ってもその軽さを体感することができるほど。
バッテリー容量が大きくなればそれだけ重くなるので、バランスの取れたサイズ感だと感じました。
2|充電はUSB Type-C
充電には今や世界基準となっているUSB Type Cを採用。まだまだ全てのアイテムを統一できている人は少ないかと思いますが、今後のことを見据えてもType-Cは嬉しいポイント。
付属はケーブルのみなので、手持ちのアダプタやモバイルバッテリーを使って充電することになります。
端子部分にはシリコン製のカバーがついているので防水面や防塵の面から見ても安心できる設計になっています。本体にくっついているので紛失する心配がない点もありがたいですね。
バッテリー残量は25%刻みで青色に点灯表示してくれるので一目瞭然。バッテリー残量が10%以下になると点滅してお知らせしてくれます。
残量表示はON/OFF時に5秒間だけ光るので使用中に青色の光が気になることもありません。
3|カラビナ付きなので、取り付け場所に困らない
本体上部にはカラビナがついているので、取り付け位置に困ることはまずないかと思います。開閉も比較的しやすいので手の大きい方でも煩わしい思いはしなくて済みそうです。
取り付け場所もインナーテントを引っ掛けるリングのように、小さい穴にも通すことができました。
フック・ロープ・ランタンスタンドなど細いものに引っ掛けることが多いと思いますが、開口部は約1cmほどなので太さのあるものに取り付けたい場合は要注意です。
4|磁石も内蔵されている
このサイズ感ながら磁石も装備されています。90度可動のカラビナ部分を倒すことで使用可能になり、鉄製など磁力が働く部分にくっつけることができます。
磁力も強く、自重で落ちたりすることはまずないと思えるほどにピッタリとくっついてくれます。
2ヶ所の磁石で付いているのでこの2ヶ所がきちんと接することが条件。曲面などはうまく付かないこともありそうです。
磁石内蔵は珍しいものではないですが、意外と役立つのがこの機能。車で荷物を取る時など、ボディにつけておけば両手が空くのでストレスなく荷物を取ることができます。
5|充実の付属品
付属品はこちら。左から、ポーチ、USB Type Cケーブル、保護キャップ、低誘虫キャップ
ヘキサーUL3は、ライト本体の他にも使い方の幅が広がる便利なアイテムが付属!
全長約18cmのケーブルは決して長くはありませんが、携帯するには嬉しいサイズ。長いケーブルが必要な方は別途用意しましょう。
キャップは虫の飛来を抑制する低誘虫キャップ(アンバー)と保護キャップ(クリア)の2種類も付いています。
低誘虫キャップは虫の飛来を約40%近く抑制してくれ、保護キャップは保護だけでなく、光源を柔らかい光にしてくれる使い方もできそうです。
収納袋は付属品などを全て入れておくことができるのはもちろん、ヘキサーUL3を中に入れてランタンのように使用することもできます。
収納袋に入れることで光が柔らかくなり、全体的に明るく照らしてくれる優れものなんです!
6|本体が6角形なので転がらない!
ヘキサーの名前の由来にもなっている6角形(hexagon)の本体ですが、ただ6角形なわけではありません!
テーブルなどに置いた際、転がっていくのを防止する役割があります。決して平らなところばかりではないアウトドアのフィールドで、非常に有効になってくるこの形状。これはよく考えられているなぁと感心してしまいました。
7|無段階調光の7パターン点灯
出典:Hexar
7パターンに点灯し、それぞれで無段階調光が可能。さらには編集で使わない発光モードの削除・リセットが可能とかなり優秀。
例えば「昼白色のライトは使わない」と4・6・7を削除して使用することができ、自分にあったライトに仕上げることができちゃいます。
モードメモリー機能も搭載されており、再度点灯した時は最後に使ったモード・明るさから使用することができます。毎回モードを切り替える手間が省けるのはかなり助かります。
8|明るさ十分な最大300lm
ハイパーモード使用時は300lmとなり非常に明るくすることができます。ただし、ハイパーモードは45秒間の時間制限付き。そのため実質的には200lmが最大光束と言えそうです。
200lmでも十分に明るいので、「料理中の焼き加減を確認する時」などにハイパーモードが有効になってきそうです。
9|安心の最大120時間点灯
出典:Hexar
最大で120時間点灯可能な光束は2lm。暗いようにも思えますが、1-2人用のテント内ではどこに何があるかは認識することができる明るさ。
200lmでは点灯時間2.2時間と短めですが、50lm〜100lm程度でも十分な明るさを確保することができるので、状況に応じて明るさを調整すれば1泊でも十分に使用可能かと思います。
10|アウトドア向きなタフ設計
※IP66は防水(あらゆる方向からの暴噴流に対して保護)と防塵(粉塵が内部に入らない)
ヘキサーUL3は、防塵防水規格IP66に対応。雨などの心配があるアウトドアでのシーンでも心配なく使用可能で、防塵性能もあるので砂埃が舞ってしまうような場所でも安心して使うことができます。
さらには動作温度範囲が-20℃〜40℃なのでバッテリーが弱まりがちな冬場でもタフに使用できる、まさにアウトドア向きなLEDライトといえます。
人気LEDライトと比較してみた
写真左より、ヘキサー、ゴールゼロ、レッドレンザー
ポイントを把握した上で、より分かりやすくするために人気のゴールゼロ「Lighthouse Micro Flash」・レッドレンザー「ML4」と比較してみました。並べた時のサイズ感は大きく変わらないという印象です。