ゴミの捨て方は?
ゴミは「1人1泊10L」まで無料で回収OK、それ以上の追加分は有料になります。炭や灰は場内に2箇所ある炭捨て場に捨ててください。
売店の主な取扱商品
受付横の売店で手に入るのは、花火、スナック菓子、ティッシュなどの日用品、CB缶燃料など。氷は隣のBarで販売しています。
薪はセルフ量り売り
総合受付の前に積まれた薪は量り売りです。自分で必要量を計量し、PayPay決済(24時間)または受付に申告してください。
管理人さんはこんな人
今回お世話になった管理人さんご家族です。豊島多央さん、水品沙紀さんご夫妻と、汰祐くん(4歳)。
元々は休業中の温泉施設をクラウドファンディングで復活させたのが始まり。
支援者のソロキャンパーに「空き地にテント張っていい?」と尋ねられたのがきっかけでソロキャンパーの利用が増え、順次キャンプエリアを増設。そして【ソロキャンパーさん大歓迎】を掲げるキャンプ場に成長したとのこと。駅からすぐの立地なので、電車利用のリピーターが多いそうです。
キャンプサイトはどんなところ?
場内は野岩鉄道・会津鬼怒川線の線路を挟んで、4つのエリアとコテージに分かれています。
サイトはA、B、C、Dエリアの4種
「A・森エリア」はソロ専用
山裾に近い「A・森エリア」は、ソロキャンパー専用サイト。平らでテント設営しやすく、森の木々に囲まれてプライベート感たっぷり。屋根付きの水場と灰捨て場があります。
「B・スキー場跡地エリア」は駅ホームの横
駅のホームから見えた「B・スキー場跡地エリア」は、全面フリーサイト。時折よぎる電車が間近に眺められます。少し傾斜のあるエリアですが、場所によっては平らなところも。
「C・BBQ場エリア」は電源あり
「C・BBQ場エリア」は、平らで炊事場に近く利用しやすいサイトです。
大人数の「エリアキャンププラン」に限り、コードリール付きで電源を提供(無料)。通常の予約での電源使用料は1泊につき1,000円(キャンプ場のコードリールを使用する場合、プラス1泊1,000円)です。
「D・畑エリア」はオートキャンプ区画
「D・畑エリア」は10区画、クルマ隣接で設営が可能。比較的平らです。水はけがよく、雨の後でも水たまりやぬかるみができず快適でした。Dエリア内と総合受付周辺はWi-Fi完備。
各エリアの推奨ペグは?
A、Dエリアは芝地のため、ペグはアルミ・スチール・チタン合金ともに使用可能。Bエリアの駅側とCエリアは砂利混じりのため、鋳鉄・鍛造・チタン合金ペグ推奨です。
どのエリアからも電車が間近に見える!筆者はDエリアに宿泊
予約したのは、広々として総合受付棟にも近い「Dエリア・オート区画」。受付で荷物運びのカートをお借りしました。
テントとタープを立て、コーヒータイム。そよ風が谷間を吹き抜け、とても爽やかです。
約1時間おきに通る電車は、駅が至近なため運行はとてもゆっくり。走行音はさほど気になりません。最終電車は20時58分、始発は6時00分なので、夜間は静かに過ごせました。
道具なしでも大丈夫!コテージ泊もできる
場内に建つ8棟のコテージも利用できます。小さなお子さん連れのファミリー層や、テント泊が不安な方にはもってこいですね。ペット同伴可能な棟も。
キャンプ道具のレンタルもある
テント、タープ、焚き火台やBBQコンロなどの重量物、寝袋やチェアなどが借りられます。レンタル品を上手に組み合わせて荷物を減らし、電車移動の負担を少なくするのも手です。
共用の炊事棟、トイレは?
BBQ場・炊事棟
総合受付の側にある屋根付きの広いBBQ場は、炊事場とともに大きな炉が5つ並び、日帰りBBQの利用も可能です。Dエリアの水汲みと食器洗いはここで。
ちなみに手ぶらBBQプランもあります
BBQは、持ち込みのほか、基本の食材セットに炭や鉄板などが付いた手ぶらプランあり。
※予約制のため、内容についてはお問い合わせください。
トイレ
総合受付内の女性用・男性用のトイレは、いずれも洋式でウォシュレット完備。夜間、総合受付が閉館中はBエリアの内トイレ(男女・24時間)、外トイレ(女性専用・24時間)が利用できます。
この為に行く価値アリ!贅沢な温泉入り放題&リラクゼーション
名湯「男鹿の湯」
「みよりふるさと体験村キャンプ場」最大の魅力は、地下約300mから汲み上げる「男鹿の湯」に入れること。大きな窓からは地域の名山「芝草山(別名・みより富士)」が眺められます。
泉質は硫酸塩泉、効能は切り傷やにきびなど。ややぬるめの湯はまろやかで、徒歩ソロの行程で疲れた身体がゆったりとほぐれていくのを感じました。
宿泊者は、温泉入り放題+無料レンタルタオル!
キャンプ宿泊者は何度でも温泉に入り放題、これは嬉しいですね。利用はチェックイン時に渡されるQRコードを改札機にタッチすればOK。無料のレンタルタオルもあります。
総合受付内にある「おじかBar」
お風呂上がりに一杯も! 立派な無垢材をくり抜いて造られたチェアやテーブルが並ぶ「おじかBar」では、各種ドリンクやカクテルで、ほっとひと息つける場所です。
オリジナルの山椒ピザをつまみに、冷えたビールを注文。風呂上がりの1杯はたまりません。(※営業時間はお問い合わせください)
タイ古式マッサージ「トークセン」を体験
また、マッサージを受けられるのも個性的なポイント。公式サイトに記載のある「世界一気持ちいい!? トークセン」とは、タイに伝わる木槌療法のこと。管理人の豊島さんはタイのスクールで施術コースを修了されてきたそうです。
凝り固まった全身の筋肉を木槌で叩きながらほぐす施術で、その心地よさに皆眠ってしまうほどだとか。
豊島さん:「訪れるキャンパーのリフレッシュになればと思い、始めました。ぜひ体験してください!」
「トークセン セラピー」 詳しくはこちら
キャンプ場のあちこちで楽しめる!テントサウナ
新しくテントサウナのサービスが始まりました。BBQ場周辺や川原など、さまざまなロケーションでチャレンジ中! 薪、ロウリュアロマ、ととのいイス、バスタオル、水風呂付きです。
周辺環境:ゆたかな自然に逢える場所
アカショウビンが棲む清流「男鹿川」
総合受付横の小径を下れば、澄んだ水の流れる男鹿川で川遊びができます。清流に棲む野鳥、アカショウビンのさえずりや、カジカガエルの鳴き声が聞こえてくることも。
名水「上の清水」を汲みに行こう!
キャンプ場から徒歩約4分、豊島さんの案内で、「伏流名水・上の清水」へ。(マップ上の青丸地点)
道路から一段降りた泉は、うっすらと霞がかかって神秘的。「おいしい湧き水は地元の魅力です。キャンプ飯の調理などに、ぜひ使ってみてください」
筆者もこの水を汲んでコーヒーを淹れましたが、クリアな風味が絶品でしたよ!
※飲用には煮沸してください
鄙びた温泉宿の趣、テツ分補給もできるキャンプ場
ローカル線の傍に佇む、谷間の小さな温泉宿。そんな雰囲気のなかでのんびり過ごせるキャンプ場です。ソロキャンパーに優しく、管理人ご家族の対応もゆったりとあたたか。電車の一人旅が大好きな筆者、通る列車がサイトから眺められたのも楽しい経験でした。
ソロキャンプセットのレンタル開始予定
手軽にソロキャンプを体験してもらうため、手ぶらOKのソロキャンプ道具レンタルを企画中とのこと。詳しくはキャンプ場公式サイトでご確認ください。
「みよりふるさと体験村キャンプ場」の公式サイトはこちら
「みよりふるさと体験村キャンプ場」の予約サイト「なっぷ」はこちら