親子2人で行く、海外キャンプ旅
この連載では、日本全国の絶景キャンプ場を旅していた筆者が、新たに「息子2人と海外キャンプ経験を経て学んだこと」を通して海外キャンプ旅のレクチャーをしていきます。
それではVol.7となる本編へGO!
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【旅6日目】ソウルを離れ、韓国第3の都市「大邱」へ
キャンプ泊ができずにソウルでホテル泊になってしまった筆者と息子。この日は、クルマを3時間ほど走らせて韓国第3の都市である「大邱(テグ)」へと向かいます。
ソウルが東京で、釜山が大阪だとしたら、大邱は名古屋のような都市と思っていただいて良いかと。大邱はかつてリンゴの産地として有名で、美人も多いことから「リンゴ美人の街」としても国内で知られているそうです。
街へ着いたら市場に訪問
大邱市に到着すると、「西門市場」へと向かいました。この西門市場は街の中心地にあり、歴史も長く朝鮮3大市場の1つにも数えられる市場です。
市場は、その国やその地域の縮図が見えると思っているので、必ず寄りたい筆者。ここ西門市場も最高の趣きを漂わせていました。
大邱の名物は「チムカルビ」
ちょうどソウルからの運転でお腹も空いた頃だったので、レストランを探してみました。大邱の名物はチムカルビ(蒸しカルビ)。煮込まれた牛のあばらの肉をサンチュやエゴマで包み、生姜やニンニクなどの薬味を巻いて食べる料理です。
かなり辛いので、苦手な人は注文時に辛さを調節してもらうように伝えましょう。食べるまではあまり想像ができなかった料理ですが、見た目以上にヘルシーな料理でたくさん食べれました。これは美味い!
「10円パン」は韓国発祥
そして市場で見つけたもう一つのグルメが、10ウォンパンです。韓国発祥グルメとして最近日本でも「10円パン」という名前で流行っているようで、皆さんはご存知でしたか?……筆者は全く知りませんでした。
この写真のパンは、韓国の10ウォン硬貨を模していますが、日本で発売している10円パンは10円硬貨の見た目をしているそう。
甘い香りを漂わせていたので、一つ買って息子と2人で仲良く食べてみました。
生地はホットケーキのような甘い生地に、中はとろ〜りと溶けたチーズが入っていて……美味しい! 10ウォンとは思えない満足度。ぜひみなさんも見かけたら食べてみてください。
大邱から隣町のヨンチョンへ
大邱市をあとにして向かった先は、西に1時間ほど車で行ったところにあるヨンチョン市です。実は、このヨンチョン市の宿泊で今回の韓国旅のキャンプは最後になります。
その最後に相応しいキャンプ場は何処かと探していたら、このヨンチョンの町に絶景のキャンプ場を発見したので行ってみることにしてみました。
訪れた「ドリームランドキャンプ場」は、場内の木のほとんどが桜の木というキャンプ場。訪れたのが4月2日で春シーズン真っ只中だったので、これはきっと絶景に違いないはず……!
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桜に包まれたキャンプ場
キャンプ場のスタッフさんに「なんでこんな田舎のキャンプ場にきたんですか?」と質問されましたが、それほど日本人のキャンパーが来ることは珍しい場所なんですね。
ちなみに「桜が綺麗なキャンプ場との噂を聞いて来てみました」とお伝えしたらとても喜んでいました。
テントを張り終えてあたりを見渡してみると、やはり他のキャンパーさんも桜の木の下で自慢のテントを張り、それぞれのキャンプを楽しんでいたのが印象的でした。