迫力のある焚き火をするには?
こちらは筆者が先日のキャンプで行った、焚き火の様子です。ある自作道具を使うことによって、びっくりするほど燃え盛る炎を生み出すことができました。
今回はそのDIYの様子をお伝えします!
ちなみに薪の組み方には、いろいろあります。
薪が長持ちする組み方や調理しやすい組み方、そして大きな炎をつくり出せる組み方も……。
では焚き火台の火床で、省スペースで大きな炎を出現させるには、どの組み方がいいのでしょうか?
ティピー型の薪組みがいいらしい
さまざまな意見があるとは思いますが、正解のひとつはティピー型の組み方でしょう。
熱や火柱は上に向かうので、そこにたっぷりと燃料があるティピー型なら、勢いのある高い炎を生み出すことができます。
しかしコレ、焚き火のスタート時点では簡単に薪組みできますが、薪の追加でティピー型を維持するのは難しいですよね。
美しい炎を維持できる「薪スタンド」をDIYしてみた
そこでティピー型を維持できる薪スタンドをDIYしようと考えました。
100均やホームセンターに入り浸って熟考すること1週間以上……筆者がたどり着いた自作道具を発表していきます!
ダイソー商品で薪スタンドDIY(500円編)
写真の5つの商品をダイソーで購入してきました。
いずれもDIYを想定した商品で、木材同士の連結や補強に使用するものです。ちなみに02の「金折隅金」は「かなおりすみがね」と読む模様。初めて知りました。
組み立てはペンチとドライバーがあればOK
それでは組み立てていきましょう。写真が多いので文章控えめでテンポよくいきます。
まず金折隅金同士をボルト&ナットでくっつけます。
合体させた金折隅金の両サイドに、300mmの取付金具を取り付けていきましょう。ここは可動部になるので、ワッシャーをかませます。
ワッシャーはこのように3枚かませました。素人ゆえ無駄なワッシャーもありそうですが。
道具はマルチツールのプライヤーとドライバーを使用しました。適合サイズのレンチがあれば最高ですね。
次は金折隅金の重なっている部分に、3本目の取付金具を。ここも可動部になるので要ワッシャーです。
完成しました。下の動画で変形の様子をどうぞ!
変形式の薪組みスタンド
絵を描くためのイーゼルに角が生えたようなスタイル。3本脚で自立し、薪を寄りかからせることができるというわけです。
仮に「焚き火イーゼル」と名付けましょう。
実際に使ってみた
それではティピー型の薪組みができるかどうか、実際に「焚き火イーゼル」を使ってみましょう。
薪を組んでみました。目論見通り、薪だけを使ってティピー型に組むよりは明らかに簡単でしたね。
火を起こします。……正直、この段階では少々戸惑いました。最初にしっかりティピー型にしてしまうと、火起こしがやりにくいんですよね。
スタート時にはティピーの半分を開けておき、多めの焚き付けを用意しておくとよさそうです。
しっかり爆炎に!
さすがティピー型、大きな炎が立ち昇りました。調理はしにくい炎ですが、暖を取ったり明るさを得たり、そして観賞用としては極上の炎です。
薪をいじったり追加したり……といった段階でも、何度もティピー型を復元することができ、持続的に大きな炎をつくることができました。目的達成です。
ただし薪の消費スピードは驚くほど早いので、薪を節約したい場合はティピー型の薪組みはおすすめできません。
気になった点も
キャンプに持って行ったことで、「焚き火イーゼル」に不満も出てきました。
まず1つは変形前からそこそこかさばるということ。あとは3本脚なので、安定性に若干の不安が……。火床の形状がV字の焚き火台では使えないと思います。
もうちょい工夫を加えた新作にとりかかりましょう。