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炎の美しさが段違いになる「薪スタンド」を100均で作ってみた【超簡単DIY】

初心者にもキャンプを始めやすいシーズンがやってきました。キャンプの楽しみは多々ありますが、なかでも焚き火は主役級でしょう。

そこで今回は、誰でも簡単に焚き火を爆炎にできる、とあるアイテムをDIYしてみました!

目次

迫力のある焚き火をするには?

こちらは筆者が先日のキャンプで行った、焚き火の様子です。ある自作道具を使うことによって、びっくりするほど燃え盛る炎を生み出すことができました。

今回はそのDIYの様子をお伝えします!

焚き火の組み方

出典:PIXTA

ちなみに薪の組み方には、いろいろあります。

薪が長持ちする組み方や調理しやすい組み方、そして大きな炎をつくり出せる組み方も……。

では焚き火台の火床で、省スペースで大きな炎を出現させるには、どの組み方がいいのでしょうか?

ティピー型の薪組みがいいらしい

ティピ型の薪の組み方

出典:PIXTA

さまざまな意見があるとは思いますが、正解のひとつはティピー型の組み方でしょう。

熱や火柱は上に向かうので、そこにたっぷりと燃料があるティピー型なら、勢いのある高い炎を生み出すことができます。

しかしコレ、焚き火のスタート時点では簡単に薪組みできますが、薪の追加でティピー型を維持するのは難しいですよね。

美しい炎を維持できる「薪スタンド」をDIYしてみた

そこでティピー型を維持できる薪スタンドをDIYしようと考えました。

100均やホームセンターに入り浸って熟考すること1週間以上……筆者がたどり着いた自作道具を発表していきます!

ダイソー商品で薪スタンドDIY(500円編)

写真の5つの商品をダイソーで購入してきました。

01. ステンレス取付金具(300mm)×3
02. ステンレス金折隅金(50m×50m)2個セット×1
03. ボルト・ナット・ワッシャーセット×1

 

いずれもDIYを想定した商品で、木材同士の連結や補強に使用するものです。ちなみに02の「金折隅金」は「かなおりすみがね」と読む模様。初めて知りました。

組み立てはペンチとドライバーがあればOK

それでは組み立てていきましょう。写真が多いので文章控えめでテンポよくいきます。

まず金折隅金同士をボルト&ナットでくっつけます。

合体させた金折隅金の両サイドに、300mmの取付金具を取り付けていきましょう。ここは可動部になるので、ワッシャーをかませます。

ワッシャーはこのように3枚かませました。素人ゆえ無駄なワッシャーもありそうですが。

道具はマルチツールのプライヤーとドライバーを使用しました。適合サイズのレンチがあれば最高ですね。

次は金折隅金の重なっている部分に、3本目の取付金具を。ここも可動部になるので要ワッシャーです。

完成しました。下の動画で変形の様子をどうぞ!

変形式の薪組みスタンド

 

絵を描くためのイーゼルに角が生えたようなスタイル。3本脚で自立し、薪を寄りかからせることができるというわけです。

仮に「焚き火イーゼル」と名付けましょう。

実際に使ってみた

それではティピー型の薪組みができるかどうか、実際に「焚き火イーゼル」を使ってみましょう。

薪を組んでみました。目論見通り、薪だけを使ってティピー型に組むよりは明らかに簡単でしたね。

火を起こします。……正直、この段階では少々戸惑いました。最初にしっかりティピー型にしてしまうと、火起こしがやりにくいんですよね。

スタート時にはティピーの半分を開けておき、多めの焚き付けを用意しておくとよさそうです。

しっかり爆炎に!

さすがティピー型、大きな炎が立ち昇りました。調理はしにくい炎ですが、暖を取ったり明るさを得たり、そして観賞用としては極上の炎です。

薪をいじったり追加したり……といった段階でも、何度もティピー型を復元することができ、持続的に大きな炎をつくることができました。目的達成です。

ただし薪の消費スピードは驚くほど早いので、薪を節約したい場合はティピー型の薪組みはおすすめできません。

気になった点も

キャンプに持って行ったことで、「焚き火イーゼル」に不満も出てきました。

まず1つは変形前からそこそこかさばるということ。あとは3本脚なので、安定性に若干の不安が……。火床の形状がV字の焚き火台では使えないと思います。

もうちょい工夫を加えた新作にとりかかりましょう。

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