25cmチタン合金ペグ
「25cmチタン合金ペグ」は頭のサイズが一番小さいため、ハンマーの扱いに慣れていない人だと若干打ちにくいかもしれません。
大体15回ほど打ち込んだところでフックまで刺さりました。ちなみに、チタンペグはフック部分が溶接されています。ハンマーで大きな力がかかりそうな部分が溶接というのは少し不安ではありますが、今回使用した感じでは特に問題に感じませんでした。
鍛造スチールペグ
「鍛造スチールペグ」は先端部分が一番シャープなため、ハンマーで打ち込むとサクサク刺さりました。
大体10回ほど打ち込んだところでフックまで刺さりました。
電動ドライバー対応スクリューペグ
「電動ドライバー対応スクリューペグ」は3本中直径が一番太く、さらにスクリューになっているため一番刺さりにくい結果となりました。
こちらは20回ほど打ち込んだところでフックまで刺さりましたが、「鍛造スチールペグ」の倍の回数となりました。
当たり前ですがドリルを使うとペグが回転しながら刺さっていくので、手で支えることはできません。ある程度刺さっている状態からドリルを使うのがポイントになります。
硬い地面の場合には地面に刺す段階でハンマーが必要になりますし、実用的ではありません。
抜くときはドリルを逆回転させればOKです。
抜けにくいのはどれだ?
フックの部分まで刺さった状態での抜けやすさに関しては「25cmチタン合金ペグ」と「鍛造スチールペグ」の間に大差はないように感じました。
「電動ドライバー対応スクリューペグ」は他の2本に比べて太く、スクリュー形状の為にしっかり刺さっている印象です。
曲がりにくさをチェック
それぞれのペグに体重62kgの筆者が乗って曲がりにくさをチェックしてみました。
※本来の使い方ではありません。真似しないでください
「25cmチタン合金ペグ」は曲がりませんでした。さすがスチールの2倍の強度を持つというだけあります。
「鍛造スチールペグ」は曲がってしまいました。
ワークマンのキャンプギア開発者に取材した際に、エントリーユーザー向けに刺さりやすさを優先したと聞いたので、その反面、強度は落ちているのかもしれません。
普通の地面で使う分には問題ないとは思いますが、やはり細さや価格が、強度とトレードオフになっているようです。
鍛造スチールペグほどではありませんが「電動ドライバー対応スクリューペグ」も曲がってしまいました。
検証結果としては、チタンペグの強度の高さがはっきりとわかりました。
使って気が付いた「25cmチタンペグ」のいいところ
一般的なスチール製ペグは錆防止のために塗装で仕上げますが、ハンマーでたたけば剥げてしまいます。反面、チタンペグは錆びないので塗装されていません。
スチール製ペグは使っているうちにどうしても錆びてしまいますが、チタンペグは水洗いして放置しても大丈夫。
硬度にも優れているのでハンマーで叩いても削れたり変形することがなく、よっぽどの事がなければ先端も削れてくることがないので、刺さりやすさが失われてくることもありません。
チタンと聞けばやってみたいこと「焼いてみた」
バイクマフラーのハイエンド素材がチタンなのですが、使っているうちに美しい焼け色がつくのが魅力なのです。
チタン製ペグならバーナーで炙れば美しい焼け色がつくはず。
上手に焼けました。まとめて買って焚き火の中にでも入れておけば、自分だけのチタンペグができるかもしれません。
コスパ最強なのでまとめ買いすべし!
今回ワークマンのペグ全3種を比較してみましたが、圧倒的にチタンペグの使い勝手がよさそうです。
チタン製のペグはすでにいろいろとありますが、アマゾンなどで販売されているノンブランド品でも一本500円程度とペグにしては高価格感が否めません。でもワークマンなら1本399円。
高額なチタンペグを買いなおすのは懐に厳しいですが、ワークマンの「25cmチタン合金ペグ」なら手が届きそう! 気になった方はぜひチェックしてみてください。
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