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洗剤

キャンプの洗剤はこれを使おう!自然に優しいエコな洗剤4選

キャンプ場によっては、使えない洗剤があることを知っていましたか?今回は、自然に優しいエコな洗剤をご紹介。実際に使ってみた感想と洗い物がもっと楽になるテクニックもお伝えしますよ。

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

その洗剤、キャンプで使わない方がいいかも

食器用洗剤

出典:PIXTA

普段、キャンプで食器類を洗うときにはどのような洗剤を使っていますか? 実は、大自然のなかにあるキャンプ場では、家庭用洗剤が利用できないところが多くあるんです。

浄水設備が整っていないキャンプ場で家庭用洗剤を使うと、周辺にある河川や土壌などへ悪影響を及ぼす可能性が考えられます。

ポイントは界面活性剤

洗剤で皿を洗う

出典:PIXTA

「なぜ家庭で使っている洗剤が自然へ悪影響に繋がるのか」と疑問を抱く人もいるでしょう。ポイントは、洗剤に含まれる界面活性剤にあります。

界面活性剤とは、簡単に言うと水と油を混ざり合わせるための物質のこと。油汚れが落ちやすいのも、洗剤に界面活性剤が含まれているからなんです。

界面活性剤の種類は大きく2種類あります。

  • 天然界面活性剤
  • 合成界面活性剤
洗剤 色違い

出典:PIXTA

天然界面活性剤

●自然界にあるもので作られている
●微生物の分解性が高い=環境への負担軽減
●合成界面活性剤に比べると種類が少ない

合成界面活性剤

●石油などを原料とし人工的に作られている
●安く手に入り、洗浄効果が高い
●原料や製法によって何千種類もの合成界面活性剤がある
●環境に負荷がかかるものもある

エコな洗剤ってどんなもの?

Frosch 洗剤

写真:筆者撮影

エコな洗剤とは、界面活性剤の含有量が少なく、環境へ配慮した洗剤です。

合成界面活性剤の多くは、川や海に流れても微生物が分解できず(もしくは分解するまで時間がかかる)川や海、土壌などに生息している生物や植物へ害を与えてしまう可能性があると言われています。

これからキャンプ場で洗剤を使うときには、エコな洗剤を選びましょう!

キャンプでおすすめ!エコな洗剤4選

洗剤 食器洗い
出典:PIXTA

植物由来のエコな洗剤を4つご紹介! これから洗剤を購入する人は、ぜひ参考にしてくださいね。

    旭化成ホームプロダクツ Frosch(フロッシュ)

    成分界面活性剤(9%アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、アルキルアミドプロピルベタイン)、保存剤

    環境先進国のドイツで生まれた「Frosch(フロッシュ)」。

    植物由来成分で生分解性の高い界面活性剤を使用しています。微生物が分解しやすい成分なので、環境にも優しいのがポイント。低刺激処方なので、肌への配慮もされています。

      SARAYA ヤシノミ洗剤

      成分界面活性剤(16%、アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム、脂肪酸アルカノールアミド)

      商品名のとおり、ヤシの実から作られている「ヤシノミ洗剤(SARAYA)」。

      香料や着色料も使用していなく、洗った後の排水はすべて微生物によって分解されるため、地球と人に優しい洗剤です。

        ジョンソン エコベール

        成分界面活性剤(20% アルキル硫酸エステルナトリウム、アルキルグリコシド)

        「エコベール」は石油由来の原料ではなく、サトウキビやパーム・ヤシ、ナタネなどを原料に、独自に培養した植物由来の界面活性剤を使用。

        もちろん排水後は微生物により生分解され、自然に還るのがポイント。無着色・無香料で、人にも環境にも優しい洗剤です。

          シャボン玉台所せっけん

          成分純石けん分(23% 脂肪酸カリウム、脂肪酸ナトリウム)

          「シャボン玉台所せっけん」は無香料・無着色なのはもちろん、酸化防止剤や合成界面活性剤を使っていない無添加の石けん。

          食器やまな板、スポンジ、ふきんなど、これ一つで洗うことが可能。排水は短期間で生分解されるため環境に優しいです。

          ちゃんと汚れは落ちるのか?エコ洗剤を使ってみた

          Frosch 洗剤

          写真:筆者撮影

          エコな洗剤と言っても、しっかり汚れが落ちなければ使用量も多くなってしまいますよね。そこで実際にエコな洗剤の定番商品「Frosch(フロッシュ)」を購入。試しに使ってみました。

          洗浄力はいかほど….

          洗剤 フロッシュ

          写真:筆者撮影

          濡らしたスポンジに洗剤を少量つけて泡立たせてみましたが、申し分ない泡立ち

          食器やカップも洗ってみましたが、洗い流すときにキュッキュッと音が鳴るくらいスッキリと汚れが落ちました。

          Frosch 洗剤 フライパン

          写真:筆者撮影

          油汚れに対しても、申し分のない洗浄力! スイスイ落ちてくれるので、気持ちが良かったです。

          ちなみに一般的な洗剤を使うと、手の指や甲が乾燥するためハンドクリームを使っていたのですが、フロッシュでお皿を洗い終わったあと、手の乾燥が気にならなかったことに驚きました。

          しっかり汚れが落ちて、人にも環境に優しい洗剤は、キャンプで使うべきアイテムですね!

          洗剤を使う前に……一手間かけてみよう

          洗う前 一手間

          写真:筆者撮影

          食器洗いをする前に一手間を加えることで、汚れが落ちやすくなり、使用する洗剤の量をグッと減らすことができます!

          • お湯につける
          • 事前に食器を拭いておく
          • お皿にラップをまく

          お皿にラップをまいてから使えば、汚れたときに新しいラップに付け替えるだけで済みます。最終的に洗う食器の数を減らすことにもつながるので、おすすめですよ!

          【おまけ】キャンプの洗い物に役立つ100均グッズ

          洗剤小分け

          写真:筆者撮影

          洗剤をそのまま持ち運ぶには少し大きいですよね。キャンプでは、洗剤を小分けにしたり、スッキリと収納させるのがおすすめ。

          ここでは、ダイソーで販売している洗剤を小分けするためにピッタリな容器や収納アイテム、洗剤の使用量を減らすためのエコなアイテムをお伝えしますよ!

          ミニボトルで使った簡単小分け

          洗剤小分け

          写真:筆者撮影

          洗剤を小分けするには、小さなボトルがおすすめです。洗剤をボトルに小分けすることで、キャンプの荷物が減り、無駄に洗剤を使わなくなります。

          小分けして持って行くことで、「ボトルにある洗剤しかないから大事に使おう」と洗剤の節約にもつながります。

          アクリルたわしで洗剤いらず

          アクリル毛糸 たわし

          写真:筆者撮影

          できるだけ洗剤を使わない方法としては、100均で売っているアクリル毛糸で作ったたわしを使うことです。このたわしがあれば、洗剤なしでも油汚れを落とすことができますよ!

          自身で作るのが苦手な方は、すでに完成されたアクリル毛糸のたわしを購入するのも、方法の1つです。

          タッパーですっきり収納

          洗剤小分け

          写真:筆者撮影

          洗剤とスポンジがバラバラになるのを防ぐには、100均で売っているタッパーがおすすめです。スポンジと小分けした洗剤ボトルをまとめてタッパーに入れることで、収納もスッキリ! 使うときはタッパーごと持っていけば済むので、楽ちんです!

          エコな洗剤で自然に優しいキャンプを!

          Frosch 洗剤

          写真:筆者撮影

          自然を楽しむキャンプ。そんなキャンプで使う洗剤は、人にも環境にも優しいエコな洗剤を使いましょう! 洗う前に一手間加えると、洗剤の量を抑えられるのでおすすめ。エコな洗剤を使って、自然に優しいキャンプを楽しんでくださいね!

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