⑤ある程度の強度も確保!
最後に安全面についてです。シャングリラはワンポールテントですから倒れやすいのでは・・・。という不安もありましたが、ペグがしっかりと効いている状態であれば多少の強風であればビクともしません。
以前、シャングリラ5が風速18m/秒でも倒壊しない動画を見たことがありますが、幕体の下部をしっかりと隙間なく設営することで、かなりの耐風性を確保できるのだと思います。
厳冬期の冬山で使うようなスペックではないにせよ、通常の平地のキャンプ場であれば必要充分な強度を確保することができます。
実際、私はこれまでシャングリラで20泊以上していますが、倒壊したことは一度もありません。
では、次に設営方法を見ていきましょう!
設営方法
シャングリラは純正のネストが付属しており(種類・発売時期によってはオプション)、フライ+ネスト(=メッシュ地インナーテント)を使用することでダブルウォールのテントとして使用することができます。
ただ、フライのみで設営も可能となっており、その際にはオプションのフロアもしくはそれに代わる敷物を敷いたり、コットを利用して就寝することも可能です。
私の場合、父子キャンプではフライ+ネスト、ソロキャンプではオールウエザーブランケット等を敷いてフライのみのパターンが多いです。子供たちの寝相の悪さを考えると、やはり床無しは厳しいですね・・・。
A:フライのみの場合(約3分)
1 幕体を何となく広げて6箇所を仮ペグダウン
2 幕体に入り込み、ポールを幕体中心に立てる
3 ペグ位置を正確に合わせ、フライのテンションを調整して設営完了!
B:フライ+ネストの場合(約5分)
1 ネストを広げ、6箇所をペグダウン
2 ネストの中に入り込み、ポールを幕体中心に立てる
3 ネストの上からフライをかけ、入口方向を確認。
4 すでにペグダウンしているペグにフライのコードをかける。
5 フライのテンションを調整し設営完了!
使用感
A:フライのみの場合
ネストが無い分、意外に広いスペースができあがります。テント内の半分にフロアを作り、半分は土間として火器類を置けばキッチンスペースとして使用でき、とても快適です(テント内での火器使用は自己責任でお願いします)。特に寒い冬の時期はヒーターなどを入れて1人用シェルター+寝床として使用することも可能です。
ただ、この設営方法ではシングルウォールテントになりますので、テント内の結露発生は免れないので、シュラフ等を濡らさないような工夫が必要です。
B:フライ+ネストの場合
Aと比較してダブルウォールの安心感があるだけでなく、メッシュインナーは特に夏場にその強さを発揮します。細かいメッシュ状になっていますので虫の浸入をシャットアウトしたり、雨などの心配が無ければフライ入口をフルオープンして涼しい風を感じながら眠ることもできます。
しかし、Aに比べテント内のスペースが狭くなるのと、ネストが思った以上に重く、仕舞い寸法も大きいので、バックパックキャンプでは使用しずらいと思います。