廃校をデッキキャンプ場に!鹿児島「リバーバンク森の学校」がクラウドファンディングに挑戦中

2020/07/02 更新

鹿児島県南部の森の中にある廃校。2010年から野外フェス「グッドネイバーズ・ジャンボリー」を開催し、注目を集めてきた場所です。同時に廃校を修復し、複合自然体験施設「リバーバンク森の学校」として活動が始まりました。現在、周囲の植林を整備し、ウッドデッキのキャンプ施設を作るべく、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にてプロジェクト開催中!一つの廃校から始まった物語、ぜひ覗いてみてください!


森の中の廃校。ここから始まった過疎地と都市の交流

出典:CAMPFIRE
九州鹿児島県の南部、森の中にひっそりと立つ旧長谷小学校。明治18年に創立し、昭和8年に建造された木造校舎は、平成2年に廃校になりました。その後、かつての卒業生らの管理がされつつも、集落自体も過疎化が進む一方。

出典:CAMPFIRE
周辺はスギなどの植林に囲まれ、人家はおろか、携帯の電波も入らない山の中にあります。日本各地にあるような、過疎の風景です。まさか、この場所から、地方と都市を繋ぐ活動が始まるとは、誰も予想していなかったことでしょう。

陽気な文化祭「グッドネイバーズ・ジャンボリー」が誕生!

提供:リバーバンク
この廃校に偶然出会ったのが、音楽家であり、日本の無国籍楽団『ダブル・フェイマス』のメンバーでもある、坂口修一郎さん。鹿児島県出身の坂口さんが、さまざまな人の壁を越えた音楽イベントを開催するべく会場を探していたところ、辿り着いたのがこの場所でした。

そうして誕生したのが「みんなでつくる真夏の文化祭」をコンセプトに開催されている、音楽イベント「グッドネイバーズ・ジャンボリー」。

提供:リバーバンク
音楽からクラフト、アート、食、文学、映像、アウトドアスポーツなど、校舎も活用しながら、山の中で楽しむクロスカルチャーのお祭りです。昨年で10回目を迎え、普段は静かなこの場所に2000人以上が集まる大人気イベントになりました。まさに都市と過疎地を繋ぐ、ひとつの形が生まれたのです。

校舎取り壊しを回避するために発足した『一般社団法人リバーバンク』

毎年、イベントが大きくなる一方、地元では廃校の低い稼働率と維持管理の負担などの理由で、校舎の取り壊しが検討され始めました。坂口さんを含む「グッドネイバーズ・ジャンボリー」の実行委員らは、その問題を正面から向き合い、地元の方との検討を重ねた結果、この場所と寄り添い続ける道を選択。

出典:facebook
校舎の再生に向けて動き出し、『一般社団法人リバーバンク』を設立します。団体名は、周囲にある湧き水や小川のある立地環境からイメージされたそう。近隣の工務店や職人に協力してもらいながら、校舎の補修活動を開始します。

ボランティアを募り、地域の子どもたちも協力して補修をしてきました。

出典:CAMPFIRE
こちらは復元された講堂。坂口さんによると、木造校舎の改修は、リノベーション(刷新)ではなく、リ・ハビリテーション(本来あるべき状態への回復)で、もともとあった日本の教育の原風景を復元することが目標だったとのこと。

木造校舎に隣接する鉄筋校舎は、きれいにリノベーションが完了し、1階は多目的に使えるギャラリーやラウンジ、2階は宿泊機能を備えた居住空間へ。屋外には、ウッドデッキやシャワー室も設置。

その他、敷地内には半屋外の大人数が利用できるキッチンやダイニングスペースに加えて、なんと五右衛門風呂が並ぶ小屋まであります。

出典:facebook
こうして、『一般社団法人リバーバンク』は、旧校舎やそのまわりの自然環境を含む「リバーバンク森の学校」の管理運営や、周辺地域の空き古民家の再生事業、地域資源を活用したイベントの企画運営などを行う団体として、2019年にテスト運用を開始しました。

デッキキャンプサイトを作るためクラウドファンディング開始!

出典:CAMPFIRE
これまで旧校舎の基本的な改修は終了しましたが、周囲の森は手つかずのまま。40〜50年前に植えられ、手入れがされていない植林はうっそうと茂り、荒れた状況です。

周辺の自然環境を整備するため、今年から本格的な活動による利益から捻出しようと考えていたところ、新型コロナの感染拡大が起こり、活動は自粛へ。

出典:CAMPFIRE
そこで森の整備事業の賛同者を集めるため、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」に挑戦することに!

この事業で計画しているのは、植林を間伐しもともと生えていたさまざまな樹種を植えることで、多様性のある森に戻していくことと、小川に橋をかけ森の中に階段やボードウォークをつくること、さらに森の中にウッドデッキによるキャンプ施設を作ることです。

出典:CAMPFIRE ※イメージは「野沢グリーンフィールド」
ウッドデッキサイトは、長野県にある人気キャンプ場「野沢グリーンフィールド」をモデルとし、リバーバンクのメンバーで視察。建造についてのアドバイスももらったそうです。

自然を身近に感じられるウッドデッキでのキャンプが楽しめる場所は、貴重な存在。そんな施設を作る応援をしませんか?

返礼品は特製グッズや黒部牛、キャンプイベント利用券など!

出典:CAMPFIRE
支援に対しての返礼品は様々。このプロジェクトでは、「リバーバンク森の学校」から離れた他県の方でもリターンが受け取れるコースと、実際に訪れて施設を利用できるコースが揃っています!

出典:CAMPFIRE
こちらは、遠くからでも参加できるコース。リバーバンクのオリジナルシェラカップや黒毛和牛のスペシャルセットが受け取れるコースのほか、植樹される記念樹のオーナーになって、イラストレーターのオカタカオさんによる名前入りプレートが苗木に設置されるというコースも。生まれ変わる森にあなたの名前を飾ってみませんか?

出典:CAMPFIRE
「リバーバンク森の学校」に実際に行って満喫できるコースでは、2020年9月21日〜24日に予定されているオータムキャンプの入場券とお好みのアウトドアアクティビティ(①パックラフト②サイクルツーリング③クライミング④スラックライン⑤アウトドアクッキング)の参加券などがついてます。

また、今なら格安で丸一日施設を貸し切るコースもあり。利用人数の制限はないため、独自開催のイベント会場としても利用可能です。

ひとつの廃校から始まった物語に、あなたも参加してみませんか?

出典:CAMPFIRE
九州の端っこの森の中、ひとつの廃校から始まった物語。人と人の出会いの場となり、活動の場となり、着実にその繋がりが広がってきています。復元されたかつての学びの校舎からみえてくることがたくさんあるはずです。

この場所をさらに充実させていく、森の整備のプロジェクトのクラウドファンディングは、2020年7月23日までです。賛同できる方は、ぜひ下記詳細ページをチェックしてくださいね。

『一般社団法人リバーバンク』の公式サイトはこちらクラウドファンディング詳細ページはこちら

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ライター、カメラマン。神奈川県出身。アウトドア系雑誌編集部、環境コンサル会社、自然&音楽&カルチャー系雑誌編集部を経て、家族で九州へ移住。ローカルにグローバルに意識を持ち、自然と遊び、学び、思索する日々をおくる。『踊るカメラマン』として、各地のフェスやイベントに出没!

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