ペグはきちんと収納しておこう!
キャンプへ行く時、ペグ ってどうやって運んでいますか? さすがにむき出しで持ち運ぶ人はいないと思うのですが「そのへんの袋に適当に入れて運んでる」というキャンパーさん、けっこう多いようです。
専用「ペグケース」があれば設営スムーズ、安全、紛失も防げる
ただ、ビニールや薄いナイロンの袋だと、デメリットも多いのです。ペグの先端は尖っていて危険ですし、車載時には他のギアに傷をつけるおそれがあります。
スムーズに取り出しができないと思いのほかテント 設営に手間取りますし、帰り際にうっかりペグを置き忘れてきてしまうこともあるでしょう。
その点、ペグ入れ専用の「ペグケース」「ペグバッグ」を使えば安全、時短、紛失防止といいことずくめなんです!
ソフト、ハードから着用系まで幅広いペグケースの世界
「ペグケース」 の形状や素材は実にさまざま。定番の”ソフト系”や”ハード系”だけでなく、”クルクル巻く系”や”カラダに装着系”まで、今注目のケースを厳選してご紹介します!
厚手生地のソフトケースが狙い目!
まずは、厚手の生地で作られた”ソフト系”から。扱いやすさはピカ一でしょう。長所と短所はこんな感じです。
【長所】
・無造作に入れられて扱いが楽
・スチールケースほど音がうるさくない
・比較的安い
・軽くて丈夫
【短所】
・細かい整理整頓はしにくい
・ペグの本数が減っていても気づきにくい
以上を踏まえつつ、人気の高いアイテムを紹介していきます!
ワイヤー入りのオレゴニアンキャンパー「ラージマウスペグバッグ」
バッグの口部分に太めのワイヤーが入っているので、型崩れしにくくなっています。内側にも外側にもポケットがあるので、ガイロープ など設営に必要な小物をまとめておけるのも◎!
オレゴニアンキャンパー ラージマウスペグバッグ
●素材: 表地/ポリエステル 裏地/ビニル 防水コーティング
●カラー:オレンジ ( ORANGE ) フォレスト ( FOREST )
とことん丈夫なロゴス「ペグハンマーキャリーバッグ」
丈夫で高級感もある”ポリエステルオックスフォード生地”を採用しており、耐久性は文句ナシ! ハンドルが長めなので運搬もしやすいです。
圧倒的人気を博すスノーピーク「マルチコンテナ L」
多くのベテランキャンパーさんも、ペグケースとして愛用しているマルチコンテナ 。厚手の6号帆布生地を採用しており、とにかく頑丈!
スノーピーク マルチコンテナ L
●重量:約1,100g
●材質:6号帆布(パラフィン・PU加工)、アクリルテープ(中芯:PP)、樹脂板、ナイロンメッシュ、プラスチック
キャンプ女子にもぴったりなチャムス×ミカン「ツールボックスバッグ」
コットンキャンバスのツールバッグ 。見た目が可愛いだけでなく、ボトムにはターポリン素材が使われているため水にも強いです。
チャムス×ミカン ツールボックスバッグ
●素材:本体/コットンキャンバス ボトム/ターポリン ハンドル・パイピング/ナイロン
カユいところに手が届くフィールドア「マルチツールボックス」
40㎝サイズのペグがすっぽり入ります。ハンマー やロープなども、全部ひとまとめに。取り外しできる仕切り板やメッシュポケットも装備されているので、ペグ以外の収納にも使える万能選手です!
アメリカ製好きにはたまらないカーカムス「ペグバッグM」
ポップなカラーリングが目を引くケース。コットン製ロッジ型テントで有名なカーカムスの製品なので、品質も折り紙つきです。
憧れカーカムスのタグ付きなのも嬉しいポイント。「テントはちょっと手が出ないけど……」という人はこちらから入ってみるのもイイのでは。
ペグ以外にも多目的に使えるサイズ感で重宝します。
アソビト「ツールボックス S」
丈夫な厚手の9号帆布にパラフィン(ロウ引き)加工が施されており、撥水性に優れています。
使い込むほどに”チョークマーク”と呼ばれる独特の折り目やシワが入り、経年変化を楽しめるのも高ポイント! 上蓋内側にはメッシュポケットも付属しており機能的です。
クルクル巻いて収納できるタイプも!
ロールタイプは使いやすいと評判。本数管理ができるので「あれ、いつの間にかペグ減ってる……」なんてこともありません。収納できる量は限られますが、管理のしやすさは秀逸です。
必要な数だけ持参することになるので、必然的に荷物も軽くなります。
【長所】
・ペグの本数を管理できるので紛失しにくい
・見た目も整然
・適材適所のペグ管理ができる
【短所】
・収納にやや手間がかかる
・収納本数に制限あり
きっちりした性格の人にはぴったりのタイプでしょう。
管理しやすいテンマクデザイン「ペグロールケース」
鍛造ペグともなると決して安くはありません。紛失しにくいペグバッグはもうそれだけで魅力的ですね。
幅広の箇所には2本入れられるので、マックスで40㎝ペグ11本、30㎝ペグ16本が収納可能です。
バランスのとれたテントファクトリー「ペグキャリーケース」
30㎝ペグ18本を収納できるタイプ。ハンマー専用の収納もついています。シンプルでスッキリしたデザインが好きな方におすすめ!
ワイルド風味のC&C.P.H.イクイップメント「ペグケース」
カモフラ柄好きキャンパーにはたまらないデザイン。ペグはもちろん、キッチンツールやカトラリー用ケースとしても使い勝手がいいので、複数持っておくのもいいでしょう。
体に装着する、両手フリータイプが便利
ペグケースには、サコッシュやチョークバッグのように身に着けられるタイプもあります。個性が際立ちますね。
【長所】
・出し入れしやすいのでペグ打ち、撤収がよりスムーズになる
【短所】
・身に着けるタイプなので、好き嫌いが分かれる
「移動中も作業中も、とにかく両手をフリーにしておきたい!」という方、いかがでしょうか?
さすが個性的!DOD「ペグマクハコブペグバッグ」
腰に巻いて持ち運ぶことで、テント設営がよりスムーズに。鍛造ペグなら30本、ピンペグなら50本程度が入る大容量です。撤収時にはペグ抜きと同時に即収納できるのも魅力!
DOD ペグマクハコブペグバッグ
●重量(付属品含む):220g
●材質:帆布(コットン)
●ベルト内径:70cm〜115cm
●ハンマー用ループ内径:40mm
アイデア満載な、村の鍛冶屋×コヅチ「ペグ ハンマーショルダーケース」
電工・大工用収納ケースの老舗メーカー「コヅチ」と「村の鍛冶屋」のコラボアイテム。ペグ打ちの際、次の1本をスムーズに取り出せます。ベルトの長さを調節できるので、大柄な男性から子どもまで、ジャストサイズで使用可能!
村の鍛冶屋×コヅチ ペグハンマーショルダーケース
●重量:250g
●素材:PVCコットン、ナイロン、ステンレス、ゴム
●カラー:カモフラカーキ、カモフラグレー
ラストを飾るのは“工具箱っぽさ”がたまらない「ハード系」です!
ハードケースの男気に惹かれる
とにかく頑丈なのはハード系。スチールケース特有の”ギア感”が好き、という人も多いのではないでしょうか。ガシガシ水洗いできるのも魅力です。
【長所】
・無造作に入れられて扱いがラク
・ペグを入れたまま水洗いできる
【短所】
・細かい管理には不向き
・ガチャガチャ音がする
・ぶつければ凹んでしまうことも
傷や凹みをアジととらえられる人なら、短所が長所に早変わり。ステッカーチューンも楽しめそうです。
これぞ質実剛健なトラスコ「山型工具箱 Y-350」
こちらのアイテムはペグ専用ではなく多目的ツールボックスですが、ペグケースとして愛用している方が多いんです。
丈夫で大容量! ポップなカラーが揃っているのも嬉しいところ。100均の仕切りを入れて使うのもよさそうです。
トラスコ中山 山型工具箱 Y-350
●有効内寸:間口×奥行×高さ 358×149×72(mm)
●質量:1.3(kg)
●材質:スチール
洗えて乾燥までいけるテンマクデザイン「ステンレスペグケースS」
底が格子状になっていて、ペグを入れたまま水洗いできるよう考えられたハードケース。
洗い終わったらハンドルを下げて下駄状にすれば、そのまま乾かすこともできる優れモノ。まさにアイデアの勝利です!
テンマクデザイン ステンレス ペグケース 【S】
●重量:(約)1020g
●素材:ステンレススチール
やっぱり専用ケースはいい!
買いそろえるギアの優先順位としてはあまり高くないと思われがちなペグケースですが、あればテント設営もスムーズになり、先端で他のギアを傷つけることもなく、ペグの紛失も防げる便利アイテム!
それぞれの長所と短所を見極めて、自分のキャンプスタイルに合ったペグケースを選び、より快適なアウトドアを満喫してみませんか?