90年代の遊び心から生まれた
バブル期だった当時はレトロ感や先進的デザインをあえて強調したクルマ「パイクカー」を期間限定で製造する流行がありました。日産においては上の写真のフィガロの他に、Be-1、パオなどの個性派がラインナップされていました。
その流れを汲みつつも、限定車ではなく6年間量産車としてしっかり販売され続けた実績を持つのがラシーンの凄いところです。
意外なところから命名
ちなみにこのラシーンという名前は「羅針盤」から命名されています。発売当初、同じ時期に開設された日産のHPが「日産羅針盤」だったこともあり、この名前がついたようです。
キャンプ場でも今、存在感!
唯一無二のルックスですから、今でも高い人気を誇っています。小さくて見た目もかわいいので女性キャンパーでも愛車として乗っている人は多く、見かけて気になっていた人もいたんじゃないでしょうか。
それでは、どんな風にラシーンでキャンプを楽しんでいるのか見ていきましょう!
ワンポールにラシーンでポップに!
テンマクのサーカスコットン、DODのカンガルーテントというおしゃれな組み合わせに、負けない存在感を示してくれるラシーン。サイトの雰囲気をクルマが格上げしていますね!
ラシーンでミニマムなソロキャン!
レトロポップなボディーカラーで人気を博しただけあって、秋キャンの風景にピッタリ! ミニマムなソロキャンプを、一気にグレードアップさせてくれる頼りになる相棒です。
ホワイトの愛車でサイトの統一感を演出
サイトに配置するもの全てをホワイトで統一することで、ラグジュアリー感がグッと増しています。ラシーンそのものがサイトを彩るギアの一つになっているような溶け込み具合が素敵です。
ペンドルトンがよく似合う!
ペンドルトンのほっこりした雰囲気とも相性良し。上下分割のリアハッチを開けてラゲッジスペースにラグを広げれば、あっという間にくつろぎ空間が完成。レトロな雰囲気が調和するテクニックですね。
見た目のカワイさだけじゃない!
キャンプによく合うポップなクルマ「日産ラシーン」ですが、見た目だけじゃなく実力もしっかりあるんです。
走りはしっかり四駆!
セダンサニー(B14型)をベースに全グレードにフルオート・フルタイム4WDシステムを採用し、力強く走るクルマとしてラシーンオーナーたちを満足させてきました。悪路もグングン進みますよ!
付属のスペアタイヤ、ルーフレールがタフさを加速
ラシーンの特徴とされる、背面に装備されたロゴ入りスペアタイヤやルーフレールはアウトドア感を存分に演出してくれています。
ただし、生産年やグレードによっては無いタイプもあるので、このポイントが譲れない人はよく確認してから購入するようにしてくださいね。
立駐におさまる絶妙サイジング
全高は1,515㎜と、立体駐車場に収まるように設計されているだけあって抑え目です。ただし、地面からの車体底部は高め。都市生活に適応しながらも、悪路もしっかり走ってくれるという2度おいしいクルマなんです。