これなら1人で立てられる!テント設営時の5つの黄金ルール
今回は、テント設営の基本となるドーム型テントを1人で設営する際のコツをご紹介!
基本のコツを習得できれば、大型の2ルームテントでも応用できるポイントがたくさんありますよ。
その① メインポールをスリーブに通す
生地をしっかり広げ、メインポールをスリーブ(筒状になっているテント生地部分)に通していきます。
1人での設営時は、1本ずつポールを通し留め具で固定するのではなく、2本のメインポールを固定せずにスリーブに通した状態にすることがポイント。
ポールを入れるときは、スリーブの入り口部分を片手で固定して、もう一方の手でポールを押し込みながら通すことを意識してくださいね!
テントポールは、複数の節がつながり1本のポールになっています。設営・撤収時にポールを引っ張るとスリーブの中でポールの節目が外れてしまうなんてことも。
ポールの中を通っているショックコードが伸びる原因にもなるので、普段の使用方法からしっかり意識し大切に扱いましょう。
その② 1本目のポールは弓なりにして固定
2本ともポールが通った状態になったので、次はポールを固定します。まずは1本目のポールの両端を固定していきましょう!
ポールの片端を留め具に固定。次にもう一方のポールの端を持ち、テント生地を寝かした状態でポールが弓なりになるよう意識しながら押し込み固定します。
その③ 2本目のポールを立ち上がらせる時は、中央を持ちあげながら
次は2本目のポールの固定。この2本目が固定できればテントの自立は完了!
しかし経験者さんであれば感じたことがあるかも!? 実はこの2本目のポールが肝。まずは、この半円の状態から全体の完成象をイメージをしながらテントを立ち上げていきます。
2本目のポールの片端を留め具に固定。次に固定してない最後の1箇所に立ち、テントを持ち上げます。
その時に、テントのトップ中央部分を片手で持ち上げ、もう一方の手でポールを押し込みましょう。重さのあるポールのクロス部分を持ち上げてやることで、簡単にテントが立ち上がってくれます。
その④ ポールを固定するときは綱引きスタイルで!
テントも立ち上がり、最後の留め具を固定する最終段階。ラスト1箇所の固定は生地にテンションがかかりパツパツ状態のため、難関なんです。
そんな時は、足でテント生地が動いてしまわないように、端っこのベルト部分を踏んで地面に固定しましょう。
ベルト部分を踏んで固定することにより、両手でしっかりとポールを握ることができます。
ポールを持ちあげるときは、綱引きのように逆手でポールを握ると自然と力が入り「硬くてポールが留められない……!」と手がプルプルする事態を軽減してくれますよ。
このポールの固定姿勢は大型2ルームテントを設営する時にも役立つので、ぜひ習慣づけてみてくださいね!
フライシートを被せ、ペグ打ち
ダブルウォールの場合は、フライシートを掛けた後に、ペグでテントを固定しましょう。ペグの打ち方にも、実はいろんなテクニックがあるので参考にしてみてください。
その⑤ フラップの巻上げは内巻きだけど、外巻きスタイル!?
あとはジッパーを開け入り口や窓作り! ここでもちょっとしたコツが。
上記写真のように外巻きにフラップを巻くと、雨が降った際に雨水が溜まります。そこでフラップ部分は内巻きにまとめることがベターですが、内巻きの動作って手が疲れるんですよね……。