とあるキャンパーに徹底フォーカス!
インスタグラムに寄せられた『#camphack取材』タグがついた投稿の中から、気になるキャンパーを取材する企画『あのキャンパーのウラ側HACK!』。
今回は、筋金入りのスノーピーカー『@nisidak』さんの登場です。
プロフィール
名前:にしだっくさん
アカウント名:@nisidak
居住地:埼玉県
職業:会社員
キャンプを始めた時期:2012年
キャンプスタイル:奥様・娘さん・ワンちゃんとのファミリーキャンプ
定番人気アイテムから新商品まで、大小問わず所持ギアのほとんどがスノーピークというにしだっくさん。
まずは特にお気に入りのギアとその魅力を、ヘビーユーザーならではの視点で語っていただきました!
にしだっくさんが選ぶ「マイベスト・スノーピーク」
リビングシェルロングPro.
インナーテントも吊り下げるだけと設営撤収がとにかく楽なのに、中も広くて風にも強いのが特徴です。
キャノピーを跳ね上げると、サイドウォールのおかげで見た目以上に日よけ・雨よけとして使える面積も広いです。
このシェルターの導入により、キャンプ年間回数が6倍になったのだとか! 通年対応のスペックであることが伺えますね。
スノーピーク リビングシェル ロング Pro
IGTスリム
IGTで使っていたプレートバーナーや焼き武者などを、簡単に安定して設置できるテーブルです。ワンアクションローテーブルとの相性も抜群です。
設営撤収が早くデイキャンプでも活躍しているというこの一台。耐久性抜群ながら、チーク材が醸す上品な雰囲気は、さすがスノーピークです。
スノーピーク IGTスリム
シェルフコンテナ
以前はクリアケースを使っていましたが、これに変えたらサイトの雰囲気がガラッと変わりました。「見せる収納」ができるようになったことで、設営の手間も減りましたね。
スノーピーク シェルフコンテナ25
スノーピーク シェルフコンテナ50
この3つに留まらず、とにかくスノーピーク愛に満ち溢れるにしだっくさんのキャンプライフ。ひとつのブランドにここまで惹かれる理由とは、一体……?
ズバリ!ここまでスノーピークに惹かれる理由は?
1. 手に取ってわかる「クオリティ」
スノーピーク製品は機能と価格だけを見ると「高い!」と思いがちですが、実際に手にしてみると「こんな所まで気にして作っているんだ」と気がつくことが多いです。
たとえばこの「メタルほおずき」のフック。切り込みがあることで、斜めに張ったガイロープにも引っ掛けておくことができますね。
2. 製品規格の統一化
IGT(アイアングリルテーブル)など、規格が統一されているユニットシステムがあるのも魅力です。この時は、油ハネ軽減のために、雪峰苑の鉄板を鋳鉄グリドルハーフに変えみました。
既存製品と新製品を組み合わせて、自分なりの使い勝手を追求するのも楽しみのひとつなのだとか。
3. メーカーとユーザーの近さ
ファンミーティング的イベント「Snowpeak Way」などで、開発の方や山井社長に直接要望や意見を伝えたり、考えを聞ける場があるのもうれしいですね。
にしだっくさんファミリー×キャンプ
スノーピークにとことん惚れこんだ、にしだっくさん。キャンプで得たものや、家族全員で楽しむための配慮も伺いました。
キャンプを通して、お子さんに変化はありましたか?
ロープ一本で仕切られている特殊な状況で、他人とすぐに仲良くなる方法や気をつけなければいけないことなど、キャンプならではの近所づきあいを本人なりに学んだようです。
今では日常でも実践しているこの力は、キャンプで身についたものなんじゃないかと思っています。
ワンちゃんと行くキャンプで、気をつけていることはありますか?
スノーピーク60周年のカタログでモデルもこなす、愛犬の「モカくん」。一緒に行く上で欠かせないのは……
周りへ配慮するための「躾」です。絶対にかみつかない・吠えかけないよう躾をした甲斐あって、「犬嫌いだったうちの子も触れた!」と仰っていただいたこともあります。
そしてもうひとつは、ワンちゃんへの配慮。
夏の設営時はまずコットを広げて日陰を作ったり、冬の夜は湯たんぽを使ってクレート全体を暖めたり。それと、ご飯をウェットタイプなど特別なものにして、喜ばせるようにしています。
いつもと違う環境でストレスを受けかねないので、喜びを増やすように努めていらっしゃるとか。
今では「キャンプ」という言葉を聞くだけで、モカくんはしっぽを振って喜ぶそうです!
にしだっくさんに直撃!ココだけの話
キャンプ費用は、いくらくらいですか?
一回のキャンプで五千~一万円プラス交通費という感じです。以前はキャンプの度にほぼ毎回何かを買っていたので、妻に「マンションの家賃みたい!」と怒られていた時期もありました……。
家族ともめたことや、失敗エピソードはありますか?
道具が増えすぎて設営撤収に時間がかかるようになった頃、度々もめました。
今では、イスは付属のカバーに入れずそのまま車に積むなどの省力化の積み重ねと、自然と決まった役割分担がうまくいってもめることもほとんどなくなりましたね。
キャンプ場で夫婦や親子のケンカが聞こえてくると、「懐かしいなぁ」と今では余裕のにしだっくさんです(笑)。
ここだけの話、買って後悔したギアはありますか?
化繊の寝袋は値段も手頃で暖かいんですが、嵩張るので撤収が大変。積載でも場所を取り過ぎたため、すぐに使うのをやめました。
今は、サッと突っ込むだけで撤収も終わるマミー型のダウンシュラフを使っています。
あとは、エアーベッド。意外と底冷えするのと、結局全員が安眠できないということが分かり、今はそれぞれインフレータブルマットで遮熱と凸凹を吸収して寝ています。
お気に入りのキャンプ場は?
1:The Camp & Garden AMANAYU @amanayu_camp
2:本栖湖 浩庵キャンプ場
3:Snow Peak Headquarters Campfield
一位は、山梨県北杜市にできた新しいキャンプ場。「商売ではなく、理想のキャンプ場を作る」という理念のもとオーナー自ら山を買い開墾されたというだけあって、秘境感満載です。
一位は、本当は秘密にしておきたいんですが(笑)。一区画がゆったり広くて、
森の一部をお借りしているという実感を得られます。 ヘッドクォーターズは、清潔でサニタリーも充実。起伏に富んだ広大なキャンプ場が魅力で、毎回「どこに張ろう?」と楽しく迷っています。
おわりに
アウトドアブランドも数あるなか、自分の理想にフィットするメーカーを信頼し、愛用し続けるにしだっくさん。
その揺るぎないスタンスは、流行ばかりを追い求めてしまいがちなキャンプシーンに一石を投じてくれているような気がします。
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