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簡単&安い!燻製器を作ってみよう!
「燻製」というと専用の道具が必要なのではと思いがちですが、じつは身近にある素材で簡単に調理が可能。とくに街のあちこちにある「100円均一ショップ」は自作燻製器素材の宝庫です!燻製は、食材を煙で燻すこと。要はその煙が滞留する空間を作ればいいので、工夫次第で100均素材でも自作燻製器を作ることができるというワケです。ちなみに一言で「燻製」といっても、燻煙材と燻製の方法にはいくつか違いがあるのでご紹介します!
■燻煙材の違い

出典 : ぐるなび てまひま酒場 みよし
スモークチップ……木をチップ状にしたもの。チップに火を着けるのではなく、燻製器の底に置き下からバーナーなどの熱源で加熱することにより煙を発生させます。
スモークウッド……粒子状にした木材を圧縮して固め、棒状にしたもの。直接火を着けて使うタイプで、一度火を着けると一定量の煙を放出し続けます。
■燻製の方法

出典 : SOTO
熱燻……バーナーなどの熱源を使い、食材を炙りながら燻製する方法。燻製器の中を高温(80~120℃ほど)で数分~2時間ほどで仕上げることができ、食材はかなり水分が残りジューシーな仕上がり。ウッドチップの使用が適しています。
温燻……30~80℃ほどの温度で、1~2時間燻煙する方法です。食材は程よく水分が抜け、できあがりもやわらかく仕上がります。直接火を着けるスモークウッドが適しており、熱源がいらないので手軽に楽しめます。
冷燻……低い温度でじっくりと燻す方法です。燻製時間は数週間に及ぶものも。食材の水分を飛ばすので、保存食作りに適しています。上級者向け。
汚れは落とすことはできますが、匂いは簡単に落ちません。そのため、ふだん使いの鍋ではなく、燻製用の器具を準備しましょう。その点でも100均素材なら気軽に購入することができていいですよね。それでは100均素材を上手に使った自作燻製器のアイデアを紹介します!
段ボールなら燻製スペースも広々!

出典 : 段ボール箱で燻製
必要な道具は、段ボール、バーベキュー用網、カッターのみ。段ボールの側面に切り込みをいれ、バーベキュー用網を差し込むとっても簡単な自作方法です。
ポイントは段ボールの開口部よりも大きなバーベキュー網を用意することですが、網が小さければ棒を渡してその上に網を置いてもOK。しかも一度にたくさんの食材を燻製することができるのでおすすめです。
ただし段ボールで燻製を行う場合は、熱源のいらないスモークウッドを使用すること。食材によっては油がスモークウッドに垂れて着火することも。火の扱いにはくれぐれも注意してくださいね!
総額400円で揃ってしまう自作燻製器




ステンレスボウルで重ねるだけ自作燻製器
ステンレスボウル2個で焼き網を挟んで作成するなんとも簡単な自作燻製器です。下のステンレスボウルにスモークウッド、網の上には食材を置き、煙が滞留するようもうひとつで蓋をするシンプルな方法。こちらも素材を重ねるだけなのでとても簡単!スモークウッドに着火して燻製しますが、ボウルは素手で触ると火傷の危険があるので要注意。
より大きな空間を確保して煙を滞留させるため、100均で土鍋を2つ手に入れ、本体側のみ使用する自作燻製器というアイディアもあります。
真ん中に挟んだ網の部分から煙が逃げるので、すべてセットした後はアルミホイルで覆ってしまうのもポイント。ウッドチップで熱燻ができますが、加熱しすぎには注意してください。
汚れが落ちやすいテフロン加工のケーキ型

出典 : 欲しいモノの情報をネットで調べてまとめる

出典 : 欲しいモノの情報をネットで調べてまとめる
この燻製器で使用したパウンドケーキ焼型のいいところは、テフロンコーティングされており、汚れが落ちやすい点。長めの食材も燻製しやすいですね。熱源がなくても燻製できるスモークウッドで燻していきます。
自宅での煙対策にも100均が使える!


100均素材の自作燻製器で、キャンプでおいしいスモーク作り!
燻製ってけっこう難しいのかな、なんてイメージは吹き飛びましたか?100均素材でもアイテムのチョイスと工夫次第で気軽に燻製器を作ることができるのです。次回のキャンプは自作燻製器でおいしい一品を作っちゃいましょう!紹介されたアイテム

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