記事中画像撮影:筆者
手のひらサイズの必携品
手のひらサイズのこれ、なんだと思いますか? 先に種明かしするとライトなんですが、ただのライトじゃあないんです。見た目からは想像できないギミックが搭載されているんですよ……!
「水」さえあれば光るんです
じつはこれ、1日1回、底面を水に少しつけるだけで1週間光るという、世界初の画期的なライト。その名は「アクモキャンドル」。
にわかに信じ難い話ですが、少量の水を本体の底面に浸すと……
こんなふうにパッと点灯するんです。いったいどうなってるんだ……?
アクモホールディングス アクモキャンドル(1個)
サイズ | 12×31×64mm |
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重量 | 21g |
材質 | PP樹脂(ケース)、銅、炭、紙、マグネシウム |
アクモキャンドル7つの特長
1|なんで光るの? アクモキャンドルのしくみ
アクモキャンドルの中身は、マグネシウム板・炭素板・紙・銅板などが入っており、そこに液体が加わると化学反応が起こって点灯(発電)するしみ。「マグネシウム金属空気電池」という特許技術を用いているそう。
底には隙間があり、ここから内部に液体が入っていく構造です。化学反応だから、電池のように自然放電・液漏れの心配がないところがすごくいい!
2|ジュースでもいいらしい
その技術だけもびっくりなんですが、水以外、たとえばジュースや雨水(緊急時にはだ液や尿)でも点灯するそう!
とくに災害時は水が貴重になるので、水以外の液体でもいいのは大きな強み。粘性のある油などでなければOKとのこと。
3|点灯時間は、連続で1週間以上
光の持続時間はなんと約168時間。1週間もの間、明かりを得ることができるスペックになっているようです。
本当にそんな長い時間点灯し続けられるのか? はのちほど検証するとして、じつはこの点灯時間、ゴールゼロとほぼ一緒。
ゴールゼロの「LIGHTHOUSE MICRO FLASH」が一番暗いモードで最大170時間点灯するので、ゴールゼロと同じくらいの長時間を、この小ささでまかなえることになります(しかも充電不要!)。
4|オレンジキャップをつけると…
キャップにもひとギミックあって、LED部分の保護かと思いきや、光の色を変えられるしくみ。
点灯したままオレンジ色のキャップを閉めると温かみのある明かりになるので、常夜灯としても便利です。
なお、底面に装着すれば台座にもなります。
5|10年保存できる
乾燥した保存環境(未開封)にあれば、有効期限10年と長寿命。シュリンク包装されて届くので、このまま水気のない場所に保管しておけば大丈夫そう。
電池を使うライトだと自然放電したり、液漏れしたりする心配があって、いざ使いたいときに頼りにならない……なんて不安があったのですが、アクモキャンドルは水が電力になるので、10年後も最低限生活できるレベルの明るさが確保されているってのは絶大な安心感があります!
6|重さは50円玉3枚分
1つあたりの重さは約20g。50円玉3枚分の軽さです。
大きさは、手のひらにすっぽりおさまるほどコンパクト。ポケットに忍ばせておける小ささなので、いつ何時起こるかわからない災害時にそなえて、カバン、仕事場、自宅、クルマなど、あちこちにストックしておけるところも◎。
7|まっ暗でも作業できる明るさ
そして気になる明るさですが、文字を読めたり、作業ができたりと、最低限の生活ができる明るさとのこと。
ただ、ものが小さいだけに「実用的な明るさ」なのかどうか、ぶっちゃけ信じ難い……ので、夜を待って試してみました。