どのくらい実用的か、検証してみた
物足りないんじゃない?って思ったけど…意外と明るい!
懐中電灯のように手で持って足元を照らしてみたところ、意外と明るくてびっくり! 昼間点灯させたときは、正直「夜は頼りないんじゃない?」と感じていたのですが、実際に使ってみると、暗い道でも地面の凹凸を目視できる明るさでした。
さすがにスマホのフラッシュライトほどの光量はありませんが、アクモキャンドルが1つあれば(持ち歩けば)、最低限の身の回りのことはできるな、と思いました。
しかも数メートル先まで照らせる
もうひとつ驚いたのは、意外と遠くまで光が届くこと。部屋の隅から隅(約5m)は余裕で照らすことができました。
簡易ライトだと侮るなかれ。これはなかなか実用的な明るさです。
1週間どころか、3週間以上光っていた
結果から言うと、水につけてから1週間と言わずに23日間(うち1つは33日間)、確かに光っていました!
というか、実際には点灯して18時間くらい経った頃に「少し暗くなったかも」と感じたのですが、これは故障ではなく仕様によるもの。アクモキャンドルの裏面に「1日に1回(約2秒)注水」と書いてあるように、吸わせた水が乾きはじめると明かりが弱くなるようです。
でも暗くなりはじめたら再び水につければOK。また同じようにピカッと光が強くなりました。再び水に浸しても点灯しなくなったら、そこで寿命というわけですね。
それを繰り返しつつ、「まだ消えないな〜スゴいな〜」と毎日確認。最終的には3週間以上、何度でも点灯させることができました。168時間どころか、552時間以上ですよ。もはや「まだ消えないけど大丈夫……?」と心配にすらなるレベル(いい意味で)。
ちなみに、スタート時から変わったことといえば、ほんの少し膨張したかなというくらい。でも、本体が熱をもつことは一度もありませんでした。
電力を一切使っていないのにも関わらず、この持続力は本当にびっくり。今回は室内のみで使用しましたが、環境によって持続時間は左右されるのかもしれませんね。
使い終わったら不燃ごみへ
使用後は、基本的には不燃ごみとして廃棄できます。処分に困らないところも良かったポイント。
室内ではこんな使いかたも
小さいながらも、それなりに頼りになる明るさのアクモキャンドル。「懐中電灯」以外としても活躍してくれます。
キッチンの照明に
たとえば停電時、キッチンで料理を作りたいけど、ごく普通の懐中電灯は重たいし吊るせない…というとき。アクモキャンドルなら、テープなどでしっかり固定しておけば頭上から手元を照らすことが可能です。
トイレなら、棚に置いたり、壁に貼りつけたり。アクモキャンドルはとにかく軽いので、工夫次第でいろんなシーンで役立ちます。
ペットボトルランタンに
リビングなど広い空間で使うときは、ペットボトルランタンに。アクモキャンドルをそのまま置くより、水の入ったペットボトルを組み合わせることで光が拡散。明るさがアップするのでおすすめです。
キャップをつけて枕元に
記事前半でもお伝えしましたが、点灯したままオレンジ色のキャップをつけると常夜灯に早変わり。非常時の夜、こうした明かりが枕元にあるとすごく安心ですよね。
「長期保存用」の防災グッズとしてそなえておこう
最後に、アクモキャンドルの特徴をおさらいしておきましょう。
- ちょっとの水で1週間以上点灯(一度つけたら自分の意思で消灯はできない)
- 手元・足元を数メートル先まで照らせる(ペットボトルランタンにすればもっと明るい)
- 充電・乾電池がいらない
- 液漏れ・火災のリスクなし
- 10年保存できる
コンパクトなので数個あっても場所を取りませんし、長い間保管できるので贈りものにもおすすめです。
筆者は実家に帰った際、高齢の父母にプレゼントしました。高機能なLEDライトも渡していたのですが、多機能すぎて使いこなせていなかったんですよね。LEDライトは便利だけど充電もしないといけないし……。
その点、アクモキャンドルは「水を少しつけるだけ」というシンプルさ。いざいというとき、頼りになってくれます。もちろん、使うシーンに遭遇しないのがベストではありますが、備えあれば憂いなし!
停電対策の備蓄として取り入れてみては?
アクモホールディングス アクモキャンドル(1個)
サイズ | 12×31×64mm |
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重量 | 21g |
材質 | PP樹脂(ケース)、銅、炭、紙、マグネシウム |