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ANOTHAPLACE

ガヤガヤしているキャンプ場が苦手な方へ。予約サイトに載っていない穴場「ANOTHAPLACE」を紹介します

みなさんはどのようにキャンプ場を決めていますか? 景色やアクセスの良さ、トイレが綺麗、子供の遊び場がある、などそれぞれの視点で目的に合わせたキャンプ場選びをしていると思います。

筆者も季節やメンバー構成にあわせてキャンプ場選びをしていますが、家族だけでしっぽり静かに過ごしたいときに決まって利用している、とっておきの穴場キャンプ場があるんです。とてもお気に入りなので本当は内緒にしておきたいんですが、今回特別に紹介しちゃいますね。

目次

記事中画像撮影:筆者

家族だけでしっぽり静かに過ごしたいときに行く場所

ANOTHAPLACE

「近くのサイトで宴会騒ぎをされて落ち着かなかった……」なんて経験ありませんか?

一般的にキャンプでは、騒いだりせずに静かに過ごすのがマナーとされています。大抵のキャンプ場では基本的なルールはあるものの、施設側の対応の度合いによって管理が行き届いているかどうかの程度はまちまち。

実際に利用してみないと状況がなかなか分からないので、行ってみたらたまたまそのような事態に巻き込まれてしまった、というようなことも……。

楽しく過ごすために時間、労力、お金をかけて出かけたのに、意図せずそのような問題に巻き込まれてしまうのはとても残念ですよね。

静かに心地良く過ごせるキャンプ場「ANOTHAPLACE」

ANOTHAPLACE

今回紹介するANOTHAPLACE(アナザプレイス)は、キャンプのときに絶対にそういった思いをしたくない筆者の、お気に入りリスト上位にあるキャンプ場。何度も繰り返し訪れている場所のひとつです。

ここではそのような事態に巻き込まれる心配が一切ないので、くつろぎながら純粋にキャンプを楽しむことができます。

ANOTHAPLACE

ANOTHAPLACEがそのような心安らげる場所であることには、いくつか理由があります。

主なものを挙げると「予約サイトに載っていない」「夜間のグループキャンプが禁止されている」「予約時にキャンプ場のポリシーに同意する必要がある」などが考えられます。

無条件で全ての方を受け入れるのではなく、あらかじめキャンプ場の方針を理解してもらうことで、良い意味で利用者がセグメントされ、必然的に同じような考えを持ったキャンパーが集まる仕組みになっているんです。

マナーやルールの話ばかりだと息が詰まってしまうのでは? と感じるかもしれませんが、内容的にはキャンプをする上で当たり前のことばかり。

元々基本のマナーが身についていて、むしろそういった環境を求めている方には、とても過ごしやすい環境になっています。

アクセス良好で利便性が良い郊外型キャンプ場

ANOTHAPLACE

ANOTHAPLACEは関東からも中部からも行きやすい、富士山のふもと静岡県富士宮市にあります。

近隣には多数の人気キャンプ場がある、キャンパーにとってはお馴染みのスポットのひとつですね。新東名高速道路の新富士ICから約20分と、アクセス良好な場所に位置しています。

基本情報

住所〒418-0111 静岡県富士宮市山宮3666−550
営業期間通年
チェックイン13:00〜
※アーリーチェックイン 9:00〜(+1,500円)
チェックアウト〜12:00
※レイトチェックアウト 〜15:00(+1,500円)
料金大人1名 (+子供1-2名)6,500円/泊
大人2名 (+子供1-2名)7,500円/泊
大人1 or 2名+子供3名  8,000円/泊
※1サイトあたり合計

ANOTHAPLACE campground
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スーパーや飲食店、入浴施設も充実

出典:天母の湯

東名高速道路を降りてからキャンプ場へ向かう途中、富士宮の市街地を経由するので、スーパー、コンビニ、飲食店、ホームセンターが多数あり、買い出しや忘れ物をしたときでも困ることはありません。

また、キャンプ場にはシャワーやお風呂はありませんが、車で数分のところに「天母の湯」という入浴施設があります

「天母の湯」詳しくはこちら
〒418-0111 静岡県富士宮市山宮3670−1

整地されて設営しやすい区画サイト

サイトは全て区画サイトで、一部サイトを除き、樹木・フィールドの保護のため車の乗り入れはできません。

ただ、それぞれの区画に隣接して車を停められるため、それほど設営時の負担にはなりません。

レギュラーサイトとラージサイトという大きさが異なる2種類のサイトがあり、GWや紅葉時期などのハイシーズンを除いて予約時に事前に選ぶことができます。(予約状況によっては希望のサイトを選べない場合があります)

1|レギュラーサイト

ANOTHAPLACE

マップ上段の8つの区画はレギュラーサイト。区画のサイズは12×12mですが、テント設営に適した整地されたスペースは8×8m。大型のテント1張または小型のテントとタープぐらいがちょうど良い広さ。

駐車スペースから設営場所までの距離が近く、ラージサイトに比べると若干荷物の運搬の負担が小さめです。

2|ラージサイト

ANOTHAPLACE

ラージサイトは12×18mと縦長のサイト。整地部分はレギュラーサイトと同じで8×8mですが、駐車場所から整地部分までの間にスペースがあり、そこにタープを張ったりすることができ、広々としています。

その分、車から少し距離はありますが、いずれにせよ大した距離ではありません。

新区画も追加!

また、2024年3月よりフィールドが拡張され、新たに車乗り入れ可能な新区画(E1~5)が追加されました。

サイト同士が隣り合っているので近く感じるかもしれませんが、下草が生い茂り樹木が葉で埋め尽くされると、思った以上にプライベート感があります。

また、マップだと整然と同じようなサイトが並んでいるように見えますが、実際に現地で見てみるとサイトによって立木の表情の違いなどがあり異なった趣を感じます。

四季折々の自然の風景を満喫できる

ANOTHAPLACE

落ち着いて過ごせることに加え、場内にある100本を越えるモミジに囲まれながら、自然の景観の美しさを感じることができるのも、ANOTHAPLACEの魅力。

元々は造園業者がモミジを育てるための場所として所有していた土地を木ごと譲り受け、木々の美しさを活かしながらフィールドが作り上げられました。

ANOTHAPLACE

4月ごろから徐々に芽吹きはじめ、夏場には溢れんばかりの緑に覆われる森。

晴れの日には風に揺れる葉を通して差し込む陽の光に包まれながら、心地良い時間を過ごすことができます。

ANOTHAPLACE

そしてモミジと言えばやはり見頃は秋。11月に入ると葉が徐々に色づき、黄色、オレンジ、赤と、見事なグラデーションになります。

秋の風物詩の紅葉を見ながら過ごすキャンプ、とても贅沢な時間ですね。

ANOTHAPLACE

当然ながら紅葉シーズンは人気なので、予約を取るのも容易ではありません。

ANOTHAPLACEを気に入って繰り返し利用しているリピーター向けの優遇枠もあるそうなので、紅葉を狙いたい方は普段から通っておくといいかもしれませんね。(掲載日現在、予約者10泊ごとに料金特典あり)

まるで異国にいるかのような世界観の「場内施設」

ANOTHAPLACE

自然の景色の良さもさることながら、オーナーご夫妻によって作られた管理棟やトイレなどもこだわりが満載で、他のキャンプ場には無い独特の世界観があります。

まるで森の中にある小屋のような管理棟

ANOTHAPLACE
ANOTHAPLACE

キャンプ場に来たらまず立ち寄る、オーナーご夫妻が常駐している管理棟。

手作りのチェアやオーナーの愛車の赤いオールドディフェンダーなども含め、この小屋の存在がANOTHAPLACEの雰囲気をより一層引き立てています。

綺麗なトイレとお湯が出る水場

ANOTHAPLACE
ANOTHAPLACE

こちらはフィールド中央にあるトイレ兼水場。個室トイレはウォシュレット付きの水洗トイレで、水場ではお湯も使用可能。寒い季節でも快適に利用できます。

場内の設備は必要最低限ですが、見た目の良さだけでなく使い勝手もしっかり考えて作られています。

ANOTHAPLACEはこんな人におすすめ

ANOTHAPLACE

総括するとANOTHAPLACEは、こんな方におすすめです。

  • ・静かに、穏やかな気分でキャンプを楽しみたい
  • ・自然の景観の良さを感じながらキャンプをしたい

ANOTHAPLACEの魅力や常駐しているオーナーご夫妻の人柄に惹かれて頻繁にリピートする方も多く、通ううちに増えていく顔見知りのキャンパーさんと挨拶を交わしたりする光景がそこかしこで見られます。

しっぽり静かに焚き火を楽しむもよし、明るいうちは節度をもってちょっとおしゃべりするもよし、古き良きご近所付き合いのような、そんな和やかな空気感がこのキャンプ場には流れています。

純粋にキャンプを楽しみたい人にうってつけな穴場キャンプ場

ANOTHAPLACE

遊び場がたくさんあったり、温泉や飲食店が充実していたり、バラエティ豊かなキャンプ場が増え、キャンプスタイルも多様化しつつある昨今。もちろんそのような過ごし方も魅力的ですが、自然の魅力そのものを楽しむのがキャンプ本来の姿。

何もせずにのんびりと過ごしながら、美しい自然の景色を味わう。簡単そうだけど意外と無い環境で、そんな贅沢な気分を味わわせてくれる場所、それがANOTHAPLACEなんです。

ANOTHAPLACE campground
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