メスティンポット2個で0.5合ずつ
この小ささなので、まずは、どのくらいの量の米を炊飯できるのかしっかり検討。
内側に50ml刻みで250mlまでの目盛り付きの「メスティンポット」、満水容量は300mlと取説に記載がありました。
米1合が約180ml(約150g)で水の量が約200mlと考えると、総量が380mlなので容量をオーバーしてしまいます。
そこで今回は、「メスティンポット」2個を使って、それぞれ0.5合ずつを炊飯してみることに!
水の量も半分の各100ml注いだら、ちょうど150mlの目盛りのあたりになりました。水を測る容器がないときには目安にできそうですね。
半合ずつ分けて炊飯するので、せっかくならと、片方にはコーンを混ぜて醤油で調味した「とうもろこし炊き込みごはん」に。
1人でも、ちょこっとずつ2種のごはんが試せて、なんだか得した気分です。
メスティンポットを浮かせるのが肝
直火の熱でなく水蒸気の熱で炊飯するため、焦げ付きや失敗が少ないのが魅力の水蒸気炊飯。本来なら、「メスティンポット」の底がメスティンと接しないよう、下に網など置きたいところ。
ですが、1.5合炊きメスティンで「メスティンポット」の下に網を置くと、蓋が閉まりません。
そこで、「メスティンポット」がやや浮いた状態になるよう水の量を調整。メスティン本体に約150mlの水を注いだら、ちょうどいい具合になりました!
ポケットストーブ+固形燃料で加熱
ポケットストーブ+固形燃料(25g)を使って、ほったらかしの楽ちん自動炊飯をしていきます。
固形燃料に着火したら、後は燃え尽きるまで約20分ほど待つだけ。屋外で寒い時や風が強い時などは、風防をセットするとよりムラなく加熱できます。
固形燃料が燃え尽きたら、メスティンごと厚手のタオルなどに包み、約10分蒸らしておきます。
炊き上がりを実食!
実は、筆者にとって初めての水蒸気炊飯でしたが、ごはん2種とも、焦げ付きもなく綺麗に炊き上がりました。大成功!
炊き上がったお米はベチャつきもなく、良い炊き加減。
コーンの炊き込みご飯の方にはバターとパセリをプラスして目にも美味しく。 コーンの甘さにバターの塩気とコクが合わさって絶品です。
半合ずつ違う味を楽しめるのも魅力ですが、飲んだ後に小腹が空いてきて、あと半合だけごはんが食べたい……、なんてときにもピッタリのギアだと思いました。
気になったのはこんなところ
クッカークリップが必須
ハンドルや突起などが何もない、シンプル形状の「メスティンポット」。それゆえ、調理直後の熱い時には、メスティンから取り出すのにひと苦労でした。
とくに、メスティン内に2個並べると隙間がなく、手にグローブなどを嵌めてもめちゃ掴みづらい……。
今回筆者は、ダイソーやセリアで購入できる「クッカークリップ」に助けられたので、ぜひセットでの使用をおすすめします!
調理可能な食材サイズがシビア
1.5合用メスティンに収納できる反面、かなりサイズが小さい「メスティンポット」。中に収まる食材のサイズもシビアなので、カットせずに調理できるものはかなり限定的です。
カットする手間さえ惜しまなければ、ソロキャンプでは十分役立つアイテムだと思います。“おままごと感覚”を楽しむギアでもあるんでしょうね。
メスティンポットでソロキャン飯を遊び倒そう!
メスティンのみならず戦闘飯盒2型にも使えて、複数同時調理から水蒸気炊飯までこなせる「メスティンポット」。
少量ずつの調理にはなりますが、省スペースでちまちま作る感覚も楽しいギアです。
ポテンシャルは無限大、1個330円(税込)を高いと感じるか安いと感じるかはあなた次第。ぜひいいろいろ試して、ソロキャン飯を遊び倒してみてはいかがですか?