記事中画像撮影:筆者
エコなのは分かる。だが出先じゃどうしようもないんよね…
出典:PIXTA
みなさんは、充電式の電池を使ってますか? 繰り返し使えて断然エコなので、筆者も自宅にの電化製品に活用中ですが、ことキャンプギアには活用できていないのが現状です。
その原因は、あの嵩張る専用充電器。アレがないと充電できないので、キャンプ場で電池切れしてしまうと、結局フツーの乾電池をコンビニに買いに走るハメに……。
ならば直接挿せばイイ!という斬新発想
気付けばバッテリー内蔵型の充電式ギアがどんどん増殖。とはいえ、お気に入りの乾電池式ギアもあり、キャンプに行くと出る電池ゴミにプチストレスを感じていた筆者。
ところが最近Amazonで、UNNIK「充電式 単三電池 4本セット」を発見! こちら、なんとUSBケーブルを直接挿して充電できるという、なんとも斬新なアイテムなんです。
今回は単3形電池を単2・単1形電池として使える裏技も合わせて、詳しくレビューします!
UNNIK 充電式 単三電池 4本セット
サイズ | 単三形電池(4本セット) |
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電池種類 | リチウムイオン |
使用回数 | 1500回 |
電池容量 | 1700mAh |
付属品 | プラケース、4口Type-Cケーブル |
UNNIK「単3形充電池」って何がスゴイんだ…?!
専用充電器ナシで直接充電できる
一見フツーの乾電池の4本セットのように見えるこちらですが、よく見てみると……。
おや? ボディ上部に、あ、穴が……!?
そうなんです。よくある充電式乾電池と違って、電池本体に直接Type-Cケーブルを挿して充電できてしまうシステム! あの嵩張るアダプターが要らないって実に画期的ですよね。
キャンプ場など出先で、いざ乾電池式のランタンを使おうとして、電池切れに気付いてしまうあるある……。そんなときも、バッテリーさえあればコンビニに走らずに済むんです!
付属品がかなり親切!
そしてこちら、付属品がかなり親切。単3充電池4本をコンパクトに携行できる透明プラケース、さらに4口Type-Cケーブルが標準装備! 届いたら即、4本同時充電が可能です。
万一、この4口Type-Cケーブルをキャンプに持って行き忘れても、普通のType-Cケーブルなら、何かしら他アイテム充電用に持参していることが多いので、なんとかなりそうですよね。
1.5hで満タン!急速充電対応
早速、付属の4股Type-Cケーブルを使って本体を充電してみました。おお! ちゃんと充電中はプラス側の天面が緑色に点灯しています。
こちら、急速充電にも対応しており、付属の4口Type-Cケーブルでは満充電までの時間はわずか1.5h。キャンプ場でライトなどの電池切れに気付いても、暗くなる前に十分間に合いますね。
さらに、繰り返し充電して使える回数は、約1500回。月1回のキャンプで毎回充電しても、125年は使える計算に!
消費電力高めギアも◎リチウムイオン1.5V
出典:Amazon
実は、家庭用の充電式電池は「ニッケル水素電池」で、動作電圧が1.2Vのものが一般的。
ところが、この「充電式 単三電池」は、ポータブル電源などと同じ「リチウムイオン電池」だから動作電圧は1.5V。デジカメや電気シェーバーなど、より消費電力の高いギアに使えるんです。
しかも、充電時の過充電や過放電などのリスクを回避する複数の安全保護システムを備え、日本の電気製品安全法や技術基準に対応しているから安心です。
単3形じゃ使えるギアがない、とあきらめないで!
筆者手持ちの乾電池式ギアは…
早速、いろんな乾電池式ギアに使ってみよう! といきたいところなのですが……。
現在、筆者手持ちの乾電池式ギアは、アースノーマット「おそとでノーマット」・ジェントス「フラッシュライト」・ノーブランド「アンティーク風LEDランタン」の3点。
しかも、単3形電池が使えるのは「おそとでノーマット」のみなんです……。
以前は、コールマンの乾電池式LEDランタンをいくつか持っていたのですが、そういえば、あれも単1や単2形タイプ。乾電池式キャンプギアって、単3形タイプは意外と少ないですよね。
単三を単一・単二として使う裏技!
じゃあこの「充電式 単3電池」、あまり使えないんじゃあ……? とあなどるなかれ! 実は、単3形を単1や単2形として使える裏技が! それが、この「電池スペーサー」なるアイテムです。
画像左側が、単3電池1本を入れて単2電池として使えるスペーサー、右側が単3電池3本を入れて単1電池として使えるスペーサー。どちらもAmazonで700〜900円程度で4個セットでした。
これで、「充電式 単3電池」活躍の幅が一気に広がります! ちなみに、同シリーズは「単4電池 4本セット」もあるので、単4形を使いたい場合はこちらがオススメ。
*「電池スペーサー」による動作を推奨していない電化製品もあるため、あくまで自己責任の上でのご使用をお願いします
KAUMO 単3電池が単2電池になる電池スペーサー 4本セット
サイズ | 単2形電池(推奨用途) |
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重量 | 6g |
材質 | 高耐久性プラスチック |
KAUMO 単3電池を3本入れて単1電池にする電池スペーサー 4本セット
サイズ | 単1形電池(推奨用途) |
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重量 | 19g |
UNNIK 充電式 単4電池 4本セット
サイズ | 単4形電池 |
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電池種類 | リチウムイオン |
電池容量 | 600mAh |
使用回数 | 1000回 |
付属品 | プラケース、4口Type-Cケーブル |
実際にいろんなアイテムで使ってみた!
1|まずは「おそとでノーマット」
まずは「充電式 単3形電池」をそのまま使える、アースノーマット「おそとでノーマット」から試してみます!
こちらは、フツーに使えました! 中のファンも回り、ちゃんと電源ONの赤ランプも点灯。
2|ジェントス「フラッシュライト」(単3→単2)
続いてはいよいよ、電池スペーサーで単2形電池として使ってみます! アイテムはジェントス「フラッシュライト」。「充電式 単3形電池」を電池スペーサーにセットして……。
電池挿入口へ、電池スペーサーを装着した「充電式 単3形電池」2本をIN。
おおお。ちゃんと点灯してくれました!
筆者宅ではふだん、このライトは緊急時用に車に入れっぱなし。お世辞にもマメな性格とは言い難い筆者は、乾電池の入れ替えもほぼしておらず……。これで、ポタ電さえ充電しておけば、有事のときにも安心です!
3|アンティーク風LEDランタン(単3→単1)
お次は、ノーブランドの「アンティーク風LEDランタン」にトライ。こちらは「充電式 単3形電池」3本を使って単1電池にする電池スペーサーにセットします。(このランタンは単1形電池が2本必要で、この場合「充電式 単3形電池」は6本必要)
おっ、フツーに点灯しますね!
ふだん、このランタンも車中泊時用のロマン枠ギアとして、ほぼ車に入れっぱなし。ということは……、やはり、いざ使おうとして現地で電池切れに気付いて慌てるパターンも多々ある筆者。
けれど、単1形スペーサー+「充電式 単3形電池」があれば、いつでも雰囲気アガる車中泊が楽しめます!
*「電池スペーサー」による動作を推奨していない電化製品もあるため、あくまで自己責任の上でのご使用をお願いします
気になったのはこんなところ
Type-Cが深く挿さらない
これまでの充電式電池の常識を覆す画期的な「充電式 単3形電池」なんですが、少しだけ気になるところも。
1つ目は、Type-Cケーブルの“挿さり具合”。その小ささゆえか、端子の根本まで深く挿さらないんです。カチッと挿さり止まる感触もないので、「これぐらいかな?」という勘頼み。
挿さり具合が浅すぎてポロッと外れるときもあり、何度か使って慣れが必要だと感じました。
外装フィルムの耐久性がやや不安
もう1点は電池本体外装の耐久性について。白い金属製のボディという訳ではなく、どうやら白いフィルムが外装されている感じ。
今回、2〜3回程度使っただけで、微細な傷がついた箇所もあり、「この外装フィルムが剥がれたらどうなっちゃうんだろう?」と、耐久性の面ではやや不安が残ります。
UNNIK 充電式 単三電池 4本セット
サイズ | 単三形電池(4本セット) |
---|---|
電池種類 | リチウムイオン |
使用回数 | 1500回 |
電池容量 | 1700mAh |
付属品 | プラケース、4口Type-Cケーブル |
自宅で眠っている乾電池式ギア、もっと活用しちゃおう!
嵩張る専用充電器がイヤならば、直接ケーブルを挿せばイイ……! という、なんとも斬新な発想の「充電式 単3形電池」。リチウムイオン電池だから、使えるギアが多いのも大きな魅力です。
今回、電池スペーサーの併用により、単1・単2形の乾電池式ギアにも使えたので、今後はキャンプでも乾電池式ギアの出番が増えそうです。
あなたも、自宅に眠る乾電池式ギア、もっと活用してみませんか?