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モンベルの変形する「保冷剤」が面白い!猛暑日に常温のビールが、20分で冷たくなったよ

夏季に限らず、保冷剤はキャンプの必需品。保冷剤は保冷力だけでなく、クーラーボックスにうまく収まるかどうかも大切な要素ですよね。

国産アウトドアブランドの雄・mont-bell(モンベル)が、クーラーボックスへの収納性に革命を起こす、画期的な保冷剤を販売していたので、その実力を調査します。

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目次

モンベルの保冷剤が気になる…

本格アウトドアブランド・モンベルに保冷剤の取り扱いがあるのを知っていますか? 通販サイトで見かけて気になり、2つ購入してみました。

見た瞬間に普通の保冷剤ではないことがわかる、特徴的な形状をしています。

モンベルのフレックス フリーザーパック 

出典:モンベル

1つ目は瞬発系の「フレックス フリーザーパック」。急速にガーッと冷やす特性がある、いわゆる「氷点下タイプ」です。パッケージに「-16℃」の表記がある保冷剤と同じタイプですね。陸上で例えるなら短距離走の選手といったところでしょうか。

そして中距離走の選手となる保冷剤が、次のブルーの製品です。

モンベルのフレックス コールドパック

出典:モンベル

2つ目は持久系の「フレックス コールドパック」。いわゆる「0℃タイプ」で、約10時間にわたって冷えた状態を保ちます。

見たこともないようなフォルムによって何が可能になるのか、探っていきましょう!

現物をじっくり見てみた

価格は、ホワイトの「フレックス フリーザーパック」が1,100円。ブルーの「フレックス コールドパック」は1,375円(いずれも税込)です。

両者ともサイズは21×21cmで、厚さは1.5cm。重量はいずれも550gです。

4連かまぼこ型の保冷剤

表面素材はEVAで、無機系の抗菌剤が使用されているとのこと。光沢のないマットな質感で、指で押すと保冷剤らしくぷにぷにとした感触があります。

ちなみに中身の材料はすべて食品添加物を使用しているらしく、万が一やぶれて食品に付着しても人体に悪影響はなさそう。このへんの配慮がじつにモンベルらしいですね。

形状は平べったいカマボコが4つ並んでいるような感じ。凍結状態でも谷の部分は折り曲げることができるので、好きなように変形させることができます。そう、これこそが本製品の最大の特長なんです。

筒状に丸めることができる

くの字やL字型に折り曲げるのはもちろんのこと、このように筒状に丸めることもできます。これによっていったい何ができるのか……!?

それでは本製品ならではの使い方を、ざっと見ていきましょう。

フレックスだからできること

ぴったりサイズでなくても上部に収まる

保冷剤をクーラーボックスの最上部に設置する場合、すっぽりと収まるサイズでなければいけません……というのは他の保冷剤の話。本製品ならアーチ状、逆アーチ状に歪ませることで対応できてしまいます。

円筒型のクーラーに対応

筒状に丸まるので、クーラー内の側面が曲線でも対応できます。

ということは……。

出典:(写真左より)ワークマンロゴスキャプテンスタッグ

こういった円筒型のクーラーにもきれいに収まるということ。ハードタイプの板状保冷剤を使う場合は、辺が直径よりも短くないといけませんが、そういった心配は過去のものとなります。

ちなみに画像のクーラーは、左からワークマンの「ラウンド真空ハイブリッドコンテナ」、ロゴスの「防水たためるアースクーラー」、キャプテンスタッグの「ラウンドコールドクーラーバッグ 16L」です。

クーラー内のエリア分けも

こんなふうに配置することで、急速に冷やしたいモノと、末永く冷やし続けてほしいモノとをエリア分けすることもできます。缶ドリンクはキンキンになってほしい、デザート類はゆっくりでOK……といった棲み分けですね。

たとえ対象物が保冷剤にぴったりとくっついていなくても、エリア自体に温度差が出るように感じたので、検証してみます。

急速冷却エリアと持久冷却エリア、それぞれに温度センサーを設置しました。センサー間の距離は約9cmです。

それではフタをして、1時間後に温度をチェックしましょう。

1時間後の温度計は、このように表示されていました。あんな近距離のセンサー間で、倍以上の温度差がありました。庫内の温度がグラデーションになっていることがわかります。対象物をどのように冷やしたいかによって、配置を工夫することができますね。

もっとも、こうしたエリア分けは本シリーズでなくても可能です。しかし狭い庫内でも折り曲げて配置できるので、エリア分けはしやすくなるでしょう。

より冷やしたいモノをえこひいき

特別に急冷したいドリンクなどがある場合は、丸く包みこんでえこひいきすることが可能です。噂では常温のビールでも飲みごろに冷やせるのだとか……。

それが本当かどうか、次項目で実験してみます。

常温ビールを急冷してみた

こちらはビールを冷やさずにキャンプに持ってきてしまった、の図です。設営を終えてゴキュッと流し込みたいのに、冷えたビールがありません。

フレックス フリーザーパックでどうにかなるかどうか、身をもって体験してみましょう。

猛暑日に30℃のビールは何℃まで下がる?

まったく同じ環境に保管していた、常温のビールと水を用意しました。この水の温度が現在のビールの温度だと仮定します。

水の温度は30.3℃でした。ザ・夏の日って感じですね。

くどいようですがこの温度、30.3℃を常温ビールの温度と仮定し、これよりビールの急冷を行います。

フレックス フリーザーパックを巻きつけ、ゴムバンドで固定しました。このまま20分放置してみます。

ちなみに現在の気温は35℃。このまま待つこと20分……。

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