記事中画像撮影:筆者
「作れないメニューある?」ってくらい便利なヤツ
普段、ワンコ連れのソロキャンプが中心の筆者。できるだけ最小限の道具を心がけているものの、料理好きのため、ついアレコレ調理道具を持ってきがち。
どうしたものか……と考えていたところ、3wayで使えるイワタニの「ビストロの達人Jr.」を見つけちゃいました!
カセットこんろとして使えるのはもちろん、付属のプレートを使ってグリルパン、鍋としても活用できるというもの。コレ1台で実に多彩な調理ができるんです。
これなら最低限の装備でソロキャンプ飯を満喫できるぞ! と早速入手した筆者。実際にキャンプで使った様子を詳しくレビューしていきます。
イワタニ ビストロの達人Jr.
サイズ | 本体:約296×220×176mm(幅×奥行×高さ) プレート:約166×33mm(鍋底直径×高さ) |
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重量 | 約1.9kg(ボンベは含まず) |
火力 | 1.39kW (1,200kcal/h) |
連続燃焼時間 | [イワタニカセットガス使用時] 約144分 [イワタニカセットガスジュニア使用時] 約70分 |
カラー | ホワイト・ブラウン |
材質 | [本体] 鋼板 (粉体塗装)、[プレート] アルミ板(フッ素樹脂加工)、[ごとく] 耐熱アルミダイカスト、[バーナー] 真鍮、[点火つまみ] ABS 樹脂 |
使用ガス | イワタニカセットガス、イワタニカセットガスジュニア |
使用できる鍋の大きさ | 鍋の口径が16cm以下、小さい鍋の場合鍋底11cm以上 |
イワタニ「ビストロの達人Jr.」ってどんなアイテム?
カセットこんろも鍋も超コンパクト
まずは、アイテム自体のスペックをチェック! 前述した通り、カセットこんろ・プレート・ガラス蓋の3点がセットに。これだけだとよくあるグリルパン付きこんろですが、サイズ感が全然違います!
出典:iwatani
プレートの大きさは鍋底直径約
16.6×高さ3.3cm、カセットこんろ本体は幅約30×奥行き22×高さ18cm。
画像の通り、同じくイワタニの一般的なファミリーサイズの「ビストロの達人Ⅱ」と比べると、約半分ということに。まさに、ソロに超絶フィットするサイズなんです。
全体の重さも約1.9kg(ボンベ含まず)と軽量ですが、しっかりガス火の恩恵を感じられる1.39kW(1,200kcal/h)の火力を持ちます。
カセットガスもジュニアサイズでOK
ガス缶は一般的なサイズのCB缶のほか、同じくイワタニの「タフまる Jr.」などでもお馴染み、コンパクトサイズのCB缶が使えます。
燃料もよりコンパクト化できるので、ソロキャンプの装備がさらに減らせます。
小さくてもオールインワン!
出典:楽天 写真のたこ焼きは、別売りの「ジュニアたこ焼きプレート」を使用
そしてこちら、付属のプレートが「シャローグリルパン」と呼ばれるやや浅めの設計(鍋底直径約166mm、深さ約33mm)になっていて、ホットプレートとしても使える独自の形状に。
つまり、コレ1台で「焼く」「煮る」「蒸す」「炊く」「無水調理」までコレ1台で難なくこなす、オールインワンなグリルパンということです。
さらに、プレートを外せば内側にちゃんとゴトクを備え、カセットこんろ単体でも使えるというから驚きです……!
果たして、筆者のソロキャンプにフィットするのか、早速使っていきたいと思います。
「ビストロの達人Jr.」を実際にソロキャンプで使ってみた!
ソロサイズのテーブルにピッタリ
まずは、早速念願の1人鍋を作ってみましたよ! カセットこんろ含めてもコンパクトだから、筆者がソロキャンプで使っている、ゼインアーツ「トードテーブル」の上も実にスッキリ。
一般的なファミリーサイズのカセットこんろだと天面がいっぱいになってしまいますが、画像の通り、横で他の調理すらできる余剰スペースが。ビールジョッキも余裕で置いておけます。
高さがなく安定&風に強い
そして、鍋調理の際に感じたのが、プレート下部がこんろ内側に収まる形状の使いやすさ。高さが出ないから、加熱中の食材を混ぜたりする時にも、安定して調理がしやすいんです。
火口部分がこんろの内壁に覆われた構造なので、屋外の調理でも風の影響を受けにくいのも便利です。
その代わり、火口部分が外から見えなくて火加減がしづらいんじゃ……? と思うんですが、それもちゃんと配慮。こちらの「点火確認窓」からちゃんと目視できる設計になっていましたよ。
オールインワンぶりを堪能!
それではいよいよ鍋以外の調理にもチャレンジ! まずは「蒸す」ということで、ガラス蓋を使って「肉まん」を。
蒸し網などは付属していないので、逆さにしたシェラカップで底上げしてみました。結果はご覧の通り、フッカフカの「肉まん」ができ上がりました。
お次は「焼く」ということで、王道の「焼肉」を。こんがりと焼けるのはもちろん、プレートに深さがあるから肉の脂も周囲に飛び散らずスムーズ。
電気式ホットプレートと同じ利便性がありながら、ガスならではの直火パワーで食材の旨みを逃さず、素早く美味しく調理できるのもポイントです!
ちなみにプレートの満水量が気になり量ってみたところ、約1000mlでした。ソロで使うことを考えると充分な量です。
やや浅めに設計されているものの、これ1つで汁物から焼き物までできるのは、ありがたい限り。