アイキャッチ画像出典:Columbia
独自開発テクノロジー「OMNI」シリーズとは・・・?

Columbia製品でこのようなタグを見たことはありませんか?
これは前述したColumbia独自開発テクノロジーを有したギアで、WARM(ウォーム)・DRY(ドライ)・COOL(クール)・PROTECTED(プロテクテッド)の4シリーズに大別されます。
1.WARM(ウォーム)シリーズ

体熱を利用して、高山などの寒冷地、また厳冬の悪天候下など厳しい環境でも快適に過ごせる保温機能を備えたシリーズ。
◆OMNI-HEAT(オムニヒート):アルミニウムを活用した体熱反射、綿を使用した3D構造による高い保温性を備えたシリーズで、透湿性や軽量性を意識したアイテム展開が魅力的。ダウン・ウインドジャケットなどアウターの裏地からスノーブーツまで様々なウィンターギアに活用されています。
2.DRY(ドライ)シリーズ

ウェア内外を快適に保つドライ機能を有し、その特長により多くの展開がされるシリーズ。
◆OMNI-WICK(オムニウィック):優れた吸水・蒸発散効果を持つ素材でつくられたウェアで、蒸し暑い季節の着用感は抜群で、やはり真価を発揮するのは夏モノ、一度着用すると他アイテムとの明らかな違いが肌で感じられますよ。
◆OMNI-TECH(オムニテック):防水・透湿機能が高いギアをお求めの方はこのタグを。濡れない、ムレないをコンセプトに、季節問わずアウター製品、スニーカーなどに多く展開しています。
◆OMNI-DRY(オムニドライ):オムニテック同様、高い防水・透湿機能に加え通気性も兼ね備えており、ユーザーの中では防水性能の最上位のギアとして呼び声も高いシリーズです。
3.COOL(クール)シリーズ

汗や水蒸気など身体から発せられる水分を利用して生地全体の温度を下げ、クールな着心地を維持する夏用スポーツウェアやトレイル用インナーに多く見られるシリーズ。筆者は未体験ですが、爽やかな着心地が求められるサマーイベントには格好のウェアとのこと。
OMNI-FREEZE(オムニフリーズ)に加え、更に素材にサークル状の冷却剤を施したONI-FREEZE ZERO(オムニフリーズゼロ)製品もあるようです。
4.PROTECTED(プロテクテッド)シリーズ

その名のとおり、汚れや水、紫外線、風などコンディションやパフォーマンスに悪影響を及ぼす外環境から身体を守る機能を有したシリーズ。
◆OMNI-WIND BROCK(オムニウインドブロック):防風性と通気性、相反する機能を両立させたアイテム。寒冷地の強風による体温低下を防ぎながら身体の熱は外に放出する雪山などにオススメしたい機能ですね。
◆OMNI-SHIELD(オムニシールド):このタグがついたギアが防ぐのは主に雨や水汚れ。優れた撥水機能を持つ素材を使用し、小雨や雪、砂ぼこり程度はシャットアウトします。また速乾性も高く、ウェア系だけでなくバッグやグローブ、シューズなどのアイテムなどにも応用されるテクノロジーです。
◆OMNI-SHADE(オムニシェイド):こちらは日焼け防止、サンプロテクション機能が施されたシリーズです。UPF値で30~50、つまり紫外線を95~98%まで遮断する効果を持つアイテムを、夏場に羽織たいフリースやメンズ半パン、キャップなどに展開しています。
長々と説明しましたが、正直なところシリーズによって機能もさまざま、アイテムもさまざま。そこで、どのシーズンにどのようなコーディネートが好ましいか、僭越ながら筆者流着こなし術を伝授します!
オールシーズンColumbiaとともに!シーズン別着こなし術

偉そうに着こなし術、なんて謳っていますが、特にOMNI-TECKやOMNI-SHIELDなど、ムレ対策や防水対策に活用できるシリーズは年中活躍する基本アイテムと言ってもよいものでしょう。それらと各シーズンで憂慮すべき環境に合わせたColumbia組み合わせ例を紹介してみたいと思います。
①スプリングシーズンのおすすめ ~冬の名残と急ぎ足の夏に対応できる汎用的スタイル
わずか数ヶ月で目まぐるしく変わる環境にフィットしたいのが春のアウトドアスタイル。
そんなときは、OMNIシリーズの重ね着がオススメ。インナーにOMNI-WICKシリーズのシティパークロングスリーブシャツやシルバーケイブスコンプレッションタイツを着用することでムレ対策をしつつ、アウターにOMNI-SHIELDの利いた厚手のビーバークリークジャケットやパンツにOMNI-HEAT・ドーバーピークパンツを重ね、日陰や急な寒気に備えるスタイルを提案します。
OMNI-WICK:シティパークロングスリーブシャツ

OMNI-SHIELD:ビーバークリークジャケット

②サマーシーズンのおすすめ ~ムレない焼けない!水遊びも大歓迎スタイル

(トップス:ティートンスパイアーショートスリーブTシャツ ボトムス:ソランドラサンズショーツ)
日差しの強い夏場に気になるのは、やはり紫外線と暑さ、そして汗ですね。川や海など水場のキャンプや、フェスでウォーターシャワーにまみれる機会も多いはず、蒸れずにすぐ乾く、これ結構大事です。
そこでオススメしたいのは、やはりOMNI-TECKとOMNI-WICKの合わせ技。オールシーズンの汎用性から、筆者はOMNI-FREEZEよりこれらを選ぶことが多いです。
サラッとした着心地と独自の速乾機能で水回りも恐れ知らず、ティートンスパイアーショートスリーブTシャツに、タイダイ柄が映えるリネン混素材が涼しげなソランドラサンズショーツの組み合わせが夏らしさを前面に押し出ししてくれます。紫外線対策に、タイムトゥートレイルパターンドジャケットのようなOMNI-SHADEウェアを羽織れば強い日差しでも安心です。
OMNI-SHADE:タイムトゥートレイルパターンドジャケット

③オータムシーズンのおすすめ ~朝から晩まで盛り上がれるキャンプフェススタイル

(アウター:フロックスジャケット ボトム:バックアイスプリングスショーツ タイツ:ピニョンライトウェイトパンツ シューズ:ピトックスライド)
キャンプフェスの開催が特に多いのが秋。筆者もNEW ACCOUSTIC CAMPや朝霧JAMなどそれらに参加する機会は多いですが、この季節に厄介なのが昼夜の寒暖差でしょう。日が出ていた頃は真夏のように暖かかったのに、暮れ始めると突如底冷えするのも珍しくなく、ウェアチョイスが重要なシーズンでもあります。ベースレイヤーで防寒対策をしつつ、Tシャツ・薄手のシャツやハーフパンツで日中は爽やかに過ごし、急な天候の変化にも対応できるアウターを1枚装備しておくことが好ましいと思います。
筆者が上記で着用しているのは、鮮やかな色合いが印象的なOMNI-DRY仕様のタイツ、ピニョンライトウェイトパンツですが、OMNI-HEATモデルのリードザトレイルズタイツであればより晩秋に重宝するでしょう。アウターには、OMNI-TECKシリーズの防水モデル、フロックスジャケットがオススメ。ミドルレイヤーにOMNI-WIND仕様の大人気モデル、アーチャーリッジベストを合わせられたら一層オシャレですね。
OMNI-HEAT:リードザトレイルズタイツ

OMNI-WIND:アーチャーリッジベスト(筆者オススメ!)

④ウィンターシーズンのおすすめ ~つま先と芯から身を守るポカポカスタイル

実は筆者も冬キャンプデビューしたのはつい最近のこと、、空気の澄んだ快晴の昼下がりであればそこまで寒さを体感することはないのですが、やはり朝晩の戸外は想像以上に冷え込みます。
やはりそこで活躍するのはOMNI-HEATシリーズでしょう。トップ画像に載せているチャケイピパックチャッカIIプラス オムニヒートは、名前の通り身体の熱を蓄えるOMNI-HEAT機能が内側に施され保温性に優れたブーツです。更にOMNI-SHIELDによる撥水効果も高くグリップ力も高いソールを使用しているため、氷上や雪上でも安心して行動できるスグレモノ。また、トップスにはColumbia独自の「インターチェンジシステム」による連結も可能な2アイテムをオススメ。
OMNI-HEAT:クリフハンガーⅡジャケット

OMNI-TECK:ホープタウンフォールズジャケット

これらはそれぞれ単体でも使用できるミドルレイヤーとアウターですが、重ね着する際は内側のジッパーで連結し、クリフハンガーⅡジャケットがライナーとなる「インターチェンジシステム」搭載の代物。

これらを駆使すると身体の芯に熱を蓄えつつ雨雪から身を守る最強アウター!こんな記事を書いておいてなんですが・・・筆者も長年憧れるベストバイアイテムです。来年こそは、と思いながら今シーズンもほぼ終盤。。。
アウトドアブランドは様々ありますが・・・

価格?機能性?汎用性?はたまたファッション性?多くの選択肢があるアウトドアウェア選び。今回紹介したColumbia製品より高機能なブランドもたくさんありますし、それぞれが身を置く環境によって選択肢が複数あることはとても良いことだと思います。
その中でもキャンプやフェスにこれから挑戦したい方、もっともっと楽しみたい方、大切な方へその楽しさを広めていきたい方・・・Columbiaブランドは、より多くの方が楽しめる展開力においてはNo,1だと筆者は感じています。公式HPで閲覧できるアイテムに限りもありますので、ぜひ全国に展開しているColumbiaショップやアウトレットに足を運び、他でもないあなたのお気に入りを探してみてください!
For enjoyment of the everyday.(出典:コロンビア)