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連載企画:『コレがなきゃ始まらない!私的キャンプの逸品』長野修平さん編(2ページ目)

必携キャンプ道具その1 火吹き竹

火吹き竹

長野さんのキャンプに欠かせないもののひとつが焚き火。「日常でも野外でも“火”は中心的存在です。火があって暮らしがあり、そこに人が集まってくる。だからキャンプに行ったときもまずは最初に火をおこします。そして常に火が絶えないようにしています」

そんな長野さんが1つ目の必携道具として挙げてくれたのが「火吹き竹」。キャンプを始めたころから欠かせない道具のひとつなんだそう。

火吹き竹 各サイズ

「火吹き竹は火のことを知るのに一番いい道具。火の心臓部がどこにあるのかがわかります。その心臓部に向けて息を細く長くピンポイントで吹けば火がおこります。火に少しだけ“力を貸す”感じで20秒くらいふーっと」と、実際に火おこしをしながら教えてくれた長野さん。

「火をおこすのにはうちわを使う手もあったんですが、全体をあおぐので灰が舞い上がるのもいやでした。そこで思いついたのが火吹き竹。見た目もユニークで魔法の杖みたいでしょ?(笑)。焚き火の道具ボックスの中にいつも数本入っています」

火吹き竹 吹口

ちなみにこの火吹き竹は長野さんの手作り。竹を適当な長さに切り、竹の節はスノーピークのペグ・ソリッドステークで抜いているんだとか。

「垂直に立てたソリッドステークに竹を被せ、トントンと打ち付けるようにすれば節が抜けます。片側は節部分でカットしておいて、中央に熱した金串で小さな穴を空ければOK。ピンポイントで吹けるよう小さめにね。竹は黒竹や虎竹が割れにくいのでおすすめです。簡単にできるのでぜひ作ってみてください」

必携キャンプ道具その2  ユニフレーム キャンプケトル ジャンボ

ユニフレーム キャンプケトル ジャンボ

こちらも長野さんの焚き火キャンプスタイルに欠かせない一品。「火と湯は常にサイトに必要だと思っています。それがないと僕のキャンプは成り立たない」。お茶を飲んだり、食器の汚れを流したり、ダッチオーブンを洗ったりとお湯の出番はかなり多く、焚き火とともにケトルにはいつもお湯が沸いている状態がベストとのこと。

ユニフレーム キャンプケトル ジャンボ 焚き火跡

今までも焚き火用ケトルはいくつか使ってきたそうですが、ユニフレームのキャンプケトルはリリース直後にすぐ購入したそう。「ちょうど使っていたホーローのケトルが壊れ、探していたんです。僕のキャンプスタイルは直火が多いから、安定感のある末広がりな形状と研磨力のある炭に負けない頑丈さを持つ、このケトルがとても使いやすい」

ユニフレーム キャンプケトル ジャンボ 注ぎ口 ユニフレーム キャンプケトル ジャンボ 内部

「このケトルはステンレス製だからとにかく丈夫。かなりラフに使っていますが全然壊れませんね。ホーローだと使い込むうちに底が劣化するんですが、このケトルは大丈夫。それに火にかけていても持ち手が熱くならないし、注ぎ口の蓋で灰が入らない。蓋が落ちない仕様だし吊るしもできる。今のところ焚き火にはこのケトルかな」

ユニフレーム キャンプケトル ジャンボ 並び

当初は通常サイズを使っていたそうですが、ジャンボサイズが出てからはこちらを愛用。見た目はススで真っ黒ですが、蓋をあければステンレスの輝きも性能もそのまま。「手入れをしないで使えるのもうれしいですね。黒くなっていますがこの使用感、自分が使ってきた傷跡があるのがまたいいじゃないですか」

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