作り方は4ステップ
今回作る薪置きの図面はこちら。4本の木材をうまく噛み合わせる溝がポイントです。それでは順を追って4ステップでレクチャーしていきます。
材料:究極の薪置き
30×30×650mmの木材:4本。
材料はこれだけ。今回の木材は杉を採用しています。比較的安価で手に入るうえ、軽くて柔らかいので初心者でも加工しやすくおすすめです。
ステップ① 図面通りに鉛筆でカットする線を描く
図面をよく見ながら鉛筆でカットする部分の線を引きます。金属製のスコヤ(直角定規)や曲尺を使いながら、できるだけ正確に進めてください。
ステップ② 溝部分のカット
線に沿ってノコギリと棒ヤスリで溝を作っていきます。どの溝から始めても大丈夫です。まず溝の片側に切り込みを入れてください。
この段階で対になるパーツをあてて、もう片方の線の上を切るのか内側を切るのか決めます。溝の噛み合わせで立脚させるため、キツめになるように溝の幅を微調整する作業です。
溝の両サイドに切り込みをいれたら、その間に3〜5mm間隔くらいで切り込みを入れていきます。切り込みは線を引いた深さよりやや浅めにしておけば後々ヤスリで調整できます。
次にノコギリの背を溝に差し込み、左右に傾けて溝の内側部分を折っていきます。
内側を荒くくり抜くことができました。
凸凹が残っていたら、ノコギリの刃で軽く削り落としてください。
次に棒ヤスリで削って溝をきれいにします。
これで溝がひとつ完成です。あとは同じ工程を繰り返し、図面通りにA〜Dの木材に溝を作ってください。
溝が斜めになっている箇所は切り込みを段々になるように入れてから棒ヤスリで平らに仕上げます。
ステップ③ 脚先部分のカット
脚先部分をカットします。図面通りに線を引いていれば、ノコギリ一太刀でカットできます。
ステップ④ ヤスリがけ、仕上げ
手触りをよくするため、サンドペーパーを中目から細目の順番で使って、全体を削っていきます。
最後にみつろうクリームやワトコオイルなどを塗布し、お好きな色合いにしましょう。
これで薪置きは完成です。DIY初心者の筆者が1セット作るのにかかった時間はおよそ2時間でした。
4本の木材がうまく噛み合い、金具で固定しなくても安定感抜群!
マグネットを付けてアレンジ
マグネットを付けておくと収納が快適に。100均ショップで売っている直径5〜6mmのマグネットを4本の脚がくっつくように埋め込むだけです。