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【混ぜるな危険?】 「重量級キャンパー」と「軽キャンパー」が一緒にキャンプしてみると…?

キャンプ場を覗いてみると、かなり対照的なキャンパーさんがお隣同士に。……もう気になってしょうがない! 思わず「こんにちは〜」とお互い声をかけてしまった様子。

さてさて今回は、重量キャンパーさんと軽量キャンパーさんの「持ち物」や「スタイル」など、気になる違いについて紹介したいと思います!

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目次

記事中撮影画像すべて:三輪友紀(STUDIO DUNK)

重量級と軽量級のキャンパーが、まさかの一緒にキャンプ

重量級キャンパーと軽量級キャンパー

キャンプスタイルは人それぞれ。こちらの画像、かなり対照的なキャンパーがお隣同士になったようです。

左に見えるのが、遠目に見てもアイテム数の多い重量キャンパーさん。そして、右の省スペースで展開しているのが軽量キャンパーさん。今回は、まったく異なるスタイルを持つキャンパー同士の会話から、それぞれの持ち物や楽しみ方など、気になる違いについて探っていきたいと思います!

WKC
こんにちは〜、すごい豪華ですね〜。
Hitoc
こんにちは〜、すみません物が多いもので(笑)。そちらはコンパクトですが、今日は泊まりなんですか……?
WKC
はい、これで泊まります(笑)突然声かけてすみません。アウトドアライターのWKCといいます。よろしくお願いします。
Hitoc
あっ、Hitocです。よろしくお願いします。
キャンプサイトで談笑
WKC
とても立派なキャンプスタイルで、あまりの自分との違いに気になっちゃって。よかったら詳しく見せてもらっていいですか?
Hitoc
もちろん、どうぞ! WKCさんもびっくりするくらいミニマムなキャンプスタイルですよね。そちらもとても気になるので、是非いろいろ教えてください。

偶然となり同士になった、快適で充実した装備のキャンパーと、不安を感じるほどミニマムなスタイルのキャンパー。この真逆のキャンプスタイルの2組が、お互いの装備を比べてみることに。

やっぱりクルマが違うよね

キャンプギアの積載

キャンプのスタイルを大きく左右する要素は、クルマかもしれませんね。まずはそれぞれの愛車について見ていきましょう。

チェロキー

Hitocさんのクルマは4代目ジープ「チェロキー」。ジープらしいクラシカルなスタイルを維持しながら、ボリューム感のあるデサインにメッキパーツのシャープな印象がかっこいいです。

WKC
やっぱりクルマ大きいですね!
Hitoc
ジープの中ではそんなに大きくないんですが、セカンドシートにも荷物を入れていますし、ルーフラックを使うんで荷物はたくさん積めますね。
WKC
なるほど! 運転席と助手席以外はもうすべて荷物スペースなんですね。
ハイゼットカーゴ ハイルーフ

WKCさんのクルマはダイハツ「ハイゼットカーゴ ハイルーフ」。配達用のクルマと間違えられることも多いとか。

Hitoc
いつもこのハイゼットなんですか?
WKC
そうですね、これでどこでも行っちゃいます。もともと貨物運搬なんで荷物はたくさん詰めるんですが、パワー不足なので極力荷物は減らしていますね。
Hitoc
たしかに荷物が少ないですよねー。その分うしろは広々してていいですね。

それぞれ持参のキャンプ道具は……?

クルマが違えば、持ってきているキャンプ道具も違うはず。それぞれ、こだわりのアイテムをチェック!

重量級キャンパーはたっぷり装備!

ogawa アポロン

Hitocさんのサイトでとくに目立っているのは、2ルームテント。ogawaのアポロンは、トンネル型の中でもポール本数が多い頑丈なテント。まさに重量級キャンパーの代表的なテントと言っても過言ではありません。

    ogawa アポロン

    収納時サイズ80x45x35cm
    重量約23.0kg(付属品除く)
     フライ:約10.7kg、ルーフフライ:約1.2kg、
     インナーテント:約3.2kg、ポール:約7.9kg
     付属品重量:約3.8kg
    素材フライ:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
     インナーテント:ポリエステル68d
     グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
     ルーフフライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
     メインポール:アルミ合金φ19mm×2、アルミφ17.5mm×2
     リッジポール:アルミ合金φ14.5mm×3

    標準装備のインナーテントを張らず、ヒルバーグのスタイカを入れて寝室にしているようです。各ジャンルでも一級品のテントの共演、まさに贅沢な組み合わせです。

      ヒルバーグ スタイカ

      サイズ室内最大高/105cm ●フロア広さ/3.2㎡ ●前室広さ/0.9㎡×2
      収納時サイズφ18×53cm
      重量3.4kg
      ogawa アポロン

      フロアレスで内部はとても広々。側面はすべてメッシュにできるので、夏場も涼しく快適に過ごせるとのこと。

      ヒルバーグ スタイカ
      WKC
      アポロンだけでも十分に快適そうですが、その中にテントも入れちゃうんですか!
      Hitoc
      コットもあるのでアポロンだけでもいいんですが、なるべく快適にしたいんですよね~。
      WKC
      それは寒い時期も意識して?
      Hitoc
      そうですそうです。奥さんが寒がりなんで、なるべく快適に過ごしてもらえるようにと整えていったら、こんなに荷物が増えちゃいましたね(笑)。
      WKC
      愛妻家、故に重量キャンパーになったんですね(笑)。

      軽量級キャンパーはミニマム装備!

      軽量級キャンパー

      WKCさんのサイトはシンプルの極み。タープはクルマからガーデン用シェードを張り出して利用。テントはアライテントのトレックライズ0です。

        アライテント トレックライズ0

        サイズ間口205cm×奥行80cm×高さ100cm(前室張出40cm)
        重量1250g
        素材本体:28dnリップストップナイロン(東レ「ファリーロ」中空糸使用)
        フライ:30dnリップストップナイロンPUコーティング
        シート:40dnナイロンタフタPUコーティング
        フレーム:#7X5Xスカンジウム   
        Hitoc
        設営、一瞬でしたね!(笑)
        WKC
        面倒なのがとにかく嫌いなんです(笑)。タープもペグ1本で設営できるタイプを使っています。
        Hitoc
        いつもこのスタイルでキャンプを?
        WKC
        そうですね。“何もしない”時間を作りたいので。雨が降ったらテントすら出さず、車中泊にしちゃいます。
        Hitoc
        これならすぐに設営も撤収もできるので、思い立ったらすぐにキャンプに行けていいですね!

        アイテムを比較してみた!

        サイト全体の印象が大きく違いますが、ひとつひとつのアイテムもかなり違いました。両キャンパーの持ってきたこだわりのアイテムを、ジャンルごとにチェックしてみます!

        ランタン

        ランタン
        WKC
        ランタンはLEDだけです。小型で光量が控えめなタイプなので、そんなに明るくありません。でもガス式などの燃焼系と比べてすぐに使えるから楽ですよ。
        ランタン
        Hitoc
        僕はサイト全体を照らす用に、コールマン ワンマントルランタン(燃料はホワイトガソリン)とかを使っていますよ。
        WKC
        やっぱりこの手のランタンはいいですねぇ。ポンピング、時々やりたくなります。
        Hitoc
        面倒ではありますが、僕は非日常感を楽しみたいので雰囲気づくりを重視していますね。
        WKC
        であれば、テーブル周りも雰囲気重視で?
        Hitoc
        はい、テーブル用にはロウソクのような炎で、明るさをグッと抑えたお気に入りのランプ・コールマン ルミエールランタン(ガス式)を置いています!

        サイトの広さが違う分、必要な明るさや台数はやはり差が出るようです。LEDやホワイトガソリンのポンプ式といったランタンごとの特徴を、お互いうまく活用していますね。

        小物収納&ボックス

        キャンプ小物収納
        WKC
        クルマとの距離が近いので、小物はだいたいクルマの中に置いちゃってますね。
        キャンプ小物収納
        Hitoc
        僕は、小物類はなるべく手の届く範囲にセットしています。クーラーボックスや調理系アイテムの入ったボックスはラックの上に置いて、調理時の作業効率が良くなればなと。

        荷物量の違いが、配置する場所の違いに表れていますね。Hitocさんは荷物を取り出す機会が多いので、外にずらっと。WKCさんは逆に「何もしない」がテーマなのでなるべく外に出さないようにしています。

        ローディ20qt
        WKC
        クーラーボックスはイエティのローディ20qt。ここは保冷力重視で選びました。
        ローディ20qt
        Hitoc
        あ、クーラーは一緒ですね! サイズはちょっとだけこちらが大きいですが。やっぱり保冷力は安心できるものがいいですよね。

        ここでまさかの同一アイテムが登場。お二人とも保冷力を考えた末のチョイスのようで、イエティの不動の人気が伺えます。

          YETI ローディ24

          サイズ外寸:(約)51.0 × 34.0 × 37.0cm
          内寸:(約)35.0 × 23.5 × 25.5cm
          重量7.25kg
          容量19.6L

          バーナー&カトラリー

          トランギア ストームクッカーS TR-27-3UL

          WKC
          いろいろ悩んでいたのですが、今はアルコールタイプのバーナーに落ち着いています。軽量だし静かでいいんですよね。

          普段はトランギアのストームクッカーを使っています。

            トランギア ストームクッカーS

            収納時サイズφ18×H10cm
            880g880g
            セット内容フライパン×1、ソースパン×2
            プリムス オンジャ
            Hitoc
            僕は2バーナーでプリムスのオンジャです。料理をたくさんするので2バーナーのタイプが都合良くて。

            初めて買ってからずっと重宝している相棒です。

            アルコールバーナーはまさにソロキャンプといった雰囲気で、WKCさんらしさが全開です。Hitocさんのオンジャは、2バーナーの中でも独特なデザインで見栄えも抜群。バーナー類でも個性が光っています。

              プリムス オンジャ

              収納時サイズ43×14×30cm
              重量3.0kg(+ウッドボード490g)
              出力4.1kW/3500kcal/h×2(500T使用時)
              ガス消費量292g/h×2(IP-500ガス使用時)

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