アイキャッチ・記事中画像提供:HIROKさん
今回アイテムを紹介してくれるのは消防士キャンパー・HIROKさん
![HIROKさんのテントサイト](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/4A890BB6-17FD-423F-A34E-B691E96F5C47.jpg)
普段は消防士として地域の安全や人命救助に力を尽くしているHIROKさん(@hr_k_z)。
休みの日はSNSで知り合った仲間とグループキャンプへ。自分とは違ったセンスの仲間とのキャンプは感性が刺激されてとても楽しいそう。
![HIROKさんのテントサイト](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/412105312_863756952110505_5454544786603014515_n.jpg)
キャンプ道具を買うときに意識していることは、最近になって変化があったといいます。
はじめは「ガレージブランドで揃えたい!」という欲が強かったのですが、最近は機能性とシンプルさでギアを選ぶようになりました。なかでも「ステンレス」を選んでいる気がします。家に置いてあってもインテリアとして活用できる、そんなものが理想です
「シンプルなレイアウト」を目標に、なるべく物は少なく、そして洗練されたサイトを目指しているHIROKさん。なかでもお気に入りのギアを5つお聞きしました!
1|「美しい」があふれるタープ
telo「looks」
![テロのルックス](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/861429C6-1ACA-4589-8D72-A3A95DBEAD94.jpg)
林間サイトでのキャンプが好きなHIROKさんが惚れ込んでいるのは、2021年に香川県高松市で誕生した「Telo(テーロ)」。タープにこだわったブランドで、テントを製造するプロの職人たちがミシンを使って手作業作っているだけあって、その仕上がりは「美しい」その一言に尽きます。
林間サイトにこの真っ白なタープを張っている写真を拝見したとき、あまりにも素敵すぎて欲しくなっちゃいました(笑)。
これ以上に美しいと思えるタープには未だ出会っていません。「求めるタープの終着点はここかもしれない」、 そんなコンセプトにも惹かれています
![テロのルックスの生地](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/397501168_831906062062952_6331502066254917170_n.jpg)
素材は、ポリエステル65%、コットン35%のTC素材。軽量で耐候性に優れる「ポリエステル」と、結露しにくい「コットン」を混紡しています。
TC素材は保水しやすい特性がありますが、生地の両面に撥水加工を施すことで、撥水性を高めています。それに、汚れがつきにくくなるメリットも。
製品はもちろんなんですが、生産者の方とキャンプのイベントで何度かお話をさせてもらうことがあり、その人柄がとても素敵だなって。
僕は情に厚いタイプだと思っているので、生産者の人柄、想いもとても大切なんです。そんな背景も含めて今後も使いたくなる、そんなタープです
![テロのルックス](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/4fde831b38275d0b61e9172da9f5d574.jpg)
出典:telo-tarp
抜群に美しい、ハンドメイドのウィングタープ。シンプルなキャンプサイトに華を添えてくれます。
▼telo「looks」の詳細はこちら
2|アルミコンテナの決定版
アルテック「アルミコンテナ クラシックタイプ48L」
![アルテックのアルミコンテナクラシックタイプ48L](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/E7878CFF-EA55-4AB0-98B9-908C3C9A5F8A.jpg)
気に入っているのは、外観に余計な細工がないところ。 ブランドネームも主張せず、すべてがシンプル。もうこれは芸術の域だと思っています
洗練されたボックスが欲しいと思っていたHIROKさん。「これ以上いい物はない」と確信して購入したのだそう。
![アルミコンテナクラシックタイプ48Lを車が車に積んである](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/299089690_385162087099711_3351885745934420635_n.jpg)
他社のアルミコンテナの板の厚みが1mm以上あるのに対し、アルテックのクラシックタイプは板厚0.8mmという薄さ。48Lの大容量ながらも、本体の重さは3.31kgと軽量なつくりもポイントです。
アルテック社は輸送や保管に優れたブランドなので、アウトドアとの相性は抜群です。主張のないシンプルなボックスはキャンプレイアウトを邪魔することなく、洗練された空間に溶け込んでくれます
![アルミコンテナクラシックタイプ48Lをプロジェクターにしている](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/A15C9465-6DA1-4522-9820-A478DAA7018F.jpg)
比較的クリアなアルミの素材感とシンプルなデザインを活用し、アルミコンテナのフタをプロジェクターの投影先として使用することも。「結構鮮明に見えますし、スクリーンと比べて周りの目も気になりません」とHIROKさん。スペースを取らないどこでも映画館、これは秀逸!
▼アルテック「アルミコンテナ クラシックタイプ48L」の詳細はこちら
3|アメリカ発のアーティスティックな「水」
LIFE WATER「Premium Purified Water」
![ライフウォーターのボトル](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/B513EDBD-5F24-4DEB-9E36-9249478B19EE.jpg)
コーヒーを淹れるときは水をケトルに入れているんですが、それがどうしても映えなくて。そんなとき、友人であり憧れのキャンパー(@n_s.100)からこのボトルの存在を教えてもらいました。
なんでもアメリカのロングハイカーが使っているボトルだそうで、これがまた人とかぶらず、テーブルに置いても絵になるんです
アーティスティックなデザインボトルの正体は、アメリカの高級飲料ブランド「LIFE WATER」。アートの魅力を落とし込むことで「水」に他にはない付加価値をつけ、数年前からアメリカで話題に。
米国のULガレージブランドの多くが「LIFE WATER」のボトルサイズを基準にしてバックパックのポケットサイズを設定しているそうで、ハイカーには定番のボトルなんだとか。
![ライフウォーターのボトル](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/289539084_1747978812219182_5894831751246618176_n.jpg)
出典:Instagram by @lifewtr
ボトルってどうしてもおしゃれさが足りないと思っていましたが、これはすべてをカバーしてくれています
こちらは日本未発売で、現在は海外輸入品のみ。楽天やアメリカのAmazonでも販売されていますが、HIROKさんはメルカリで見つけて購入したとのこと。
ラベルデザインは期間ごとに変わるようなので、これはこまめに情報収集して集めたくなりますね!
4|あの人気シェードがコースターに!?
solworks「ソルオルコースター」
![solworksのソルオルコースター](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/coaster.jpg)
シンプルでスタイリッシュなコースターを探していたときに出会ったのが、solworksのこれ。この形を見てピンと来る方もいらっしゃるでしょう。折り紙のように特殊な畳み方をした個性派LEDライト用シェード「solol(ソルオル)」をモチーフにしたコースターです。
私のなかでベストコースターです。何がいいかって、手に取りやすい価格で、テーブル上のアイテムの邪魔をしないんですよ。やはりシンプルな物はとても重宝します
![ソルオルコースターを使っている](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/DAFF40A6-E7BE-4868-B81E-897BAD5589BC.jpg)
HIROKさんが愛用しているのは風合いのいい無垢材のもので、なんと1枚990円(税込)。唯一無二のデザインかつリーズナブルということもあって入手困難になっていますが、ほかにもアクリルや真鍮バージョンも。気になった方はお早めに!
▼solworks「ソルオルコースター」の詳細はこちら
5|苦悩の末に生まれた芸術的なカップ
アキヒロウッドワークス「ジンカップ セラミック白磁M」
![アキヒロウッドワークスのジンカップ セラミック](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/417760439_775149191094937_4770660290283852794_n-2.jpg)
鹿児島産の天然木材を削り出し、一つ一つ手彫りで手がける木工作家「アキヒロウッドワークス」。
木製のジンカップが代表作ですが、オールハンドメイドであること、地元の木材を乱獲しないことを掲げていることから生産数に限りがあり、「オーダーのお問い合わせを断る」ことの心苦しさから、このセラミックが誕生したのだそう。
ずっと憧れだったコップ。デザイナーであるご兄弟のYouTubeを見たときに、お二人の製品に対する思い入れに共感して購入させてもらいました
![ジンカップセラミックの内側](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/2022-11-2611.56.33.png)
同じ鹿児島市を拠点にしている陶器工房「ONE KILN(ワンキルン)」とのタッグで実現したセラミック仕様のジンカップ。陶磁器というと型に流し込む作り方ですが、「排泥鋳込み」という職人の腕が試される技法によって、少しだけ自然な個性をもって仕上がる面白さがあるといいます。
セラミックバージョンができるまでのエピソードも素敵なので、ぜひ多くの人に知っていただきたいです
構想15年。7年間試作を繰り返し、苦悩の末に生まれた新しいジンカップ。詳しい誕生秘話はぜひ公式サイトでご覧ください!
▼アキヒロウッドワークス「ジンカップ セラミック白磁M」の詳細はこちら
シンプルさのなかに光る個性
![HIROKさんのテントサイト](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/01/299749556_1219683065475311_6307448042293651486_n.jpg)
「キャンプはギアがメインではなく、それを持っているキャンパーこそが主役。そこにスポットライトを当てて話がしたいと思っています。なぜそのギアを買ったのか、その人にしかない物語を聞くのが好きなんです」と話すHIROKさん。つくり手の想い、そして使い手の想いを大切にしながらキャンプを楽しんでいることが伝わってきます。
シンプルさのなかにも個性が光るキャンプサイトがお好きな方は、ぜひHIROKさんのInstagramをチェックしてみてください。
▼HIROKさん Instagram