今回アイテムを紹介してくれるのは、岐阜県在住のキャンパー・symさん
夫婦デュオキャンプのときは、普段は作らない料理をこだわって作ったり、気のおけない仲間とのグルキャンでは、お酒と楽しい会話でみんなが自由に過ごしたり、シーンに応じてキャンプを満喫しているsymさん。
キャンプ仲間の影響で去年から登山デビュー。遊びの範囲はどんどん広がっています。
そんなsymさんがキャンプ道具を選ぶうえで重要視していることは、“デザイン性と、作り手の熱い想い”。
もちろん機能性や値段も気にしますが、どちらかというとデザイン性に惹かれることが多いです。
今はさまざまなキャンプ道具が売っていて、たくさんの人たちがいろいろなキャンプ道具を持っています。そのなかでできるだけ被ったりしない物を探し、作り手の強い信念が伝わる道具を手に取って大切にしたい」と思いながら道具を選んでいます
製品がもつバックボーンも心に留めたい方、機能美を追求したいキャンパーに刺さるラインナップです……!
1. 手がかかる……でもだからこそ愛着が湧くテント
ヒルバーグ「アルタイ UL」
インポートやビンテージのキャンプギアを扱うセレクトショップ「pollogear(ポジョギア)」で発見したヒルバーグ「アルタイ UL」(以下略アルタイ)は、旧カラーのデットストック品。
ヒルバーグのテントで、グループキャンプができるモデルを探していたときに出会いました。希少性のあるカラーかつ未使用品だったところも、惹かれたポイント。ショップの方がとても親切で安心できたことも、購入のあと押しになりました
天高は一番高いところで2m、横幅は3m40cmの大型サイズ。サイドウォールも110cmの高さがあるため、チェアに座って過ごしても窮屈さがありません。
複数人のベースキャンプとして最適な空間です。
そしてアルタイの魅力は、なんといっても美しい八角形……なのですが、その扱いはなかなか手がかかるようで、設営にもコツがいるよう。
カラー違いのアルタイを持っている友人が2人いますが、口を揃えて「アルタイは飛び抜けてクセがある」といいます。
でも、それ以上にいい部分もたくさんある。機能性が高くて使い勝手のいいテントはたくさんありますが、アルタイの少々扱いにくいところにも僕たちは魅力を感じています
出番は、おもに秋〜春。夫婦二人のときは十分すぎるスペースですが、ゆったりと使いたいためアルタイを持っていくことも多いそう。
ヒルバーグ「アルタイ」の詳細はこちら
2. 耐水圧9,880mm。佇まいの美しいのタープ
サンセットクライマックス「タープ02」
ブランドコンセプトとデザイン性に惹かれて購入。シルエットの美しさ、TEIJINエコサークルファイバーの生地、軽量でコンパクトなところが気に入っています
「夕日が放つ多彩なグラデーション、この美しい瞬間の感動を共有したい」という想いを込めてつけられた屋号「サンセットクライマックス」。
そんな自然のスペクタクルに立ち会うべくデザインされたタープは、機能的かつスタイリッシュで、壮大な光景に負けず劣らずの佇まいです。
素材は、TEIJINのエコサークルファイバー。これは日本製の再生ポリエステルで、サンセットクライマックスが特注したオリジナルカラー。テントの耐水圧は一般的に1,500mm~2,000mmが基準とされるなか、9,880mmの耐水圧を誇ります。
テントとの組み合わせは特に決まっていませんが、ロケーションや季節に合わせてレイアウトを考えています。
今年はソロキャンプで小さいテントと合わせて、シンプルに組み合わせたいですね
こだわりをもってジャパンメイドで、ひと針ひと針ていねいに縫い上げられているサンセットクライマックスのタープ。
気品さ漂うある真っ白な“屋根”は、チルアウトなひとときをより優雅にしてくれそうです。
サンセットクライマックス「タープ02」の詳細はこちら
3. 使い勝手のいいシステムキッチンにも
hxo「hxo スタンダードグリーンセット」
台湾発のガレージブランド「hxo(エイチエックスオー)」のテーブルは、2021年1月にオーダーしてから、半年以上待って手元にやってきた待望のギア。
気に入っているポイントは、機能性の高さとモダンなデザイン。自宅でもインテリアとして申し分ないクオリティです
symさんが購入したのは、hxoの基本モジュールが一式揃ったプレミアなセット。
軸となるテーブル2台に加え、ステンレス製のバーナーサポート、ライトポール、ギアポール、ストレージトレイが付属し、hxoの機能美を存分に堪能することができます。
テーブルとテーブルの間に付属のバーナーサポートを連結させると、スノーピークの「ギガパワー プレートバーナー(現在は廃番)」や「フラットバーナー」などを載せることが可能に。
また、付属のポールにランタンを吊り下げることで手元が明るくなり、ストレージトレイもセットすると調味料などを置けるスペースも。
生産数が限られるため、すぐに買えなかったり、入荷時期が未定だったりと、入手困難な状態が続いていますが、そこがまた所有欲をくすぐる、まさにそんな逸品です。
hxo「hxo スタンダードグリーンセット」の詳細はこちら