アイキャッチ・記事中画像提供:ケンタさん
今回アイテムを紹介してくれるのは、和歌山県在住のキャンパー・ケンタさん
キャンプ歴10年のケンタさん。おもにソロとデュオキャンプがメインで、気の知れた友人とお酒を飲みながらキャンプギアについて談笑したり、昔話で盛り上がったり。夏は涼を求め、湖畔でのSUPキャンプを楽しむこともあるそう。
そんなケンタさんがキャンプ道具を買うときに意識しているのは、ギアの耐久性と直感。
アウトドアで使う以上使い方もハードになるので、耐久性を意識するようにしています。加えて、そのギアを目にしたときのインスピレーションも大事。消耗品以外はオンラインショップで購入することがほとんどで、「LOG」や「NICE TIME」をよくチェックしています
機能美を追求したいキャンパー、佇まいの美しいギアが好きな方に刺さるラインナップです!
1. 男心をくすぐったトンネル型シェルター
ヘルスポート「バルホール」
2年半前にInstagramでその存在を知ったという、トンネル型の大型シェルター「バルホール」。
これを手がけるのは、北欧圏にまたがるノルウェーの過酷な自然環境下で誕生した「ヘルスポート」。1970年に世界で初めてトンネル型テントを生み出し、今も革新的なテントや寝袋を作り続けているメーカーです。
当時からすごく人気で、どこの店舗でも品薄状態だったところ、たまたま行ったショップでラスト1点に出会い、衝動買いしたもの。無骨で男心をくすぐる見た目かつ、軽くて設営もラクで使い勝手が非常に良いところが気に入っています。悪いところは見当たりません!
素材は難燃性ポリエステル。さらに煙突窓がついているため、安全に薪ストーブをインストールできるところも魅力のひとつ。
冬のおこもりシーズンや、複数人で集まるときの宴開幕として活躍しています。大型の薪ストーブを入れても大人10人くらいまでは余裕で団欒できる広さがあります
薪ストーブが使えるテントというと、ワンポールやベルテントを思い浮かべますが、細長いトンネル型のバルホールは、もっとも高い210cmの天井高がある中心部に煙突穴を実装。
これによって、左右に居室を構えることができるため、リビングと就寝スペースを分けて空間を広々と使えます。
出典:Amazon
さらに、別売りのインナーテントを使えば快適度120%。8人収容できる大型サイズながら、重量はペグ込みで10kg弱と軽量なところも、購入を後押しするポイントです。
ヘルスポート バルホール
サイズ | 使用時:(約)横780×奥行300×高さ210cm 収納時:(約)幅32×縦52cm |
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重さ | 約10.73kg(ペグ・ポールも含む) |
ポール | 580cm×1 / 540cm×2 / 470cm×2 |
素材 | テント:ポリエステル(Helsport Rainguard 耐水圧3000mm) ポール:アルミ |
2. フラットバーナーがセットできる薄型テーブル
hxo design「hxo スタンダードグリーンセット」
他にない洗練されたデザインが注目を集めている、台湾発の「hxo(エイチエックスオー)」。
ケンタさんが愛用しているのは、hxoの基本モジュールがそろったセットで、テーブル2台に加え、ステンレス製のバーナーサポート、ライトポール、ギアポール、ストレージトレイが付属しています。
組み立てる工程が多かったり、構造が複雑すぎたりすると面倒になりますが、そのバランスがちょうどいいんです
ときにシステムキッチンに変貌する使い勝手のいいテーブルですが、これだけ付属品が多いにも関わらず、「組み立てのシンプルさもポイント」なのだそう。
スノーピークのフラットバーナーなど、IGT規格のバーナーがちょうど収まるところも気に入っていて、これにより見た目も使い勝手もアップするので一石二鳥です。
シーンに合わせてテーブルを1台で使用したり、2台連結して使ったり。ソロ、デュオどちらにも対応できるところも便利です
ずっと欲しかったのですが、少々値が張るのと、人気すぎて即完売状態が続いていたところ、ちょうど買えるタイミングでオフィシャルサイトより再販売があったため迷わず購入しました
生産数が限られるため、すぐに買えなかったり、入荷時期が未定だったり入手困難な状態が続いているので、気になっている方は公式サイトをこまめにチェックを。
hxo design「hxo スタンダードグリーンセット」の詳細はこちら
3. コンパクトな焚き火台を求めて
we know enough「焚火台」
二次燃焼する焚き火台として有名な、ソロストーブの「レンジャー」を愛用中のケンタさん。ただ、レンジャーは折りたたみができず嵩張ってしまうのが難点……。
クルマへの積載問題などがあり、コンパクトなモデルを探していたところ出会ったのが、環境配慮型のガレージブランド「we know enough <(ウィーノーイナフ)」でした。
求めていた軽くてコンパクトになる点はもちろん、組み立てが安易なところ、そして熱や火の粉から地面に咲いている草花を守ることができるという、環境にやさしい焚き火台ということが決め手になりました。
やっぱり芝生が焼けて薄くなっているキャンプ場よりも、綺麗に青々と生えているキャンプ場の方が気持ちがいいものです!
環境にやさしいそのヒミツは、火床の下に配置した灰受けプレートの存在。二重にすることで、火の粉や放射熱を地面に届きにくいデザインです。
さらに、この灰受けプレートを地面から浮かせて空気層を設けることで風の通り道ができ、地面への影響を最小限に留めることができるそう。
使用するまでは分からなかったのですが、炭床がメッシュ(金網)になっており、空気の通りがいいようで薪がよく燃えます。
不完全燃焼で薪のまま鎮火する……ということはなく、薪1束を燃やしてもコップ一杯弱程度の灰しか残っていないので、後片付けがラクなところもいいです
収納時はA3ほどの大きさで、厚みはわずか15mm。ちょっとしたスキマを活用して持ち運ぶことができます。
積載に余裕があるときはソロストーブのレンジャーを、しっぽりとゆっくり焚き火を楽しみたい日はこの焚き火台を使用しているそうです。
we know enough 焚火台
サイズ | 組み立て時: L550mm、 W470mm、H300mm 火床サイズ:長手方向:400mm / 短手方向:310mm 収納時:L:550mm、W287mm、H15mm |
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重量 | 約2.4kg |
材質 | フレーム:SUS304 / φ6mm ステンレスメッシュ:SUS304 / φ1.1mm、3.5mm目 灰受けプレート:ステンレススチールプレート 0.3mm厚 |