子連れキャンプデビュー、イキナリはちょっとハードル高い?!
新緑が美しいキャンプハイシーズンがやってきましたね! この時期、お子さんを連れて初めてのキャンプにトライするファミリーも多いのではないでしょうか。
けれど、中にはイキナリの子連れキャンプデビューはちょっとハードルが高いと感じてしまう人も。たしかに、ときに想定外の行動も多い子どもとのキャンプは、刃物や火の扱いなどに細心の注意が必要です。
食事やトイレ、虫刺されや怪我などに対する備えも大人以上の配慮が必要に。はたまた余分な着替えに遊び道具など、荷物も膨大な量になりがちです。
そこでおすすめなのが、まずはチェアや食器などから少しずつ揃え、ピクニックやデイキャンプからステップアップしていく方法です!
今回は、ピクニックでもでも兼用できるアイテムを歴戦ママキャンパー7人にヒアリング。数々の子連れキャンプを経てたどり着いた、リアルなイチオシアイテムを教えてもらいましたよ!
【その1】テーブル周りで外ごはんを楽しく
ベルモント「ステンシェラカップ深型 480」
2歳半から参加OKの親子ハイキングイベントや自然あそびワークショップを主催する傍ら、エディターとしても活躍する東さん。
そんな、子連れ外遊びのプロである東さんが選んだ1つ目のアイテムは、ベルモント「ステンシェラカップ 深型 480」。果たしてどんな点がピクニックにマッチするのでしょうか?
シェラカップはいくつあっても便利なので、容量や素材、デザイン別についつい購入してしまいます。
ピクニックでも、ちょっとしたスープを作ったり、お菓子やフルーツを入れるなど何かと便利で、スタッキングできるから積載時もかさばりません。
持ち手付きだから、子どもに熱い飲み物を入れて持たせても安心だし、素材によっては直火にかけて小ぶりのクッカーとしても使えますもんね!
子どもが小さいときは、これを使って見立て遊び(フライパンに見立てたり)に使ってくれたりして、子どものおもちゃにもなりました。
東さん愛用のベルモント「深型 ステンシェラ 480」は、ピンクが「SAKURA」、ブルーが「SORA」というレアなカラーバージョンで、子どものテンションもアガる可愛さです。
残念ながら現在、このカラーバージョンは廃盤ですが、最新バージョンは転がりやすいお箸やカトラリーが置ける形状の持ち手にアップデート。内側にはメモリ付きで、炊飯時の水の計量などにも便利です。
アウトドアでマルチに使えるシェラカップ、ぜひいくつかお気に入りを揃えたいですね。
ベルモント ステンシェラカップ深型480
●容量:480ml
●重量:約100g
●材質:18-8ステンレス
【その2】ピクニックでも“冷たさ”はキープ
AOクーラーズ 「24パック キャンバスソフトクーラー 」
キャンプクリエイターズユニット「CAMMOC」のメンバーであり、CAMP HACKライターとしても活躍中のママキャンパー、内舘さん(@___a.y.a.k0uchi__)におすすめアイテムを伺いましたよ!
AOクーラーズ「24パック キャンバスソフトクーラー」は、一体どんなところがおすすめなんでしょうか。
ピクニックでも冷たいものはそのままキープしておきたい! そんなときはハードボックスより軽量で持ち運びやすく、帰りは折り畳んで持ち帰れるソフトクーラーがおすすめ。アメリカ発のAOクーラーは保冷力が高く、頑丈なのでタフに使えます。
なるほど! ソフトクーラーなら積載や自宅での収納にも優しいし、いきなりハードクーラーボックスを買うよりハードルが低いですよね。
友人にこのクーラーを借り、保冷力の高さを実感し即購入! とはいかず、カラーとサイズが豊富でかなり迷いました。結果、サイズは2Lのペットボトルが入り重たすぎない24パック、カラーは汚れが目立ちにくいモッシーオークを選びました。
ファミリーでピクニックに行くなら、2Lペットボトルが入るかが1つの目安に。24パックなら画像のように立てても横に寝かせてもOKです。
そしてもちろん保冷性能も抜群。高密度の独立気泡フォームを使用した厚み1.9cmの断熱剤で、ハードクーラーを凌ぐ保冷力を誇ります。
さらに、左右のバックルでシーンに合わせて形状が変えられるのも優秀。アウトドアはもちろん普段の買い物や災害時にも使えるし、ジッパー付きの外側ポケットには手拭きやお箸などの小物が入るのも便利です。
2Lペットボトルの縦入れ時など、高さのある食材のときはバックルを外してトートバッグ型になるのは便利ですね!
カラバリもサイズも実に豊富なAOクーラーズのソフトクーラー。頻繁に開閉するドリンク用と食材用など、用途別の複数使いもおすすめです。
AOクーラーズ 24パック キャンバスソフトクーラー24パック キャンバスソフトクーラー
●容量:約23L
●重量:1,360g
●材質:ナイロン、ポリエチレン、ポリエステル、熱可塑性ポリウレタン、ポリウレタン
【その3】大容量とコスパはやっぱりコストコ
スタンレー「クラシック真空ボトル 1.89L」
最近は、ワンちゃん連れキャンプにも奮闘中というくじラさん。
そんなくじラさんが選んだアイテムは、スタンレー「クラシック真空ボトル 1.89L」。コストコ購入品のため、通常国内のラインナップにはない製品です。
スタンレー「クラシック真空ボトル 1.89L」ってどんなところが便利なんでしょうか?
コストコで買ったこちらの真空ボトルは、1.89Lと大容量。家族みんなの飲み物を入れて使えます。
ピクニックでは氷を満タンに入れて、麦茶を継ぎ足しながらいつでも冷たいお茶を飲めるので、とっても重宝しています。
育ち盛りのお子さん2人、特に夏なんか飲み物の消費量が半端ないですよね。真空ボトルに入れておけば、クーラーからペットボトルを何度も出し入れする必要もなく、クーラー内の容量まで節約できます。
以前からスタンレー製品を複数愛用しており、性能については信頼していたんですが、さすがのコストコだけあって、このアイテムはとにかくお手頃価格だったんです。見つけたら即買いをおすすめします。
国内で一般的に流通するグリーンの同規模サイズアイテムだと、約8,000円もするのですが、コストコでは時期によって2〜3,000円で買えるのだそう。
国内販売のクラシックシリーズにはない、ホワイトカラーもお気に入り。また、広口なので氷をたっぷり入れられるのも便利です。
たしかに、くじラさんのナチュラルなサイトインテリアに、爽やかなホワイトがとてもよくマッチしていますね。これから暑くなる前に、早めのチェックが吉のアイテム。
【その4】アクシデントにもササッと対応
オレゴニアンキャンパー「セミハードギアバッグ」
思春期に入り、部活や友だちとの予定優先でキャンプ離れしつつあるお子さん2人に頭を悩ませ中という、超ベテランママキャンパーluluさん。
そんなluluさんがおすすめするのは、オレゴニアンキャンパー「セミハードギアバッグ S」。ピクニックやキャンプで、どんな風に活用しているのでしょうか?
やんちゃな男子2人は小さな頃からちょっとしたケガが絶えず、公園でさえ応急手当て用の絆創膏など必ず持参していました。
キャンプのときには、虫刺され用の塗り薬に花粉症の薬や鎮痛解熱薬、抗生物質に冷えピタなども加わり、さらに長男の足の小指の骨折をきっかけにテーピング類やネット包帯まで追加するように。
筆者も同じく男児を持つ身として、わかりみが深すぎます……!
1枚目の画像のように、ザックリとかごに収納していたんですが、これがいざというときに目当てのものが探しづらいうえ、持ち運ぶのにも不便で。
そこで代わりの薬箱を探していて見つけたのが「セミハードギアバッグ S」だったんです。
コンパクトながら、持って行きたい薬類はすべてスッキリ収まり、爪切りや毛抜き、塗り薬など小さくて探しにくいアイテムは蓋裏のメッシュポケットに入れれば一目瞭然に。
これなら、お子さんが怪我をしてしまったときなども、スピーディーに使いたいものにアクセスできて本当に便利そうです!
さらに、ベルクロで可動式の仕切り付きだから、収納するアイテムのサイズに合わせて効率よく整頓できるのもポイントです。
オレゴニアンキャンパー セミハードギアバッグ S
●材質:TP-700 POLYESTER(ポリエステル)
●カラー:ブラックカモ、マルチカモ、ウルフブラウン
【その5】便利グッズで賢く虫除け
サンライン「おにやんま君」
最近は遂にソロキャンプデビューも果たし、ますますキャンプ沼にどっぷりのアクティブママキャンパー、@erika.khkj_campさん。
そんな彼女のおすすめのアイテム1つ目は虫除けグッズの「おにやんま君」。一体どんな経緯で購入されたんでしょうか。
主人が欲しがっていたときはスルーしていたんですが、SNSなどで話題を集め始めたのを見て、半信半疑で購入してみたところ、当たりでした。
数年前からInstagramなどでの投稿が一気に増え、最近は夏本番には完売してしまう人気ぶりですよね。虫除けとして、実際の効果のほどはどうだったのでしょう?
もともと虫が大の苦手でさまざまな虫除けを試してきました。その中でも、このアイテムは効果をしっかり感じています。私が買ったストラップタイプは、風になびくからよりリアル。現在は2匹常備して、そのおかげか今まで蜂やアブに刺された事はありません。
市販の虫除けスプレーなどが苦手な人や、お子さんになるべく薬品を使いたくない人にはピッタリのアイテムですね。安全ピンタイプとストラップタイプでシーン別に使い分けできるのも便利。
AOクーラーズ 24パック キャンバスソフトクーラー おにやんま君 ストラップ取り付けタイプ
●重さ:約5g
●材質:塩化ビニール、PP、プラスチックサイズ
サンライン おにやんま君 安全ピン取り付けタイプ
●重さ約5g
●材質:塩化ビニール、PP、プラスチックサイズ
【その6】子ども専用で親にもメリットが
ヘリノックス「チェア ホームミニ」
キャンプブログや、Youtubeチャンネルを運営し、最近はCAMP HACKライターとしても活躍の場を広げるずぼらままさん(@zubora_mom)。
そんな、生活から仕事までアウトドアに密接するずぼらままさんがピックアップしてくれたアイテムは、ヘリノックス「チェアホームミニ」。
ヘリノックス「チェアホームミニ」は、ヘリノックス「コンフォートチェア」をベースにコンパクトに軽量化したモデルです。
数あるミニチェアの中から、こちらを購入した決め手ってなんだったんでしょうか?
子どもが座ったときにお尻が沈みすぎないけどしっかりと包み込んでくれるような安定性が購入の決め手でした。
たしかに、1枚目画像で右側の「チェアホームミニ」に下のお子さんが座っている様子と、2枚目の画像で「チェアホーム」に座っている様子を比べると、その差は一目瞭然。
また、収納ケースが可愛いミニトートで、持ち運びの際もチェアのようには見えません。子ども自身も「自分専用の道具」のおかげで「モノを大切にする気持ち」が育まれたり、「自分で持ちたい!」というやる気にも繋がりました。
このミニトート、チェアの収納バッグとは思えない可愛さですね! お子さんの自主性を育てることにもつながるとは、さすがのチョイス。
さらに、小さいけれど耐荷重90kgで大人が座っても大丈夫。子ども用と言いつつ、私のソロキャンプにも使っています。
ヘリノックスチェアの座り心地の良さはそのままに、子どもが急にドスンと座っても倒れにくい角度に座面が設計されているのもうれしいポイントです。
小さくてもしっかり“ヘリノックスクオリティ”が担保されているのも魅力というワケなんですね。
ヘリノックス チェアホーム ミニ
●収納サイズ:幅28×奥行き8×17cm
●座面の高さ:23cm
●重量:570g
●耐荷重:90kg
●材質:フレーム/金属(アルミニウム合金)・樹脂・ヒンジ、先端部/ナイロン、張り材/ポリエステル、収納袋/綿・ポリエステル、
●表面加工:フレーム(アルマイト)
【その7】外遊び好きキッズにベストマッチ
コールマン「アウトドアワゴン」
最後は、CAMP HACK編集部員として日々奔走する傍らで、ファミリーキャンプを精力的に楽しむママキャンパーFujiiさんのイチオシを聞いてみました。
ピクニックの神アイテムは、シンプルにワゴン。「場所ばかり取りそうで本当に使うかな?」と思っていたんですが、実際コレが大活躍! 外遊び大好きのわんぱくキッズがいるご家庭なら、あって損なしのアイテムです。
実は筆者もワゴンに対して同じイメージを持っている1人でした。そんなイメージを抱きながらも購入を決めた経緯とは?
家族でフェスに行ったり、車を横付けできないサイトでキャンプすることも多かったので。公園で遊ぶだけでも荷物は多いし、そんなときにも役立ちそうだなと思って購入しました。
ピクニックができる公園では駐車場から遠かったりしますもんね。
荷台サイズは880×420×310mmで深さも十分。遊び道具一式とチェアに20Lくらいのクーラーボックスとレジャーシート、さらに手荷物を載せても余裕! 厚手の生地で底板もしっかりとしていてたわみもありません。
他社品では、もっとホイールがワイドなタイプもありますが、収納時に邪魔になることも。その点コールマンのワゴンは悪路もグングン走れるタフさながら、畳むとスッキリ。おかげで物置にも難なくしまえて、重すぎないので出し入れも楽チンです。
荷物の運搬以外にも、オプションアイテムでテーブルにするなどマルチに使えるアウトドアワゴン。1つあるとピクニックからキャンプまで重宝すること間違いナシです。
コールマン アウトドアワゴン
●収納サイズ:約180×400×770(h)mm
●荷台サイズ:約880×420×310(h)mm
●重量:約11kg
●耐荷重:約100kg
●付属品:フック付きラバーバンド、収納ケース
キャンプギアで、ピクニックも効率よく楽しもう!
家族構成やライフスタイルもさまざまな、歴戦ママキャンパー7人。それぞれにファミリーキャンプの歴史があり、そのリアルな経験が裏付けるおすすめアイテムたち、いかがでしたか?
これからファミリーキャンプデビューする人はもちろん、たまにはサクッとピクニックで気軽にアウトドアを楽しみたい人も、この記事を参考に、兼用できる便利アイテムを見つけて効率よく楽しんでくださいね!
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